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中国共産党の迫害に、人々が「ノー」と言い出す(一)


文/今銘

(明慧日本)中国では、多くの在職官吏も含めて、迫害当初から中国共産党の法輪功に対する誹謗中傷を信じない人がいた。当初から法輪功が心身ともに良いものだと分かっている人もいて、周りの法輪功修煉者の言動を観察し、彼らの伝えた真相を聞き、中国共産党の虚言を見分けた人もいる。そのため、中国共産党が法輪功を迫害して10数年来、勇敢に立ち上がって中国共産党の迫害に抗議する感動的な出来事が、中国各地、社会の各階層に起きている。
 
 様々な方法で法輪功修煉者を守る
 
 2003年末、娘を迎えるために列車に乗って北京に向かう法輪功修煉者Aさんは、車内で法輪功の真相を乗客たちに伝えていた。当時、当局がすでに全国の鉄道部門に「北京行きの列車で法輪功を広める人を見かけたら直ちに逮捕せよ。法輪功修煉者を告発した乗務員に賞金5千元(日本円約7万円)を与える」という命令を出したことを、彼女は何も知らなかった。一方、彼女は法輪功修煉者だと確信して、ある若い男性乗務員がずっと密かに車両の出入り口付近で他の乗務員の行動を見張り、陰から彼女を守っていた。列車が終点の北京駅に着いた時、男性乗務員はAさんにこの列車の帰路の日付と時間を教えて、帰りもこの列車に乗るように薦めて、切符の買い方を教えた。
 
 娘を迎えたAさんは、その男性乗務員の指導のとおりに順調に帰路の乗車券を買うことができて、列車でまた彼に会えた。この時、彼は初めてAさんの娘に「法輪功修煉者を守りたかった」と教えた。
 
 政府機関、国営企業、民営企業で法輪功修煉者を守る事例はもっと多い。2010年4月のある日、法輪功修煉者・鄭成さん(偽名)の出勤中に、地元「610弁公室」と派出所の10人近くが彼を連行しようとした。鄭さんは断固としてパトカーに乗らず、地面に座って周囲の人たちに迫害の真相を伝えた。対峙の中で、企業の社長ともう1人が来て、社長は警官らに「彼を連行させない、私が彼を保証する。彼を連行するならこの私も一緒に連行しなさい!」と言った。結局、正義感のある社長と社員たちの保護のもとで、鄭さんは無事だった。
 
 吉林省長春市農安県の某共産党書記は、密かに知り合った法輪功修煉者に「法輪功の弟子が書いた一通の手紙が家に届いた。私は10数回も読んでとても感動した。少しも政治色を帯びていないし、完全に他人のために考えている。その上、いつも『親愛なる友人』と呼んで、とても友好的だ。私もあなたたちに参加して、一緒に修煉したい」と言った。最後に「今後、上から命令を下す時、私はすぐ修煉者に知らせる。修煉者に損をさせたくない」と補足した。
 
 とても大胆で行動力のある、湖北省の60歳のBさんも昔、中国共産党の虚言に騙されていた。法輪功の真相が分かってから、修煉をしていない彼女はどこに行っても法輪功の味方になっている。2010年10月のある日、法輪功修煉者である親戚が派出所に捕まったことを偶然に知った。ふだんこの親戚と何の付き合いもないが、彼女が法輪功修煉者であると聞いただけで、Bさんは派出所に行って釈放を要求した。Bさんは派出所の人に「この功法を学んでから、彼女の病気は全部治った。今、彼女を捕まえて煉功をさせないなら、彼女がもし病死したら、あなたたちは責任を取れるのか」と言って、派出所と口論した結果、派出所はその親戚を釈放した。
 
 陰で法輪功修煉者を助ける警官と政府官吏
 
 2002年のある日、列車で話をしていた2人の若者は激しい口調で法輪功と法輪功修煉者の悪口を言っていた。向こう側に座っている女性は「私は自分の職業を通じて法輪功修煉者の良い人柄を知っている。彼女らは本当に信仰している真善忍のとおりの良い人だ、私はとても感動した」と言った。そして、この女性は自分の職業身分証を取り出して見せた。彼女は私服の警官だった。
 
 宴会のとき、刑務所の某警官(情報によると、彼は比較的高い役職を持つ)は同じ高い役職を持つもう1人の警官に「お願いです、法輪功修煉者を優しく扱ってください。上級機関の指示には適当に合わせておけばよいのです」と言った。
 
 中国共産党体制の内部では、自分なりの方法で法輪功修煉者を守る人がどれほどいるか、数え切れない。2004年7月上旬、江西省九江市の某派出所の所長は、法輪功修煉者Cさんの逮捕指示を受けた。所長は皆に「Cさんは家にきっといないので、どうやって捕まえるのか」と言って逮捕行動を起こさなかった。そして、すぐにCさんに「この数日は、外出を控えてください」と連絡して彼を守った。
 
 2010年5月のある日、某地方の派出所の警官は法輪功修煉者の捜索逮捕命令を受けてから、直ちに法輪功修煉者の家に行って、「家に置いている(法輪功)関連のものを早く移してください」と知らせた。間もなく市公安局、派出所から大人数の警官がやってきて、家宅捜索をしたが何も見つからず、逮捕の陰謀は破れた。
 
 発生の年数と場所も違う上記の二件の出来事に共通点があり、陰で法輪功修煉者を助ける「610弁公室」メンバー、警官、政府役人は中国各地に多くいる。勇気があって迫害命令を実行に移さない警官もいて、自分の権益をしっかり守るようにと法輪功修煉者の家族に助言を出す警官もいる。
 
 刑務所の迫害によって死亡した遼寧省の法輪功修煉者・徐大為さんの妻は『関連部門の指導者への公開状』で、陳情に行った時に出会った多くの公務員の態度に言及して、「私の境遇を知った多くの公務員はとても同情して、これからどのようにすればいいかを考えてくれた」と述べた。
 
 某住民委員会の主任Dさんは、法輪功修煉者Eさんに、「もしすべての中国人があなたたち法輪功修煉者のようになれば、社会の風習はきっと変わる! あなたは心配せずに煉功して、彼ら(警察)に証拠を見つけられないように注意してください」と言った。2004年、Eさんは留置場に連行された。数日後、Dさんは区人民代表大会に参加して、同じく代表である公安局長に会った。Dさんは「我が区の住民・Eさんは罪を犯したのですか? 何も犯していないのなら釈放してください。もし、釈放するのに手続き上の困難があれば、我々住民委員会が連名で彼女の連帯保証人になります」と公安局長に言った。これにより2週間後、Eさんは釈放された。
 
 正義ある民衆が迫害に抗議
 
 法輪功修煉者はみな良い人だと分かっているたくさんの一般国民は、正義を持って、中国共産党の暴虐に直面して「ノー」と言っている。
 
 湖北省監利県で起きたことである。「610弁公室」メンバーは某村の村幹部の家に来て、村の法輪功修煉者を逮捕しに来たので家を教えるよう頼んだ。村幹部は「我が村の修煉者はみんな良い人で、何も悪いことをしていない。もし彼女たちを捕まえるなら、この私を刑務所に入れてください!」と言った。また、「私はあなたたちと違って、とても忙しく、無駄話をする時間がなく、畑仕事もある」と言い残して畑に行った。
 
 2003年、武漢市洪山区「610弁公室」は九峰郷で洗脳班を作った。政府は修煉者1人につき6千元(9万円相当)の「洗脳費」を配分してくれる。人数を集めるために、4月10日夜、洪山区の派出所と「610弁公室」メンバーは3台の車を出動して、法輪功修煉者・李九蘭さんの家まで来た。李さんは逮捕に協力せず、夫(修煉者でない)も警官と言い争って、子供は李さんの足を抱いて泣き叫んだ。多くの村民がやってきて当局のでたらめな行為を非難して、最後に、村民はパトカーから李さんを救出した。
 
 同じような事が他の地方でも発生した。2004年8月8日午後、湖北省希水県の警官6人は九坪村の修煉者・姚望来さんの家に突入して、姚さんを連行しようとした。家族は警官らの違法行為に抵抗して警官らと言い争った。腹を立てた警官は家族に暴力を振るい村民たちは非常に憤慨して、次々と畑、自宅から姚さんの家に駆けつけて、あっと言う間に100人以上が集まった。村長も警官に「良い人を逮捕してはいけない」と忠告した。村民はずっと態度が横暴な警官と対峙して、最後に、警官らはしかたなく逮捕を諦めて帰った。
 
 2006年9月17日夜、青島市城陽区派出所は西大洋村に来て、法輪功修煉者・趙宇群さんを連行しようとした。情報を知った村民は警官らを囲んで、趙さんは脱走した。警官らは趙さんの妻を連行しようとしたが、また村民たちに阻止された。
 
 (続く)
 
2011年03月20日

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