【明慧日本2022年2月12日】(前文に続く)
2、悪報に遭った実例の一部
1:天津市刑務所管理局元局長祖文光、失脚
天津市司法局元局長、天津市刑務所管理局局長、市政法委員会専任副書記の祖文光は、重大な規律違反の疑いで調査を受けている。
祖文光は40年間、政法系統にどっぷりと浸かり、天津市刑務所管理局の政法委員会委員、局長という職位だけでも12年間務めていた。その間、彼は終始法輪功への迫害に参与していた。2019年に第一線を退いたが、法輪功を迫害した報いとして、失脚を免れることはできなかった。
2:遼寧省刑務所管理局前局長姚喜双、失脚
2021年5月14日の遼寧省ニュースによると、遼寧省刑務所管理局の元局長兼党書記で、遼寧省司法局副局長の姚喜双は、「重大な規律違反」の疑いがあり、調査を受けているとのことで、同日、遼寧省は他に9人の政法系統の幹部も調査中であることを発表した。
遼寧省司法部は遼寧省刑務所管理局と労働再教育局を管轄し、刑務所管理局は各地の刑務所を、労働再教育局は各地の労働再教育収容所を管轄している。遼寧省の各労働再教育収容所が解体された後、遼寧省の各刑務所は法輪功学習者を迫害する主な黒巣となった。
姚喜双は盤錦市公安局長を務める2013年5月から、遼寧省刑務所管理局局長兼党書記に昇進した2017年6月以降、そして失脚した現在に至るまで、ずっと江沢民集団に積極的に従い、法輪功学習者への迫害に参与していた。また、多くの法輪功学習者を拷問によって死亡させた責任は逃れられない。
3:法輪功への迫害により、湖北省司法部の数名の幹部が悪報に遭った。
湖北省司法部長官の譚先振は任期中、労働教育収容所、薬物リハビリ施設、武漢女子刑務所、漢口刑務所、湖北沙洋範家台刑務所、および湖北省洗脳班に収容されていた法輪功学習者を積極的に迫害していた。先日、譚先振をはじめとする司法部の幹部数人が悪報に遭い免職されたことが分かった。
(七)党・政府関係者(表10)
分類 | 障害 | 重病 | がん | 死亡 | 自殺 | 処罰 | 精神異常 | 経済損失 | 失踪 | 総数 | 百分率% | 本人 | 巻き込まれた家族 |
党・政府関係者 | 2 | 1 | 3 | 21 | 1 | 57 | 10 | 4 | 1 | 100 | 18 | 7 | 8 |
表10が示すように、党・政府関係者の悪報に遭った状況は以下の通りである。障害:2人、重病:1人、癌:3人、死亡:21人、自殺:1人、調査・処罰:57人、精神に異常をきたした:10人、経済損失:4人、失踪:1人の計100人で、全体の18%を占めている。うち7人が8人の家族を巻き込んだ。
1、悪報に遭った党・政府関係者に関する情報のまとめ
(1)甘粛省3人
李崇暄:甘粛省慶陽市合水県組織部部長兼県委員会副書記で、2020年に解任された。
安鵬祥:甘粛省慶陽市合水県県委員会常務委員兼組織部部長で、2020年に免職処分を受けた。
周強年:甘粛省永昌県朱王堡鎮三溝村の元村主任兼党支部の書記で、2021年に火災に遭い、家財がすべて灰になり、夫婦は身一つになった。
(2)広東省5人
叶木栄:広東省雲浮市新興県の元県党書記で、2000年に汚職の罪で実刑判決を受けた。
金繁鋒:広東省雲浮市雲城区区委員会の元書記で、汚職で自首したのち、一般課員に降格された。
詹大洋:広東省雲浮市雲安区富林鎮出身で、雲安県(現在は区になっている)県委員会で書記を務めていたが、汚職により長期に渡り指名手配されており、現在は行方不明になっている。
黄澤寰:広東省雲浮市雲安区区委員会の元書記で、臨時ボーナスを乱発する形で贓品を山分けする事件により、羅定市職業専門学校の校長に降格された。
林壮森:広東省潮州市人大常務委員会の副党書記、政協副主席で、2021年に重大な規律違反の疑いで調査された。
(3)貴州省1人
王富玉:貴州省党委員会の元副書記兼副主任で、2021年に重大な規律・法律違反の疑いで調査された。
(4)海南省1人
呉川祝:海南省楽東黎族自治県の党委員会書記で、2021年に懲役14年、罰金360万元を宣告された。
(5)河北省21人、うち2人が2人の家族を巻き込んだ
王景武:河北省滄州市党委員会書記、2021年に末期肺癌を患った。
樊学民:河北省邯鄲市魏県泊口郷崔也沖村の大隊党支部書記で、2021年に心臓病で死亡した。
祁満祥:河北省邯鄲武安市武安鎮東關街村の党支部書記で、2020年に和解に40万元を出し、姪にはさらに5万元を渡した。
趙革:河北省衡水市委員会の現書記で、2021年に咽頭がんから末期肺がんにもなった。
邸義:河北省衡水市委員会副書記、重大な法律違反で2021年に逮捕された。
高鳳霊:河北省衡水市規律検査委員会監察室主任、2019年に逮捕された。
張建民:河北省廊坊地区覇州市南孟鎮南孟村の警察官で、2021年にぶつけられて肋骨3本を骨折した後、死亡した。
劉万数:河北省廊坊市覇州市堂二里鎮某村の党支部書記で、2002年に癌で死亡した。
宋慶通:河北省廊坊市覇州市堂二里鎮某村の村長で、酒を飲んで急に倒れて、即死した。
栄少華:河北省廊坊市覇州市堂二里鎮某村の会計員で、脳出血で死亡した。
李興瑞:河北省廊坊市大厂回族自治県小厂村の書記で、2019年に交通事故で死亡した。
張少杰:河北省廊坊市大厂回族自治県人民代表大会常務委員会副主任、妻と2019年に交通事故を起こし、100万元の賠償金を払った。
鄧朝玲(女):河北省廊坊市三河小胡庄村の幹部、夫は癌で死亡した。
王景義:河北省廊坊市三河楊庄鎮中門辛村の元書記、2016年に死亡した。
劉森明:河北省張家口市赤城県雕鶚鎮の元副書記で、2021年に心臓発作を起こし、心臓ステント手術を受けた。
蘇友:河北省張家口市赤城区東卯鎮の元鎮書記で、不治の病により死亡した。
張富春:河北省張家口市赤城区民政局元副局長、癌のため死亡した。
李敏:河北省張家口市万全県および赤城県県党委員会書記で、金銭問題で実刑判決を受けた。
張志河:河北省張家口市赤城県雕鶚鎮の元鎮長で、2021年に調査された。
(6)河南省1人
尚文彦:河南省杞県の元政協委員長主席で、重大な法律・規律違反で2021年に公職から追放され、公判を受けた。
(7)黒龍江省23人
于宝国:黒龍江省党委員会検査グループの元正庁級検査委員、2021年に重大な規律・法律違反で調査され、党と公職から除名され、司法機関に送られ、さらなる処分が待っている。
劉淑芬:黒龍江省安達市党委員会の元書記、2021年に重大な規律・法律違反で立案され、調査された。
包国栄:黒龍江省大興安嶺地区行政公署の元副責任者で、2021年に重大な規律・法律違反の疑いにより、現在、規律審査および監察調査を受けている。
劉洪久:黒龍江省大興安嶺地区地方党委員会委員、行政公署の元副責任者で、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在、規律審査および監察調査を受けている。
董恩才:黒龍江省ハルビン市双城区周家鎮東安村の村書記で、2021年に複数回斬りつけられて死亡した。
張世輝:黒龍江省ハルビン市政府副秘書長、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在、規律審査と監察調査を受けている。
張恩亮:黒龍江省鶴岡市党委員会書記、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在調査を受けている。
何宝順:黒龍江省黒河市人民代表大会常務委員会元党書記・副主任、2021年重大な規律・法律違反の疑いがあり、自首したが、現在、規律審査と監察調査を受けている。
姚竜:黒龍江省黑河市政協および党グループのメンバーで、副主席でもある。2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
侯明:黒龍江省黒河市人民代表大会常務委員会副秘書長、一級研究員、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
呉福林:黒龍江省呼瑪県委員会の元書記、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
孫虓(中共党員ではない):黒龍江省呼瑪県政協副主席、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
李洪祥:黒龍江省鶏西市政協の元党書記・政協主席で、2021年に重大な規律・法律違反の問題で立案され、調査された。
李景陽:黒龍江省佳木斯市政府事務室の元研究員、2021年に重大な規律・法律違反の問題で立案された。
姜鉄楠:黒龍江省龍江県県長、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
孫太偉:黒龍江省龍江県政府の党グループメンバー、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、調査を受けている。
鄭波:黒龍江省龍江県副県長・三級研究員、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、自首したが、現在、規律審査と監察調査を受けている。
翟有財:黒龍江省密山市柳毛郷団結村の元党支部書記、元村民委員会主任、2021年に重大な規律・法律違反の疑い、および暴力団組織の犯罪を組織、参加した疑いで、規律審査および監察調査を受けている。
李軍:黒龍江省嫩江市政府の党グループメンバーで、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、調査を受けている。
郭杰:黒龍江省七台河市元市党委員会常務委員、副市長、省市場監督管理局副局長および党グループメンバーで、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
馮暁東:黒龍江省青岡県副県長、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
劉維国:黒龍江省湯原県の元県長、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
張振偉:黒龍江省双鴨山市政協書記兼主席で、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
(8)湖北省5人
羅清泉:湖北省の元省委員会書記、癌で10年間も苦しみ、2021年に死亡した。
徐洪蘭(女):湖北省武漢市の副市長、2020年に「重大な規律・法律違反の疑い」で調査された。
但軍民:湖北省咸寧市咸安区人民代表大会副主任、2021年に公職を解任され、司法当局に移送され起訴された。
劉明燈:湖北省咸寧市通城県県委員会副書記兼県長で、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在規律審査と監察調査を受けている。
方昌喜:湖北省咸寧市通山県反邪教協会の副会長兼秘書長、2021年に死亡した。
(9)湖南省2人
楊懿文:湖南省常徳市市委員会書記、2021年に調査された。
周新輝:湖南省祁陽県委員会書記、2021年に調査された。
(10)吉林省3人、うち1人が1人の家族を巻き込んだ
関連平:吉林省長春市安定維持指導グループ事務所(「安定維持事務所」とも言う)の元主任で、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在調査されている。
羅暁利:吉林省延辺図們市組織部副部長、2001年に妻を突然の腎臓壊死で亡くした。
(11)江蘇省1人
趙志新:江蘇省無錫市人民代表大会常務委員会の元党グループ副書記・副主任で、2021年に重大な法律違反の疑いで調査された。
(12)遼寧省4人
高宏彬:遼寧省党委員会統一戦線工作部副部長、撫順市党委員会の元書記で、2019年に「規律と法律に違反した」疑いで起訴された。
徐長元:遼寧省大連市の市レベルの幹部、金州区党委員会の元書記で、2020年に無期懲役の宣告を受けた。
周計庫:遼寧省興城市四家郷周家村の元書記で、2021年に癌で死亡した。
趙難:遼寧省義県の県党委員会書記で、2021年に万通アパートの20階から飛び降り自殺した。
(13)某省4人、うち2人が2人の家族を巻き込んだ
B書記:某省の中国共産主義青年団支部委員会の書記で、交通事故に遭い、本人は身体は無傷で物品を盗まれただけだったが、子供は交通事故のため腕を骨折した。
某上役:某省のある企業に勤めており、息子の結婚祝い金が盗まれた。
(14)内モンゴル6人
劉百田:内モンゴル自治区通遼市科左中旗の党委員会書記、2021年に重大な規律・法律違反の疑いがあり、現在は規律審査と監察調査を受けている。
鄭俊:内モンゴル自治区赤峰市委員会の元副書記で、2021年に重大な規律・法律違反の疑いで調査を受けている。
汪洋:内モンゴル自治区赤峰市政協の元副主席、2020年に失脚した。
任建華:内モンゴル自治区赤峰市宝山区の政府区長を務めていたが、2020年から規律審査と監察調査を受けている。
張樹軍:内モンゴル自治区赤峰市宝山区の元政府副区長で、2020年に重大な規律・法律違反の疑いで調査を受けている。
趙全明:内モンゴル自治区赤峰市宝山区党グループのメンバーで、副区長でもあったが、2020年に重大な規律・法律違反の疑いにより調査された。
(15)山東省6人
張新起:山東省青島市の前市長で、2020年に調査された。
閆昇波:山東省棲霞市の副市長、2021年に副市長に昇格されたが、6日後に解任された。
孫明亮、朱蘭玺:山東省濰坊市管轄下の寿光市の市党員会の元書記であった。2020年に濰坊市の市委員会元書記の張新起が調査されていた際、寿光市の元「九巷野菜卸売市場」が関わっていたことが分かった。
路桂芳:山東省招遠市呂格庄村で女性主任を務めていたが、2020年に癌で死亡した。
李世玉(路桂芳の息子):山東省招遠市政府管轄下の武装部隊に勤務していたが、2020年に癌で死亡した。
(続く)