法輪功迫害に加担した公安の8人、悪報に遭った(一)
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 【明慧日本2023年3月13日】(明慧ネット中国本土の記者による報道)中国共産党(以下、中共)の政法制度で「30年を遡って追及する」といういわゆる「是正」を始めてから、多くの中共の関連部門、政法委員会(治安・司法などを統括する機関、以下、政法委)、公安、検察庁、裁判所などの関係者は調査された。最近の情報によると、中共公安システムの8人は深刻な病に罹っているか、法律違反の罪として調査されて公職を追放、逮捕されたり、実刑判決を宣告された。この8人は全員法輪功迫害に加担した記録がある。古くからのことわざ「善には善の報いがあり 悪には悪の報いがある」の現れである。

 北京市大興区国保の隊長・楊連江は脳腫瘍で車椅子に

 北京市大興区の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)の隊長・楊連江は長期にわたって、法輪功学習者(以下、学習者)を迫害している。多くの人は楊に法輪功の無実を伝えたが、聞く耳を持たず、迫害を続けている。現在の情報によると、楊の脳に腫瘍ができて、左半身は動かず、車椅子に乗り、2人の介護が必要だという。

 その前、楊は区公安局で会議中、突然床に倒れて病院に搬送された。身体が回復した後でも、法輪功への迫害をやめず、脳腫瘍が悪化した。

 楊は他人に会わず、病気の情報が漏れないようにしている。北京市大興区の学習者の多くは身柄を拘束され、不当に拘禁され、実刑判決を宣告された。楊は直接の責任があり、現在、悪報に遭った。

 現在、大興区の学習者・靳書英さん、劉星さん、劉玉紅さん、董秀栄さん、張桂芝さん、張玉華さんなどはいまだに拘禁されている。法輪功迫害に加担している人に直ちに迫害をやめ、自分が作った罪を償うよう、これらの学習者の無罪解放を望む。

 浙江省海塩県公安局の元局長・鄭高行は懲役6年6ヵ月を宣告された

 2021年4月21日、浙江省海塩県の総合行政執法局の元局長・鄭高行は重大な法律違反の疑いで、懲役6年6ヵ月の実刑判決を宣告された。

 鄭高行(男性)は1971年2月生まれで、漢民族、浙江省海塩市出身。2009年9月~2015年6月まで、県公安局の党委委員、副局長として務め、2019年12月~2020年4月まで、県総合行政執法局の党委書記、局長を務めた。

 鄭高行は県公安局の党委委員、副局長としての任期中、学習者への迫害の悪行は下記のとおりである。

 ◎2013年、県公安局は第三世代のIDカード作成のためを口実にして、学習者の指紋、掌紋、唾液を採集した。実は県内の学習者の個人情報データベースを作るためで、一部の学習者はすでに騙されて採取されたという。

 ◎2013年8月20日午前8時ごろ、県の学習者・況芳さんは海塩市の第一自由市場で法輪功の無実を伝えた時、夫と一緒に身柄を拘束された。

 ◎2013年の8月前、県の学習者・王恵芳さん、銭淑芬さん、徐君さんは漢方病院の近くで法輪功の素晴らしさを伝えた時、警官に身柄を拘束され、家財を押収された。

 ◎2013年8月28日、県の警官は第三世代のIDカード作成のためを口実に、指紋を収集して学習者・陳燕さん及び親を自宅で身柄を拘束した。地元の他の学習者も同時に連行されたという。

 遼寧省鞍山市の公安局局長・陳志剛は逮捕された

 2023年1月、遼寧省鞍山市の元副市長、市公安局局長の陳志剛が逮捕された。案件は今調査中である。

 陳志剛(男)は1968年10月生まれで、漢民族、遼寧省大連市出身。2016年4月~2018年1月まで、大連市瓦房店の副市長、市公安局局長を務め、2018年1月~12月まで、遼寧省公安庁治安管理総隊の隊長、2018年12月~2022年8月まで、鞍山市副市長、市公安局局長として務めた。

 明慧ネットの概算的統計によると、陳は鞍山市公安局局長としての3年間で、少なくとも41人の学習者が身柄を拘束され、迫害されたという。

 ◎2019年1月28日、放浪生活を送っていた黒竜江省鞍山市の学習者・張桂雲さん(70)は、お正月の団らんのため、1人で列車に乗って天津在住の娘宅に向かう途中、身柄を拘束された。張さんは身分証明書でネット予約で切符を購入し、追跡されたという。同年2月3日、張さんは市立山区検察庁に逮捕令を発布され、その後、懲役1年を宣告された。

 ◎2019年3月30日の朝、鞍山市の学習者・付亮さん(65)は、立山区沙河朝市場で待ち伏せていた深北派出所の警官4、5人に身柄を拘束され、市女子留置場に拘禁された。

 市立山区公安支局の国保大隊の警官、深北派出所の警官は付さん家族の電話を盗聴し、付さんの居場所を追跡して、身柄を拘束した。付さん宅にある法輪功の関連書籍十数冊も押収された。

 ◎2016年1月28日、鞍山市の学習者・肖成艶さん(74)は、野菜市場で法輪功の無実が書かれた対聯(ついれん:門の両脇などに対句を記したもの)を贈った時、身柄を拘束され、立山派出所に送られた。その後、一時出所で帰宅した。立山派出所は肖さんを呼び出したが、無視され、インターネットで指名手配した。

 2019年4月、肖さんは再び立山派出所に連行されたが、健康検査が不合格のため、息子宅に送られて監視された。同年10月19日、肖さんの息子は立山区裁判所の電話を受け、翌日、出廷するようにと言われた。肖さんは迫害から逃れるため、放浪生活を余儀なくされた。

 河南省鞏義市の元公安局長、政法委書記の陳兆甲は公職を追放

 2023年1月、河南省鞏義(きょうぎ)市の元公安局長、政法委書記の陳兆甲は公職を追放された。

 陳兆甲(男)は1965年12月に生まれ、河南省登封市出身、漢民族。2012年7月~2018年9月まで鞏義市公安局の政委、市公安局の局長、市委政法委第一副書記、法委書記を務め、2018年9月~2021年7月、市政法委書記、市公安局の局長、督察長を務め、2022年6月、鄭州市公安局の三級高級長官を務めている。

 陳兆甲の任期中、学習者に対する暴行は下記のとおりである

 ◎2013年8月15日、鞏義市の学習者・穆素霞さんは身柄を拘束された。2014年3月11日、市裁判所で裁判が開廷され、懲役3年6カ月の不当な判決を宣告された。裁判の後、穆さんは続けて鄭州留置場に拘禁され、体調不良のため、病院に搬送されて乳腺がんと診断された後、保釈されて帰宅した。同年12月22日午後4時45分、穆さんは亡くなった。

 ◎2014年4月1日、鞏義市の学習者・閻淑花さんは、身柄を拘束され、懲役3年2カ月の不当な判決を宣告された。2017年に刑期満了で帰宅した閻さんは迫害によって意識が朦朧となり衰弱していた。2020年1月23日、閻さんは他界した。享年67歳。

 ◎2019年12月8日夕方6時ごろ、鞏義市の学習者・白春花さんは、市紫荊路派出所の警官に身柄を拘束され、翌日9日の午後3時34分、白さんの家族は市瑞康病院の救急室に呼び出された。家族は着いてから当日の2時33分、白さんが意識朦朧となったと告げられた。午後2時40分公安は救急車を呼び、救急隊員が2時48分紫荊路派出所に着いた時、白さんはすでに呼吸と心拍がなく、瞳孔が開いていた。

 午後2時55分、救急隊員は白さんを病院に搬送し、薬物と医療機器(呼吸器)を使い、やっと微かな呼吸と心拍があった。病院のCTスキャンによると、白さんの左側の第3、4、5の肋骨、右側の第2、5の肋骨が骨折していたという。家族は白さんの口元に傷があり、腰にもあざが多数あった。2019年12月14日午前8時4分、白さんは病院で治療効果も無く死亡した。

 そのほか、陳兆甲は学習者・李月琴さん、陳淑巧さん、劉謙紅さん、韓秋芬さん、白春花さん、王文昌さん、賀伝竜さん、高鳳舞さん、白新瑩さん、崔素平さん、宋現珉さんなどの迫害にも加担したという。

続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/3/4/457377.html)
 
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