　修煉者がなぜ芸術団を運営しているのか、また修煉そのものとどのような関係があるのか、このような質問をよく受けます。ここで神韻の意義について皆さんに説明します。実は、神韻芸術団は人間のこの次元においては、現代人に伝統文化を披露し、その素晴らしさを伝えているのに対し、人間の次元より高い次元では、人を救うというさらに壮麗な光景を展開しているのです。神は、神韻芸術団が人を救っていることを認めています。なぜなら、神が人間を創造し、最終的に人間を天国へと戻らせたいと願っているからです。ところが現代人は、伝統を忘れ、伝統文化に宿る人間の善良さ、互いを敬い、愛し合い、助け合うというこの素晴らしいすべてを忘れ、伝統的な人間関係を見失ってしまいました。人間が善も徳もない道を進み続ければ、再び神の世界へ帰ることはできなくなります。そのため、神は世の人を救い、善を勧め、すべての正教もまた同じように行なっています。しかし、人間は相変わらず科学技術だけを重視し、伝統と道徳を軽んじる道を滑落しています。神が人間を造ったときに示した、本来人間の歩むべき道から離れれば離れるほど、天国へ戻る道もますます遠のいていくのです。

　したがって、私は人々の言う大法の宗教指導者として、修煉者で構成される宗教団体「神韻芸術団」を立ち上げました。その目的は人々に伝統文化、特に中国伝統文化の素晴らしさを披露し、人々が捨て去ろうとしているものがどれほど貴重なものなのかを現代人に伝えることにあります。人間は伝統の道に立ち返ることができれば、救いと済度の希望があります。これはすべての正教が行なっていることであり、人間が天国へ行くための必須条件の一つです。もちろん、神韻の芸術家（実習生も含む）は修煉者でなければなりません。公演と練習のほか、必ず法の勉強と煉功に励み、修煉の要求を守り、真に修煉できる人でなければなりません。このようなことができない人は、もちろんいつでも離れてかまいません。修煉とは、厳粛なことだからです。

　神々は次のように思っています。つまり、私たちが行なっているのは、神の道を歩む者が本来行なうべきことなのです。私には、もちろんこれは私と私の弟子、つまり修煉者が行うべきことだと分かっています（私たちは宗教団体だと見なされていますが）、私たちはほかの宗教が成し遂げることのできなかった、この上なく良いことを実行しました。これこそ、私が神韻芸術団を立ち上げた目的でもあります。

師李洪志
二〇二五年十月六日