【明慧日本2022年2月10日】（前文に続く）
（五）裁判所
表8：裁判所関係者が悪報に遭った統計表
| 分類 | 重体 | 癌 | 死亡 | 自殺 | 処罰 | 総人数 | パーセンテージ |
| 裁判所 | 1 | 1 | 1 | 2 | 40 | 45 | 8 |
表8によると、裁判所の関係者は重体、癌、死亡それぞれ1人、自殺2人、処罰40人、合計45人は悪報に遭い、総人数の8%を占めた。
1、裁判所の関係者が悪報に遭った事例のまとめ
（1）北京1人
張軍：北京平谷裁判所の副所長。2021年に調査された。
（2）河北5人
朱文忠：河北原三河市漢方病院の院長。2016年前後、重症の筋無力症を患い、身の回りの生活ができなくなった。
李洪水：河北衡水阜城県の裁判所の所長。2018年に反社会勢力を守ったため、免職された。
趙増国：河北省高級裁判所の副所長。2021年に厳重な法律違反の疑いで立件調査された。
梁根生：河北滄州任粛寧県の河間市裁判所の所長、滄州運河区裁判所の所長。2017年に厳重な規律違反の疑いで調査された。
黄忠：河北張家口赤城県裁判所の副所長。2021年に胃腸癌を患い、手術を受けてから自宅療養中。
（3）黒竜江4人
徐志国：黒竜江牡丹江市政府の元党組メンバー。牡丹江市中級裁判所の元党書記、所長。2021に規律・法律を違反の疑いで現在、規律審査と監察調査されている。
苑淑華：黒竜江綏化市中級裁判所の審判委員会の委員、民事審判第三廷の廷長。2021年に規律・法律を違反の疑いで現在、規律審査と監察調査されている。
李樹国：黒竜江伊春市中級裁判所の問合せ委員会の元委員。2021年規律・法律を違反の疑いで自首、現在規律審査と監察調査されている。
姚鵬方：黒竜江肇州県裁判所の所長、審判員（三級高級裁判官）。2021年に規律・法律を違反の疑いで現在、規律審査と監察調査されている。
（4）湖北3人
呉徳進：湖北宜昌宜都市裁判所。2021年に調査された。
楊昊：湖北宜昌市中級裁判所の法廷長。2021年に調査された。
侯旺発：湖北省高級裁判所の政治部主任。2021に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
（5）遼寧3人
康贏健：遼寧錦州市太和区裁判所の所長。2021に電車に飛び込み自殺。
王永恒：遼寧営口市中級裁判所の元所長。2021年に調査され、拘禁された。
楊徳順：遼寧錦州錦州市中級裁判所の副所長。2021年に厳重な法律違反の疑いで失脚、調査された。
（6）内モンゴル2人
杜鳳祥：内モンゴル通遼市開魯県裁判所の元審判庁の庁長。2018年に癌で死亡。
金柱：内モンゴル高級裁判所の元副所長（正庁級）、2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
（7）山東11人
李秀政：山東徳州市中級裁判所の副所長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
陳思賢：山東臨沂市蘭山区裁判所の中共党書記、所長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
張暁寧：山東臨沂市蘭山区裁判所の副所長。2021年に失脚。
李正華：山東臨沂市蘭陵県裁判所の法廷長。2021年に失脚。
趙西峰：山東臨沂市莒南県裁判所の副所長。2021年に失脚。
于剛：山東臨沂市蒙陰県裁判所の執行局の局長。2021年に失脚。
厖国防：山東臨沂市沂水県裁判所の団隊長。2021年に失脚。
黄宗殿：山東威海市経済技術開発区裁判所の所長。2021年に厳重な法律違反の疑いで調査された。
王江嵐：山東イ坊市寒亭区裁判所の審判委員会の元専属委員、四級高級裁判官。2021年に党籍を除名され、公職を追放され、司法に送られた。
黄良東：山東イ坊市坊子区裁判所の元所長。2021年に優遇を取り消され、違法の所得を追徴され、司法に送られた。
初魯寧：山東省青島市中級裁判所の党組元副所長。2021年に法の裁きを恐れてビルから飛び降りて自殺した。
（8）陝西1人
趙暁旭：陝西省安康市漢濵区裁判所の元所長、漢濵区裁判所の所長。2016年、汚職で行政処罰され、一般職に降格された。
（9）上海1人
任湧飛：上海楊浦区裁判所の元所長。2020年に懲役7年6カ月の判決を宣告された。
（10）四川6人
魏聡明：四川省涼山州西昌市裁判所の所長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
何愛東、段必発、謝松甫：四川西昌市裁判所の裁判官。2021年に調査された。
伍宏山：四川成都成華区裁判所の執行局の元副所長。2021年にに厳重な法律違反の疑いで公職を追放され、起訴された。
周歧：四川遂寧市中級裁判所の四級高級裁判官。2021年に党籍を除名され、公職を追放され、起訴された。
（11）天津1人
張林才：天津武清区裁判所の前代所長。2021年に調査された。
（12）雲南7人
祝玉華：雲南省高級裁判所の副庁級の優遇の受ける元幹部。2021年に汚職で起訴された。
陳昌：雲南玉渓市中級裁判所の元所長（副庁級）。2021年に汚職、私情で法を曲げ不正を働いた疑いで逮捕された。
周映枢：雲南昭通市中級裁判所の元副所長、楚雄州検察庁の元党書記、検察長。2021年に党の籍を除名され、公職を追放され、案件は司法機関に移送・起訴された。
線東明：雲南シーサンパンナ中級裁判所の所長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
和麟峰：雲南麗江市中級裁判所の副所長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで規律審査と監察調査されている。
柳躍祥：雲南麗江市中級裁判所の元副所長。2020年に調査された。
楊廷江：雲南麗江市中級裁判所審判委員会の元委員、立件法廷の廷長。2021年に党籍を除名され、公職を追放され、起訴された。
2、悪報に遭った実例の一部
例1、錦州市の康贏健は電車に飛び込み自殺
2021年5月14日の朝、遼寧省錦州市鉄道南駅のホーム近くのレールに、ある男性が飛び込み自殺した。男性のポケットに職員証があったため、死者は錦州市太和区裁判所の所長・康贏健であることが判明。
康贏健（男性）、1965年9月12日に生まれ。情報によると、自殺の前、康贏健は錦州に駐在する遼寧視察組に面談されたという。康の身分と自殺の原因で中国本土では情報を非公開となっている。
人身事故のため、当日のダイヤが乱れ、1時間以上の遅延もあった。市南駅の鉄道派出所の所長もこの件で免職された。
例2、雲南省の祝玉華は起訴された
雲南省高級裁判所の副庁級レベルの待遇を受けている元幹部の祝玉華は汚職の疑いで、雲南省検察庁に指定された曲靖市検察庁から曲靖市中級裁判所に起訴された。
起訴内容は、被告の祝玉華は麗江市中級裁判所の党組書記、所長を務めた時、職務上の便宜を利用し、利益をむさぼり、巨額の金銭と物品を受け取り、法律によって汚職の罪として刑事責任を追求された。
祝玉華（チンポー族、男性）、1960年10月に生まれ。かつて怒江リス族自治州中級裁判所の党組の副書記、副所長。貢山県委書記、麗江市中級裁判所の党組書記、所長、雲南省高級裁判所の掃黒除悪（黒社会を一掃し悪を取り除く）の専項闘争第十五督導組の組長。
2008年9月から2017年12月まで、祝は麗江市中級裁判所の党組書記、所長を務めた時、麗江市中級裁判所及び下部機関の古城区裁判所は多くの学習者に不当な判決を宣告した。
例3、青島市中級裁判所の元副所長・初鲁寧は自殺
山東省青島市中級裁判所の元党組副所長・初魯寧は規律・法律違反の疑いで2021年6月24日に市の規律審査と監察調査されている。その後のネット情報による、初は自宅のビルから飛び降りて自殺したという。
1999年の7.20以降、青島市各区の末端組織の裁判所は『刑法』の300条を悪用し、法輪功学習者を罪に陥れ、数多くの不当な判決を宣告した。青島中級裁判所は学習者の案件に法律の審査及び事実の審査を行わず、冤罪に対して一律に原審維持を宣告した。一審の判決も中級裁判所の干渉と操作が見える。そのため、末端組織の裁判所は憚らずに法律の流れを違反し、弁護士を非難し、証拠を捏造したという。
例4、任期で法輪功を迫害 河北最高裁判所の副所長・趙増国は悪報に遭った
2021年9月29日、河北省最高裁判所の副所長の趙増国は厳重な違法として、立件調査された。
趙増国（男性、漢民族）、1964年10月生まれ、河北省石家荘無極県の出身である。2008年2月から2016年12月まで、邯鄲市中級裁判所の党組書記、所長として務めた期間、邯鄲地区の法輪功学習者への迫害に加担し、多くの冤罪を作った。
例5、四川省西昌市裁判所の所長及び裁判官3人は調査された
四川省西昌市裁判所の所長・魏聡明は2021年5月に失脚、調査された。市裁判所の裁判官・何愛東、段必発、謝松甫3人も同時期に調査された。
この3人の共通点は法輪功学習者への不当な判決に参与したことがある。何愛東は初審の裁判長の期間、学習者6人、謝松甫は学習者5人、段必発は書記員として学習者3人に不当な判決を宣告した。
現在、何愛東と段必発はは逮捕され、謝松甫は解放された。魏聡明は免職されてから調査を受けている。
（六）司法系統
| 分類 | 処罰 | 総人数 | パーセンテージ |
| 司法系統 | 38 | 38 | 7 |
表9によると、司法系統関係者の38人は処罰され、総人数の7%を占めた。
1、司法関係者が悪報に遭った事例のまとめ
（1）安徽1人
張堅：安徽省刑務所管理局の副局長、司法庁の副庁長、庁長。2021年に懲役15年の判決を宣告された。
（2）北京2人
劉永清、段炳川：北京前進刑務所の所長。2021年に判決を宣告された。
（3）広東1人
徐顕干：広東広州の槎頭労働教養所の法輪功学習者を管理する元所長・書記、所長。2020年に党籍を除名され、公職を追放された。
（4）河南1人
王文海：河南省司法庁の庁長、党委書記。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
（5）黒竜江省5人
趙金成：黒竜江省司法庁の中共党委書記、庁長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
于福剛：黒竜江牡丹江刑務所の刑罰執行課の元課長。2021年2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
劉峰：黒竜江ジャムス刑務所の党委書記、所長、二級高級警察長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで規律審査と監察調査されている。
宮照普：黒竜江双鴨山刑務所の党委副書記、二級高級警察長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで規律審査と監察調査されている。
魏凱：黒竜江双鴨山刑務所の党委副書記、政委、一級高級警察庁。2021年厳重な規律・法律違反の疑いで規律審査と監察調査されている。
（6）湖北5人
譚先振：湖北司法庁庁長。2020年に免職された。
周裕坤：湖北省武漢女子刑務所の所長。2020年に免職された。
赫愛民：湖北省刑務所管理局の局長。2020年に免職された。
張新華：湖北省司法庁の政治部主任。2020年に免職された。
王洪鷹：湖北省漢口刑務所の党委書記、所長（元政委）。2020年に調査されて失脚。
（7）江蘇2人
于愛栄：江蘇司法庁の元副庁長、省刑務所管理局の局長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
沈徳明：江蘇蘇州刑務所の中共党委書記、所長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
（8）遼寧2人
李衆：遼寧瀋陽市司法局の副局長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
姚喜双：遼寧省刑務所の管理局元局長・党委書記、遼寧省司法庁の党組副庁長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
（9）内モンゴル3人
徐呼和：内モンゴル自治区司法庁の元党委書記、庁長・自治区刑務所管理局の党委書記、内モンゴル自治区「維穏（安定維持）弁公室」、610弁公室の委員。2021年に紀律規律審査と監察調査されている。
郝沢軍：内モンゴル自治区司法庁の党委書記、庁長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
徐宏光：内モンゴル司法庁の元副庁長、刑務所管理局の局長。2021年にフルンボイル市検察庁に逮捕された。
（10）山東6人
王文傑：山東省刑務所管理局の元党委委員、副局長。2021年に懲役1年の判決を宣告された。
劉葆善：山東省刑務所管理局の元党委書記、所長。2021年に職務を怠る罪で懲役2年3カ月の判決を宣告された。
斉暁光：山東省薬物リハビリテーション管理局の一級調査研究員。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで審査・調査されている。
戦化程：山東省刑務所の元二級高級警察長。2021に厳重な規律・法律違反の疑いで審査・調査されている。
袁洪忠：山東省刑務所の情報技術課の元副課長。2021に厳重な規律・法律違反の疑いで審査・調査されている。
斉定軍：山東省済南市山東省刑務所の警官。2016年に党籍を除名され、公職を追放され、失脚。
（11）四川1人
鄧剛：四川資陽新華労働教養所の管理課の元課長。四川省資陽強制隔離薬物リハビリテーションの四級高級警察長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで監察調査されている。
（12）天津3人
馮力（女性）：天津市司法局の党委委員、市薬物リハビリテーション管理局の党委書記、局長。2020年に厳重な規律・法律違反の疑いで規律審査と監察調査されている。
祖文光：天津市司法局の元局長、天津市刑務所管理局の局長、市政法委専任副書記、2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
梁清海：天津市刑務所管理局の元党委書記、局長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
（13）新彊1人
範軍：新彊ウィグル自治区文博院の中共党組副書記、副院長（正庁級）、新彊ウィグル自治区刑務所管理局の元局長。2020年に厳重な法律違反の疑いで調査された。
（14）雲南5人
王春華：雲南省刑務所管理局の元党委委員、副局長。2021年に調査された。
馬林：雲南省刑務所管理局の元中共党委書記、局長。2021年に厳重な規律・法律違反の疑いで調査された。
陳波：雲南昆明市薬物リハビリテーションの中共党委書記、所長。2021年に起訴された。
陳波の妻・張恵：昆明市薬物リハビリテーション二級主任課員、2020年に調査された。
劉文志：雲南麗江司法行政装備管理所の所長。2020年に調査された。
