【明慧日本2020年12月29日】(前号より続く)
18、80歳代の付樹勤さん 死亡
遼寧省營口市西市区在住の付樹勤さん(84)は、早くから夫を亡くした。ひとり息子の靳付章さん(40)は法輪功を学んでいるという理由で、不当な実刑判決を受けて刑務所に収容されている。高齢の母親は1人暮らしである。しかし、2020年4月に、地元の警官らは付さん宅に侵入し、嫌がらせを働いた。その恐怖のあまり付さんは、体調を崩し、6月6日の夜、息子に会えぬまま死亡した。
付樹勤さん |
19、唐山市の周秀珍さん 迫害や嫌がらせをされ死亡
河北省唐山市の学習者・周秀珍さんは、懲役12年の実刑判決を不当に宣告された夫の卞麗潮さんを救うために、娘の卞曉暉さんと一緒に連行されて、判決が下された。そして、周さんは、河北省女子刑務所の第9監獄区で残酷な迫害を受け続け、死ぬ寸前の状態となり、2020年4月19日、冤罪が晴れぬままこの世を去った。
周秀珍さん |
20、佳木斯市の周秀傑さん 長期迫害の中で死亡
佳木斯市の元会計士で学習者・周秀傑さんは、かつて3回連行されて金銭を強請され、3回拘禁されたことがある。また、放浪生活を余儀なくされた周さんは年金を停止され、家族も巻き添えにされ嫌がらせを受け、常に恐怖の中で生活をしていた。長期にわたるプレッシャーの中で、健康だった周さんは、2020年5月9日に突然亡くなった。
周秀傑さん |
21、一家は何度も迫害され 四川の教師の張燕さん 死亡
四川省綿陽市の音楽教師・張燕さん(46歳女性)は、「真・善・忍」を堅持し続けたため、20年間、連行され、労働教養を受け、判決を下され、公職を奪われるなどの酷い迫害を受けてきた。そして、累計2208日間もの長い間拘禁され、2020年2月11日に無念の思いを晴らせないまま、死亡した。
22、刑務所の迫害で半身不随になった肖美君さん 死亡
湖南省衡陽市の学習者・肖美君さんは、中共が法輪功迫害を発動してから20年の間、連行され、拘禁され、ひどい拷問を受けるなどの残忍な迫害を受けてきた。70歳の時、肖さんは刑務所に拘禁され、酷く迫害されて半身不随になった。2018年5月18日に出所した肖さんは、自力での生活ができなくなり、2020年3月2日に亡くなった。享年72歳。
23、10年間放浪生活をした北京市の高艶さん 死亡
夫と10年間放浪生活をした北京市順義区の高艶さんは、労働教養を強いられ、長期にわたって嫌がらせを受け、恐喝される中で、2020年4月22日に死亡した。49歳だった。
高艶さん |
24、河南省洛陽市の馬淑芬さん 迫害により死亡
河南省洛陽市の高齢学習者・馬淑芬さんは、法輪功を放棄しないため、懲役4年の実刑判決を受けたことがある。2019年末から2020年3月中旬まで、馬さんは何度も同市西工区公安局の警官による連行、嫌がらせ、脅迫を受け、心身とも重傷を負い、2020年3月25日に80歳で亡くなった。
25、大連市の常学玲さん 酷く迫害され死亡
遼寧省大連市の学習者・常学玲さんは、二度の労働教養を強いられ、大連労働教養所と馬三家労働収容所で労役を科され、ひどく殴られ、残忍な拷問を受けたため、出所しても身体が回復せず、衰弱した。2015年、常さんは江沢民を告訴したため、また管轄区内の警官らにより、たびたび嫌がらせをされ、2020年3月9日午後8時頃に死亡した。55歳だった。
26、懲役5年を宣告された武漢の秦漢梅さん 死亡
武漢市の秦漢梅さんは2014年7月22日、法輪功に関する内容を紙幣に印刷した(真相紙幣と呼ばれる)という理由で、武漢公安局の警官らにより連行され、懲役5年の実刑判決を言い渡された。武漢女子刑務所で拷問を受けたことによって、秦さんは11月12日に無念な思いを晴らせないまま死亡した。60歳に満たない若さであった。
中共による法輪功への迫害が21年間続く中で、秦さんは3回連行され、1回目懲役5年の実刑判決を受け、3回目家宅捜索を受けたことがあり、プリンター、パソコンなどの私物と、真相紙幣9万元を押収された。また、出所した後にも長期にわたり監視され、嫌がらせを受けていた。
27、遼寧省鞍山市の于文沢さんが迫害死
遼寧省鞍山市の学習者・于文沢さん(78)は、中共の鞍山610弁公室の人員、派出所の警官、地域コミュニティの関係者による嫌がらせ、連行、家宅捜索、拘禁、実刑判決などの迫害を受け、9月11日に無念の思いを晴らせないまま死亡した。
于文沢さん |
28、甘粛省金昌市の毛偉さん 迫害され死亡
甘粛省金昌市金川ニッケル・コバルト研究院のエンジニア・毛偉さんは、法輪功を学んでいることを理由に、中共当局から不当に拘禁、強制洗脳、家宅捜索、実刑判決、拷問などの迫害を受けた。そのため、毛さんは10月19日、冤罪が晴れないままこの世を去った。享年53歳。
29、残酷に迫害された朱艶さん 57歳の若さでこの世を去る
中国吉林市の朱艶さんは、中共の強制労働教養を2度受け、度々の不当な拘束、指名手配により放浪生活を余儀なくされた。迫害されたことによって、朱さんの幸せな4人家族が一変した。夫婦は離婚し、幼かった2人の子どもは面倒を見てくれる人がなく、路頭に迷い自力での生活を強いられた。母親の釈放を求める幼い2人は、警官に殴られ、息子さんは精神異常になった。朱さんは長期にわたり心身ともに残酷な迫害を受け、2020年8月15日、無念な思いを晴らせないまま、57歳の若さでこの世を去った。
朱艶さん |
30、遼寧省葫蘆島市の張崇月さん 迫害死
遼寧省の葫蘆島市の学習者・張崇月さんは8月7日、迫害により死亡した。40歳だった。
2008年5月12日前後、綏中610弁公室、裁判所は、張さんに懲役10年の実刑判決を宣告した。張さんは帰宅して2年後、妻と2人の娘、そして90代の母親を残して亡くなった。
31、長春市の白亜清さん 迫害死
長春市の白亜清さん(60代女性)は法輪功を修煉していることを理由に、不当に労働教養を科され、ベッドに縛られて体を引っ張られるなどの拷問を受け、障害を負った。4月に再び連行された白さんは、警官から絶えず嫌がらせを受け、尋問され、心身ともに苦しんだ末、7月20日前後にこの世を去った。その前の7月13日、白さんは警官により留置場に連行された。
拷問の再現:死人ベッド |
32、11年間の冤罪の後、長春市の姜全徳さんが迫害死
吉林農安県の学習者・姜全徳さんは7月15日、妻の孫秀英さんとともに古城派出所の警官らにより再び連行された後、極度に衰弱していたため、家族が自宅に連れて来た。ずっと栄養液で生命を維持していたが、8月26日に死亡した。享年66歳。
妻の孫さんは現在もなお拘禁されている。姜さんの息子は農安県国保へ行き、父親の世話をするため母親の解放を求めたことがあるが、そこで「書類に署名しなければ釈放しない」と言われた。しかし、姜さんは生前に「絶対に署名するな」と息子に言ったことがあったため、息子は署名しなかった。
姜全徳さん |
33、冤罪3年 本渓刑務所で迫害された陳岩さんが死亡
瀋陽市法庫県の学習者・陳岩さんは、3年間の冤罪を被り、出所した時には顔が黄色くなり、異常に痩せて無意識に手が震え、話す力もなく咳が激しく出ていた。帰宅してから1年後の2020年5月8日、陳さんは亡くなった。享年50歳。
34、都興貴さん 冤罪晴れぬまま死亡
明慧ネット2020年8月12日の報道によると、遼寧省撫順市の都興貴さん(69)は、20年来、何度も不当に労働教養を強いられ、洗脳班に強制連行された。2016年11月、都さんは2年6カ月の労働教養を科され、2018年12月28日に刑期を終えたが、順城裁判所はまた「刑務所外での執行通知」を伝え、都さんに対して嫌がらせを働いた。都さんは巨大な精神的なプレッシャーに耐えきれず、死亡した。
都さんは重度の気管支炎を患い、発作の度に息ができなくなり、苦しんでいたが、法輪功を学んでから、病気が奇跡的に回復した。都さんは法輪功から恩恵を受けたことを中共に騙された人々に伝え、より多くの人に法輪功の良さを理解してもらおうと考えた。
35、河南省鄭州市の郭書欣さん 迫害死
河南省鄭州市の学習者・郭書欣さんは、2016年に再び連行され、懲役3年以上の実刑判決を受け、鄭州刑務所で危篤に陥り、2020年2月3日に死亡した。
36、四川省北川県の蒋利斌さん 繰り返し迫害を受け死亡
四川省綿陽市北川県の蒋利斌さんは長期にわたって、迫害を受けていた。2009年に連行された蒋さんは、2010年に懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡された。2015年、蒋さんは嘉州刑務所に送られた。2018年に出所したときの蒋さんは、全身が浮腫んでいて、体に力が入らない病状があったが、帰宅しても引き続き、中共の関係者からの嫌がらせを受けた。そして、2020年10月13日、蒋さんは無念な思いを晴らせないままこの世を去った。享年59歳。
37、迫害され心神喪失した上海市の奚蛟さん 死亡
上海市宝山区の奚蛟さんは、刑務所で迫害を受けた後、精神異常になった。2019年7月以来、精神状態がさらに悪化した。
2020年4月、他の学習者が奚さんを見舞った後、警官らは奚さんの自宅に行き、家宅捜索を行った。もともと体調が悪い奚さんはショックを受けたため、2020年5月6日に亡くなった。
38、江蘇省連雲港市 王発芝さんが迫害死
江蘇省連雲港市の王発芝さんは1998年に法輪功を学び始め、長い間、患っていた病気が完治した。夫も王さんの身に起きた奇跡を目の当たりにして、自ら法輪功の修煉の道に入った。それから、王さんの夫も元気になり、幸せな家庭を築いた。
しかし、中共当局が法輪功を弾圧してからも、王さんは法輪功を学び続け、北京へ行って法輪功の無罪を訴えたりしたため、地元に帰った後、1カ月間不法に拘禁されたうえ、5000元の罰金を科された。20年来、王さんは留置場での迫害で体が衰弱し、普通に歩けず、目がよく見えなかったが、しばらくして、法輪功の本を読み、功法を練習し、健康を取り戻した。迫害によって王さん夫婦は心身ともにダメージを受け、経済的な損失も大きかったが、法輪功を放棄しなかった。
2020年6月18日、警官はまた、王さん夫婦を派出所に連行し、「法輪功を放棄しなければ、判決を下して刑務所に送ってやる」と脅迫した。その後、繰り返し迫害を受けてきた王さんに病状が現れ、18日間苦しめられた結果、7月21日にこの世を去った。
(完)
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2020年、迫害により死亡した学習者の人数統計表