日本明慧
■印刷版   

蘭州市:元少校に10年の重刑

(明慧日本)蘭州市軍区通信部隊の元少校(自衛隊では所属に応じて三等陸佐や三等空佐、中国人民解放軍では少校と呼ぶ)・王有江さん(41)は2001年1月10日、「真・善・忍」を信じることは法律に抵触することに当たらないと信じて、法輪功の無実を横断幕に書いて訴えたという理由で、蘭州市公安局の国保(国家安全保衛)大隊により強制連行や不当判決などの迫害を受け、10年の懲役刑を言い渡され、蘭州市西果園留置場や蘭州市西固寺兒溝留置場での拘禁を経た後、蘭州市大砂坪刑務所で拘禁され続けていた。
 
 以下は王さんが受けた迫害状況。
 
 2000年12月、王さんは法輪功の無実を伝えるため上京したことで、蘭州市桃樹坪留置場で1週間拘禁された。
 
 2001年1月10日、王さんは悪意を持った人に告発されたのち、警官に法輪功の関連資料を保管する場所を壊され、10数万の現金を没収された。また、蘭州市西果園留置場で警官らの殴る蹴るの暴行を加えられた上、辛い強制労働を強いられ、寝ることすら禁じられるなど、数々の拷問を受けた。
 
 2001年7月3日、蘭州市城関区人民法院は王さんに対して懲役10年の不当判決を言い渡した。その間、各種の拷問や断食によって体が極度に衰弱していた王さんは、収容施設と病院を繰り返し通っていた。
 
 2006年、王さんは一度、一時出所による入院を許可されたが、甘肅省永登公安局によって入院が却下されたため、治療を受けずに監禁を強制され続けた。
 
 2008年8月、北京オリンピック開催期間、蘭州市大沙坪刑務所はオリンピック開催を理由に王さんに対して、15日おき、小屋での監禁が繰り返された上、家族との面会も禁じられた
 
 王さんの高齢の父親は2008年12月頃と2009年1月8日に2回も家から遠く離れた収容施設にたどり着き息子との面会を求めたが、施設側に一方的に拒否された。その時、施設の看守は王さんの父親に次のように答えた。「上からの指示だ。転向を拒否した王は面会が許されない。刑事犯や殺人犯などの受刑者は面会の権利はあるけど、法輪功修煉者に面会の権利はない。」
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

2011年01月12日

■関連文章
吉林省:看護婦に不当に重刑判決
湖南省常徳市:多数の法輪功修煉者に重刑の不当判決
陝西省漢陰県の優秀教師夫婦は重刑を下される
四川省:雷金香さんら5人に不当な重刑
遼寧省:江志秋さんは4年半の不当判決を言い渡される
イ坊市:曹軍平さんは10年の重刑を下された