法輪功迫害に加担した公安の8人、悪報に遭った（二）

 

　【明慧日本2023年3月14日】(前文に続く)

　湖南省湘潭市雨湖支局の元局長・何建軍は調査された　

　何建軍はかつて湖南省湘潭市雨湖区政府の副区長、市公安局雨湖支局の局長として務めた。2023年2月に調査された。

　何建軍の任期中、学習者を迫害した蛮行は下記の通りである。

　◎湘潭市沙子嶺の学習者・馬俊文さん、丁時坤さん夫妻は2016年から長期にわたって市公安局雨湖支局の国保大隊隊長に尾行されて迫害を受けている。市科学大学の洗脳班に送られ、2017年に何度も拘禁され、パソコン、法輪功の関連書籍などの私物を押収された。馬さんはショックのあまり、意識が朦朧となった。

　◎2017年8月14日、湘潭市公安局610弁公室および雨湖区、岳塘区、高新区公安支局、窯湾派出所などの十数人は地元の学習者・彭石清さん、熊春霞さん、曾固さん、李群さん、顔碧蓮さん、彭暁紅さん、瀋新華さん、譚成秀さんなどの身柄を拘束し、法輪功の関連書籍、パソコン、プリンター、法輪功の無実が書かれた現金などの私物を押収した。当日、学習者・張寿元さん、索艶さん、王慶生さん、劉曼炎さんなどは音信不通になった。その後、彭石清さん、曾固さん、王慶生さん、林佳さん、索紀艶さん、劉曼炎さんは不当な判決を宣告された。

　◎2017年8月14日、湘潭市の警官は、学習者・張寿元さん（68）宅に侵入し、張さん宅を訪問中の学習者・李愛琼さんも一緒に連行し、家財を押収した。

　河北省邯鄲市強制隔離麻薬中毒回復所の元所長・段増輝は調査された

　段増輝は、河北省邯鄲市の強制隔離麻薬中毒回復所の元党委書記・所長である。2023年2月、段は紀律審査、監察調査された。

　段増輝の任期中、学習者に対する暴行は下記の通りである。

　◎邯鄲市労働教養所の元所長・張修平が免職されてから、段増輝が着任

　2012年4月23日夜8時ごろ、河北省蠡県南関村の学習者・呉瑞祥さんは、県公安局、城関派出所、610弁公室の十数人に身柄を拘束された。呉さんは市労働教養所の二大隊に拘禁された。労働教養所は100%の転向率に達成するため、専門管理隊を成立し「転向時間を限定し、どんな方法を取っても、必ず100%の転向率を達成する」を求めた。

　段増輝はほかの街のヤクザ高飛を起用し、無制限に学習者を苦しめた。高飛は「部隊は人を殺す場所、労働教養所は人を苦しめる場所」、「転向しても、したくなくても転向するしかない。転向しない者は虎椅子、『吊り上げる』、『飛行機の形』で立たせる」（人を前かがみにして両手を背中側に上に向けて高く上げさせること）などすべて一通り味わってもらうぞ！」と言いふらした。

　高飛は呉さんを転向させるため、囚人に指図して当番で呉さんを監視し、長期にわたって立たせる、体罰、24時間睡眠の剥奪、小さい腰掛けに座らせる、辱める、罵る、脅迫、洗脳などの迫害を加えた。また、長期にわたってシャワー、着替え、家族との面会を禁じた。

　呉さんは詳細不明な薬物注射され、十数日間薬を飲まされたが、身体がますます悪化した。労働教養所は1日中何度も家族に電話をかけ、早く迎えに来るように催促した。2012年9月5日、呉さんは帰宅し、2013年1月18日に50代で他界した。

　貴州省公安庁の元副庁長・趙翔は調査された

　2020年11月17日、貴州省政協社会および法制委員会の元副主任・趙翔は、厳重な違法の疑いで調査された。2021年5月、趙は重大な違法案件として立件され調査された。

　趙翔（男）は1955年8月に生まれ、河北省囲場県の出身、満州族である。かつて貴州省政協社会および法制委員会の副主任である。2006年4月～2016年1月まで、貴州省公安庁の副庁長として務め、2016年1月～2018年1月まで、省政協社会および法制委員会の副主任として務め、2018年5月に定年退職した。

　趙翔が貴州省公安庁の副庁長として務めていた期間、多くの学習者が身柄を拘束されて家財を押収され、拘禁、投獄された。具体的な実例は下記の通りである。

　◎貴陽市南明区の学習者・陳正萍さん（68）、郎達芬さん（54）は、2013年7月28日午前、区の竜洞堡小碧郷で法輪功の資料を配布した時、中共による法輪功への誹謗中傷を信じる人に通報され、郷派出所の警官に区留置場まで連行された。陳さんは2年以上拘禁され、2015年に南明区裁判所に懲役7年の実刑判決を宣告され、中秋節の前に省羊艾刑務所に移送された。

　郎さんは留置場に拘禁された期間、詳細不明な薬物を注射され、長期にわたって昏睡状態に陥り、危篤になって保釈された。家族は郎さんを2回病院に送り、治療費2万元近く（約40万円）がかかった。2015年4月、区油搾街派出所の警官は健康検査を口実に郎さんを呼び出し、区留置場に送り込んだ。その後、区裁判所は郎さんに懲役3年の不当な判決を宣告した。郎さんは2015年7月、羊艾刑務所に移送された。

　◎貴州省修文県の発展改革委員会の胡明霞さんは、法輪功を学んでいるとの理由で、2015年10月、県裁判所に懲役6年の実刑判決を宣告され、羊艾刑務所に拘禁された。

　◎貴陽市雲岩区の学習者・唐建華さん（55歳女性）は、2014年9月8日、区黔霊東路派出所の警官に身柄を拘束され、2015年4月3日に区裁判所に懲役4年の不当な判決を宣告された。唐さんは判決を不服して控訴し、弁護士は市中級裁判所に公開裁判を申し出たが、却下されて原審維持を宣告された。同年7月16日、唐さんは羊艾農場女子刑務所に送られた。

　貴州省公安庁の副庁長として務めていた趙は、上記の迫害に関して責任がある。

　江西省吉安市青原区の元公安支局の局長・黄燾は調査された

　2023年2月28日、吉安市公安局の元党委委員、副局長の黄燾は調査された。

　黄燾（男）は1965年12月に生まれ、江西省吉水県の出身、漢民族である。1994年6月～2006年6月、安福県平都鎮の党委副書記、安福県公安局の交警大隊の大隊長、安福県公安局党委副書記、政委として務め、2006年6月～2011年7月まで永豊県委常委、県公安局の党委書記、局長として務め、2011年7月～2016年8月まで、吉安市青原区委常委、青原公安支局の党委書記、局長として務めた。2016年8月から2021年1月まで吉安市公安局の党委委員、副局長として、2021年1月から吉安市公安局の党委委員、副局長として務めている。

　黄燾は公安局のトップを務めた期間、現地の法輪功迫害に責任がある。

　（完）