【明慧日本2024年4月2日】(前文に続く)
六、外出を制限される迫害事例
◎2023年4月4日、中国の清明節の前、上海市普陀区の学習者・応鈺さんは、列車で移動中、上海鉄道公安局の警官に身体検査をされた。その夜、応さんは家宅捜索をされて自宅から連行された。長寧区留置場に移送され、30日間拘留された後、帰宅した。
◎2023年8月9日、上海市浦東区南匯の学習者・沈根妹さんは、上海高速鉄道虹橋駅の改札口で、バッグを検査されて、身柄を拘束された。その後、虹橋派出所の警官は沈さんの自宅を家宅捜索し、法輪功関連の書籍を含む私財を押収し、1000元を無理やり奪い取った。
◎2022年1月28日、上海市浦東新区六団鎮の学習者・瞿飛さんは、旧正月を親戚と過ごすため、アメリカにいる兄のところへ行こうとしたが、空港で国保の警官に阻止された。瞿さんはその後、「国家安全」という理由で、警官による24時間の監視下に置かれた。
◎2023年6月25日、学習者・馮興雷さんは出張のため、上海虹橋駅から天津行きのG1258列車に乗った。馮さんが列車に乗ると、列車内の警官が近づいてきて「身分証明書を見せてくれ」と言った。警官は馮さんの身分証を確認した後、馮さんのカバンを強制的に検査した。 2023年8月15日、馮さんは出張で上海松江南駅から浙江省衢州行きの列車G7375に乗ろうとした。警官と警備員が待合室で身分証明書をチェックして、馮さんを警備員室に強制的に連れていき、馮さんの携帯電話とリュックを検査した。
◎2023年3月16日、上海浦東新区に住む学習者の顧斌さんは、家族と旅行に行こうとして、上海から青島に向かう高速列車に乗ったところ、2人の警官が現れ、身分証明書を確認したいと言った。彼らは顧さんの身分証明書を受け取ると、その人員の1人がすぐに「彼女だ」とささやいた。そして、顧さんはバッグと携帯電話を検査された。彼らの行為は、顧さんと家族の旅行に深刻な影響を与えた。
七、年金の違法な支給停止・減額される迫害事例
◎学習者・叢培喜さん(77歳女性)は、中国科学院上海技術物理研究所の元エンジニアで、定年退職後、現在上海市楊浦区に住んでいる。叢さんは、真・善・忍を信条とするため、中共により労働教養処分、実刑判決を受けた。2023年3月、上海市人力資源と社会保障局はそれを口実に、以前に叢さんに9000元以上補った給料を回収し、叢さんの年金を支給停止した。叢さんはこのような経済的迫害に抗議したため、「610弁公室」の人員から嫌がらせや脅迫を受けた。
◎学習者・金潤芳さん(76歳)は、上海市のプラスチック部品加工工場に勤めていて、定年退職して上海市嘉定区に住んでいる。2022年3月、金さんは上海市社会保険事業管理センター黄浦支所から告知書を受け取り、拘禁されていた4年間に受け取った年金18万元余りを返還するよう求められた。金さんはこの理不尽な要求を拒否した。2022年7月、金さんは上海黄浦支所から通知を受け取り、8月以降、社会保障給付金は強制的に差し引かれることになった。毎月3000元以上が差し引かれ、最低の生活費1422元だけを支給し、5年以上かかると告げられた。現在、金さんは上海のような物価の高い都市で月千元余りで生活しているのだから、いかに生活が苦しいか想像がつくだろう!
◎2021年1月から2023年8月まで、上海市黄浦区の学習者・施雅娟さんは、黄浦区社会保障センターから年金の支給を32カ月間停止された。施さんは何度も行政再審査を申請したが、結果を得られず、裁判所にも案件の立案を拒否された。施さんは20年以上法輪功を修煉しており、「真・善・忍」の基準に従い、心身ともに健康な人である。2007年、施さんは法輪功を学ぶことを貫いているために懲役3年の判決を言い渡された。
◎2022年11月、上海市浦東区南匯の学習者・楊潔さんは、上海市社会保険事業管理センター浦東支所からの「通知書」を受け取り、2020年4月から2021年1月まで受給していた年金を差し引かれると言われた。
八、迫害の参与者が悪報を受けた事例
善には報いがあり、悪にも報いがある。法輪功への迫害に加担する者は、罪が非常に大きいのである。悔い改めなければ、天罰を受け、悪の報いを受けることになる。
▼2022年9月21日の情報で、上海市元副市長で同市公安局長の龔道安は無期懲役の判決が言い渡された。龔は上海市公安局局長、湖北省咸寧市政法委員会書記、市公安局局長の在任中、江沢民の法輪功に対する大量虐殺という迫害政策に尽力し、7人の学習者に迫害で死亡させた。数百人の学習者に不当判決を宣告し、数千人の学習者に連行や嫌がらせを行った。
▼2023年12月19日の情報で、上海市検察庁の元検事総長・張本才は、賄賂を受け取った罪で懲役13年の判決を受けた。張は中共の検察機関における法輪功迫害の主犯の一人であった。
▼2022年7月28日の情報で、上海市普陀区裁判所の副院長の唐敏が重大な法律違反の疑いで調査されたことが報じられた。唐は、上海の裁判機関における法輪功迫害の主な責任者の一人であり、学習者への迫害に積極的に参加し、善良な学習者に実刑判決を下したりして、中共から多くのいわゆる「栄誉」を与えられた。
▼上海市公安局データ処のの元処長・瀋与辛は、公職を解任された。
▼上海市浦東新区検察庁の院長の楊玉俊軍は、取り調べを受けている。
▼上海市長寧区公安分局の局長・黄輝は、調査された。
▼上海市奉賢公安分局の局長・唐麗娜は、懲役12年の判決を受けた。
▼上海市閔行区公安分局の局長・鄭文斌は、逮捕された。
これらの人は、表向きでは汚職などの名目で調査されたが、実際は法輪功迫害に加担したことで悪報を受けた。
善も悪も応報がある。法輪功迫害の首魁は江沢民グループと中共であり、その江沢民はすでに死亡した。「天が中共を滅ぼす」という歴史の瞬間に、江沢民グループと中共を追随し、法輪功迫害に参与した人は、法輪功が迫害されている事実を知ろうとせず、犯した過ちを償わず、法輪功に被った損失を挽回しなければ、法律からの裁きと、天からの厳しい審判を受けることになる。
武漢に端を発したコロナの疫病は、中共と中共に同調する人々に向けられたものであり、今も続いている。我々は、一般市民が法輪功迫害の真相を認識し、中共との関係を絶ち、中共の組織から脱退し、疫病から遠ざかり、自分自身と家族のためにより良い未来を選択することを願っている。
(完)
付録:2022~2023、明慧ネットの報道にされる中国共産党による上海市の法輪功学習者への迫害の統計 (54KB .xlsx)