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両親が何度も迫害され 自らも10年の不当判決を下される(写真)

(明慧日本)長年にわたって放浪生活を余儀なくされていた法輪功修煉者・李建林さんは2010年3月18日、山東省イ坊市で連行され、イ坊留置場で拘禁された。李さんは、手錠・足かせをつけられ、野蛮に灌食され、拷問で苦しめられた。2010年10月、家族が何も知らされない状況下で、李さんは10年の不当判決を言い渡され、済南市刑務所に拘禁された。
 
拷問の実演:野蛮な灌食

 今年29歳の李建林さんは、1997年に両親と一緒に法輪功の修煉を始めた。修煉のおかげで家族は恩恵を受け、幸せになり、父の椎間板ヘルニアも治った。しかし、中共(中国共産党)が法輪功を迫害し始めてから、李さん一家は修煉を放棄しないとして何度も迫害に遭い、母は精神病院に監禁され、父は労働教養を強いられ、家財を根こそぎ没収された。
 
 陳情のため上京した母、精神病院に監禁される
 
 1999年10月、李さんの母・李修芬さんは陳情のため上京したが、北京の刑務所へ連行された。自分の名前を言わないという理由で、40日間拷問された。警官は一日3回、李修芬さんを滅多打ちした。李修芬さんはくらくらして目が見えなくなり、臀部から膝まで黒紫色になり、肌着だけを残して外で凍えさせられ、昼夜睡眠をはく奪された。その間、精神病院に送られ、8日間不明薬物を注射された。 
拷問の実演:不明薬物を注射

 警官に車を奪い取られる 
 
 2000年の春、李さんの父・李会強さんは、農用車に給油していたところ、派出所の警官・ザイ建涛が有無を言わさず車を運転して去ろうとした。李会強さんは「どうして車を奪い取るのか?」と聞いたら、警官は「お前の妻は北京へ陳情に行ったじゃないか。2000元を出せば返してやる。好きなように訴えてみろ」と言った。李会強さんはしかたなく2000元を渡し、車を返してもらった。
 
 刑務所の中の罪悪:さまざまな拷問  
 
 2000年正月11日、警官の国鋒らは李さんの家に突入し、一家を連行して、鎮政府に拘禁した。その間、李さん一家はさまざまな拷問に遭った。暴行、ベルトで顔を打つ、背中を殴る、膝まずいて階段を上らせる、頭で木材を支えてしゃがんで歩く、頭で15キロの石を支え、煉瓦の上に立つ、両手で氷の塊を持ち上げ、氷の上に立つ、太い針で土踏まずを刺す、土踏まずに穴をあけて血を流れさせる、睡眠はく奪、街中を引き回しながらゴム棒で滅多打ちなど。冬には、李会強さんはパンツ一枚でコンクリートに座らされ、腕を引き伸ばされた。さらに、3200元をゆすり取られた。
拷問の実演:暴行

 祖父、祖母の悲しい新年 
 
 2000年の新年は、李さんの家族はみな連行され、おじいちゃんとおばあちゃんは食事も喉を通らず、心配と涙の中で新年を過ごした。
 
 派出所で、李建林さんは大法を罵る警官を注意したため、殴られて口から出血し、歯が緩んだ。両親は殴られて気絶した。
 
 2005年3月28日、父の李会強さんは2年の労働教養を強いられた。2009年5月17日、家財を没収された。
 
 現在、李建林さんは済南市刑務所で拘禁され、母は2002年から放浪生活を強いられ、今なお家は帰ることができない。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語ページを参照)
 
2011年04月22日

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