(前文に続く)
【明慧日本2022年3月23日】
二、不当な判決を言い渡された実例
明慧ネットで発表された統計によると、2021年、中国全土では1184人の学習者が不当な判決を受けたが、そのうち、山東省所在は101人(前年比33%増)で、全体の8.5%を占めており、第4位であった。最高齢は82歳の馬俊停さんで、最年少は19歳の李慧さんであり、65歳以上が30人であった。最も長い刑期は9年(王建美さん)であった。このうち、42人が合計57万5000元の罰金を強要され、1万元以上が21人で、最高額が7万元(馬俊停さん)であった。また、最も多くの不当な判決を受けたのは聊城地区で、20人であった。
2021年、山東省で不当な判決を言い渡された人数の統計表
地区 | 判決を受けた日付 | 名前 | 性別 | 年齢 | 刑期 | 罰金額(元) | 監禁 場所 | 備考 |
済南 7人 |
2020年10月 | 侯麗玲 | 女 |
1年5カ月 |
南通女子刑務所 | 後日の補足 | ||
2020年11月11日 | 王西田 | 男 | 10カ月 | 後日の補足 | ||||
2020年12月 | 王香莉 | 女 | 3年6カ月 | 3万5000 | 後日の補足 | |||
1月8日 | 張宗強 | 男 | 40 | 1年3カ月 | 2020年に不当に連行され、12月18日に不当に開廷された(聊城の事案をご参照)。後日の補足 | |||
1月 |
張惠清 | 女 | 70 | 1年6カ月 | 1000 | |||
3月19日 | 劉暁慧 | 女 | 57 | 5年 | 1万 | |||
3月19日 | 趙建美 | 女 | 62 | 1年 | 1000 | |||
青島 12人 |
20年11月 | 高素蓮 | 女 | 8カ月 | 後日の補足 | |||
1月15日 | 王愛戈 | 女 | 72 | 1年 | 5000 | 済南女子刑務所 | 1月5日に拘束され、1月15日に済南女子刑務所に移送された | |
1月15日 | 朱国英 | 女 | 70 | 1年 | 5000 | 同上 | 同上 | |
1月 | 孫策貞 | 女 | 65 | 3年 | 山東省女子刑務所 | 2020年12月に召喚、拘束された後、開廷された | ||
1月 | 孫吉芬 | 女 | 3年 | 山東省女子刑務所 | 同上 | |||
6月21日 | 薛蓮霞 | 女 | 5年 | 8000 | ||||
7月1日 | 代方盛 | 男 | 1年6カ月 | 済南刑務所 | ||||
8月20日 | 王麗 | 女 | 75 | 1年6カ月 | ||||
9月 | 劉桂鳳 | 女 | 50 | 3年6カ月 | ||||
9月 | 王素蓮 | 女 | 70 | 7年 | ||||
11月 | 田秀蘭 | 女 | 69 | 1年 | ||||
年末 | 侯宝琴 | 女 | 2年2カ月 | |||||
淄博 10人 |
20年10月 | 周国英 | 女 | 8カ月 | 後日の補足 | |||
20年10月 | 劉光霞 | 女 | 7カ月 | 後日の補足 | ||||
3月 | 曲可安 | 男 | 68 | 1年 | ||||
6月23日 | 張瑞君 | 女 | 50 | 3年6カ月 | ||||
6月 | 王忠実 | 8年 | 4万 | |||||
6月 | 高明潔 | 4年 | 2万 | |||||
鄭敬華 | 3年 | |||||||
7月 | 王麗 | 女 | 50 | 7年 | ||||
7月 | 崔紅衛 | 女 | 50 | 7年 | ||||
9月23日 | 姚桂華 | 女 | 55 | 3年 | 5000 | |||
東営 3人 |
2月 | 耿录堂 | 男 | 70 | 3年3カ月 | 3万 | ||
2月 | 鄒佩霞 | 女 | 70 | 3年3カ月 | 3万 | |||
3月 | 李淑香 | 女 | 3年 | 山東省女子刑務所 | ||||
イ坊 8人 |
2月9日 | 初立文 | 男 | 8年 | 重症のため帰宅を許可 | |||
3月9日 | 王平昇 | 男 | 65 | 済南刑務所 | 刑期不明 | |||
8月7日 | 李淑香 | 女 | 1年 | 5000 | ||||
8月12日 | 李慧 | 女 | 19 | 7カ月 | 5000 | |||
9月8日 | 高光成 | 男 | 1年6カ月 | 2020年に判決を受けた後「保釈」されたが、2021年に再び収監された | ||||
9月28日 | 于書芬 | 女 | 7年 | 2022年1月4日に山東省女子刑務所に移送 | ||||
10月27日 | 孫永芹 | 女 | 3年 | |||||
11月 | 闫希玲 | 女 | 5年 | 刑務所外での執行 | ||||
煙台 5人 |
1月4日 | 楊美慈 | 女 | 70 | 3年 | 1万5000 | 「罪名」は、3回も行政拘留された「再犯者」である | |
3月28日 | 王建美 | 女 | 9年 | 2万 | ||||
7月 | 張吉国 | 男 | 1年6カ月 | |||||
7月 | 紀立暁 | 男 | 1年6カ月 | |||||
10月22日 | 袁玉芹 | 女 | 60 | 4年 | 山東省女子刑務所 | |||
威海 3人 |
3月9日 | 王一帆 | 男 | 37 | 2年 | 2020年5月に判決を受けた | ||
11月 | 李文波 | 男 | 2年 | 5000 | ||||
12月21日 | 孫静 | 女 | 8年 | |||||
済寧 5人 |
20年12月 | 孔令坡 | 男 | 3年6カ月 |
1万 |
後日の補足 | ||
8月13日 | 李桂栄 | 女 | 78 | 3年 | 1万 | |||
8月13日 | 宋成奎 | 女 | 73 | 1年6カ月 | 5000 | |||
8月26日 | 陳秋香 | 女 | 1年 | 3000 | ||||
11月25日 | 潘秀蘭 | 女 | 66 | 1年 | 3000 | |||
日照 2人 |
10月13日 | 楊潔 | 女 | 70 | 1年6カ月 | 5000 | ||
10月13日 | 韓公英 | 女 | 40 | 1年6カ月 | 5000 | |||
泰安 5人 |
1月18日 | 蘇秀英 | 女 | 48 | 3年 | 山東省女子刑務所 | 2020年10月19日に連行された | |
9月22日 | 孫錦輝 | 女 | 47 | 2年2カ月 | 1万 | |||
10月 | 馬俊停 | 女 | 82 | 4年 | 3万 4万 |
2回 | ||
12月 | 謝清玲 | 女 | 66 | 7年 | 2万 | |||
12月 | 高方强 | 男 | 52 | 5年 | 罰金額不明 | |||
聊城 20人 |
20年8月 | 馬微煥 | 刑期不明、後日の補足 | |||||
1月8日 | 李成民 | 男 | 46 | 3年 | 1万 | 2020年に連行され、12月18日に不当に開廷された | ||
1月8日 | 逯金国 | 男 | 51 | 3年 | 1万 | |||
1月8日 | 王玉生 | 男 | 63 | 1年10カ月 | ||||
1月8日 | 王明栄 | 男 | 50 | 10カ月 | ||||
6月10日 | 李其文 | 男 | 54 | 3年6カ月 | ||||
6月10日 | 禄桂蘭 | 女 | 70 | 7年8カ月 | 刑務所外での執行 | |||
6月10日 | 周恩波 | 女 | 65 | 4年 | 刑務所外での執行 | |||
7月27日 | 郭秀萍 | 女 | 70 | 2年10カ月 | ||||
華麗琴 | 女 | 75 | 2年3カ月 | |||||
李桂華 | 女 | 75 | 2年3カ月 | |||||
孫春娥 | 女 | 10カ月 | ||||||
陳軍 | 男 | 8カ月 | ||||||
7月底 | 張淑萍 | 女 | 4年 | |||||
7月 | 曹淑芬 | 女 | 2年 | 済南女子刑務所 | ||||
10月 | 張付玲 | 刑期不明、山東省女子刑務所 | ||||||
11月10日 |
孫月芹 張喜芳 張美華 許明霞 |
女 女 女 女 |
1年 1年 1年 1年6カ月 |
3000
|
邯鄲第三留置場 | |||
德州 2人 |
10月18日 | 徐世英 | 女 | 69 | 2年6カ月 | 済南女子刑務所 | ||
10月16日 | 臧書玲 | 女 | 3年6カ月 | 4万 | ||||
臨沂 3人 |
4月23日 | 劉紅昭 | 1年10カ月 | |||||
9月 | 牛某 | 男 | 80代 | 1年6カ月 | ||||
10月8日 | 楊広珍 | 女 | 62 | 2年 | 臨沂市留置場 | |||
菏沢 5人 |
3月18日 | 王翠英 | 女 | 58 | 5年 | 2万 | 2019年3月7日に連行、拘束された | |
3月18日 | 趙愛真 | 女 | 66 | 4年6カ月 | 1万5000 | 同上 | ||
5月4日 | 黄坤益 | 男 | 77 | 2年 | ||||
李美栄 | 女 | 75 | 4年 | |||||
8月 | 郜孟花 | 女 | 70代 | 4年 | ||||
濱州11人 |
9月3日 | 趙秀珍 | 女 | 7カ月 | ||||
8月16日 | 于忠 | 男 | 3年 | 3万 | ||||
8月16日 | 耿建芬 | 女 | 4年 | 4万 | ||||
李淑芬 | 刑期不明 | |||||||
趙秀蘭 | 刑期不明 | |||||||
12月9日 | 韋江梅 | 女 | 1年6カ月 | |||||
12月9日 | 杜大存 | 男 | 1年2カ月 | |||||
12月9日 | 韋江梅の母親 | 女 | 1年6カ月 | 刑務所外での執行 | ||||
12月13日 | 王玉英 | 女 | 1年 | 5000 | ||||
12月13日 | 李敬娥 | 女 | 1年 | 5000 | ||||
12月13日 | 趙成娟 | 女 | 9カ月 | 3000 | ||||
101 | 575000 |
2021年、山東省における不当に刑期を言い渡された人数の詳細図
(説明:1~2年は、1年または1年以上、2年未満である)
不当な刑期 | 名前 | 人数 |
1年以下 | 王西田、高素蓮、周国英、劉光霞、李慧、王明栄、孫春娥、陳軍、趙秀珍、趙成娟 | 10 |
1~2年 | 侯麗玲、張宗強、張惠清、趙建美、王愛戈、朱国英、代方盛、王麗、田秀蘭、曲可安、李淑香、高光成、張吉国、紀立暁、宋成奎、陳秋香、潘秀蘭、楊洁、韓公英、王玉生、孫月芹、張喜芳、張美華、許明霞、劉紅昭、牛某、韋江梅、杜大存、韋江梅の母親、王玉英、李敬娥 | 31 |
2~3年 | 侯宝琴、王一帆、李文波、孫錦輝、郭秀萍、華麗琴、李桂華、曹淑芬、徐世英、楊広珍、黄坤益 | 11 |
3~4年 | 王香莉、孫策貞、孫吉芬、劉桂鳳、張瑞君、鄭敬華、姚桂華、耿录堂、鄒佩霞、李淑香、孫永芹、楊美慈、孔令坡、李桂栄、蘇秀英、李成民、逯金国、李其文、臧書玲、于忠 | 20 |
4~5年 | 高明潔、袁玉芹、馬俊停、周恩波、張淑萍、趙愛真、李美栄、郜孟花、耿建芬 | 9 |
5~6年 | 劉暁慧、薛蓮霞、闫希玲、高方强、王翠英 | 5 |
6~7年 | ||
7~8年 | 王素蓮、王麗、崔紅衛、于書芬、謝清玲、禄桂蘭 | 6 |
8~9年 | 王忠実、初立文、孫静 | 3 |
9~10年 | 王建美 | 1 |
刑期不明 | 馬微煥、王平昇、張付玲、李淑芬、趙秀蘭 | 5 |
合計 | 101 |
不当な判決の一部
(一)済南市、劉暁慧さんと趙建美さんの実例
山東省済南市の学習者・劉暁慧さんは、済南留置場で1年6カ月間も不当に拘禁された後、2021年3月19日に済南市天橋区裁判所から懲役5年という不当な判決を言い渡され、さらに1万元の罰金を強要された。同時に、学習者の趙建美さんは1年間の不当な懲役を言い渡され、1000元の罰金を科された。
劉暁慧さん |
済南市天橋区黄屯区6区に住む劉暁慧さん(女性、58歳)は2019年9月19日午前7時頃、天橋区国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官と無影山派出所の警官らによって自宅から連行され、9月20日午前1時頃に済南留置場で拘束された。趙建美さん(女性、63歳)は、2019年9月19日午前7時頃、天橋区新城派出所の警官らによって実家から連行された。趙建美さんは90代で寝たきりの両親を介護していたため、後に釈放され帰宅した。
2020年4月初め、済南市天橋区検察庁は劉暁慧さんを迫害するための案件を済南市天橋区裁判所に送った。劉暁慧さんに不当に判決を下すために、済南市天橋区の国保、検察庁と裁判所は劉暁慧さんに対し、4回も不当に開廷した。また、天橋区新城派出所の警官らは何度も趙建美さんの家に行き、彼女を連行しようとしたが、90代の寝たきりの老人2人がベッドにいるのを見て、手を出せなかった。警官らはベッドに横たわる老人の写真を撮り、立ち去った。「(彼女を連行してしまえば)死ぬまで百姓に罵られる羽目になる」と言う警官もいた。趙建美さんを連行する目的を達成するために、警官らは趙建美さんの両親を老人ホームに送ることを考えていた。
(二)淄博市、張瑞君さんの実例
山東省淄博市の学習者である張瑞君さん(50代)は、新華書店の退職者である。病弱だった彼女は友人の紹介で法輪功を修煉し始めた後、全ての病気が治った。2021年6月23日、張瑞君さんは2回目の不当な裁判で懲役3年6カ月の判決を受けた。拘禁されて1カ月もしないうち、彼女の体調が急速に悪化した。
家族は、1カ月足らずで、健康だった張瑞君さんは話すときの反応が鈍く、気力も無く、まともに歩けなくなっている様子をビデオで見た時、その場で泣き出した。
(三)淄博市、王麗さんと崔紅衛さんの実例
山東省淄博市の学習者である王麗さんと崔紅衛さんは、淄博市留置場に約半年間不当に拘禁された後、2021年5月に淄博市淄川区裁判所で不当な裁判を受け、7月に2人とも懲役7年という不当な判決を言い渡された。
2020年11月11日、淄博市周村区「610」(現在は区政法委員会の管轄下)は周村区公安局の国保および区内の全派出所を率いて、地元の一部の学習者に対して連行および家宅捜索を行った。その際、警官らはパソコン2台、プリンター6台、現金2万元以上、製本機、ペーパーカッター、バインダーなどの私物も奪取した。学習者の崔紅衛さん(女性、50代)、王麗さん(女性、50代)、鮑貽譲さん(男性、70代)、および劉翠英さん(女性、80歳近い)はそれぞれ、所在地の近くにある派出所に連行され、不当な取り調べを受けた。
2021年5月、王麗さんと崔紅衛さんは淄博市淄川区裁判所で不当な裁判を受け、7月に2人とも懲役7年の不当な判決を言い渡された。2人はその場で判決を不服として控訴したが、上層部の指示を受けた案件担当者は、家族に控訴しないよう圧力をかけた。これは王麗さんに対する3度目の迫害である。1回目は、2001年に2年間の不当な労働教養を強いられたことであり、2回目は2010年に受けた4年間の懲役という不当な判決であった。
(四)淄博市、姚桂華さんの実例
山東省淄博市淄川区嶺子鎮の道端に、淄川農村商業銀行と隣接している小さな地味な理髪店があった。女性の理髪師はナイフやハサミを巧みに操りながらお客さんと談笑していた。しかし今、そこが荒涼とした風景に変わってしまった。この理髪店は、淄川区嶺子鎮の学習者である姚桂華さんが10年間も営んでいたものだった。
姚桂華さん |
姚桂華さんの閉鎖された理髪店 |
残念ながら、彼女は2021年5月4日に再び嶺子鎮と商家派出所の警官らに連行され、商売も中断された。淄博市留置場に不当に拘禁された後、彼女は2021年9月23日に淄川区裁判所で3年の懲役と5千元の罰金を言い渡された。理由は、彼女は2020年3月の伝染病が流行期間中に、村民たちに疫病から逃れ安全を保つことが出来る良い情報を伝えたからだという。
(五)安全でいられる福音を伝えたとして、再び3年の刑を宣告される
山東省淄博市淄川区嶺子鎮下店村に住む姚桂華さん(女性、56歳)は、2021年5月14日午前8時頃、淄博市文昌湖区公安支局商家鎮派出所と淄川区嶺子鎮派出所の警官らによって連行され、淄博市留置場に拘禁された。2021年6月初め、姚桂華さんに不当な不当な逮捕状が出た後、文昌湖区公安支局の指示の下、商家派出所は6月下旬に姚桂華さんを迫害する案件を淄川区検察庁に送った。8月、淄川区検察庁は彼女の案件を淄川区裁判所に提出した。
2021年9月1日午前9時、山東省淄博市淄川区裁判所は遠隔ビデオで、姚桂華さんに対して不当に開廷した。法廷で、公訴人の白亮と裁判官の趙成剛は姚さんに対してひどい態度を取り、非難した。しかし、姚さんは終始「法輪功を修めることは罪ではない。善人として努めることは間違いではない」と言い、真実を伝え続け、最後の陳述で無罪を主張し、無罪釈放を求めた。
2021年9月23日、淄川区政法委員会、「610弁公室」および公安国保の指示の下、淄川区裁判所は姚桂華さんに懲役3年という不当な判決を宣告し、5000元の罰金を科した。
(六)東営市、耿录堂さんと鄒佩霞夫婦の実例
東営市勝利油田の孤島石油生産工場にある芙蓉コミュニティに住む70代の老夫婦・耿录堂さんと鄒佩霞さんは大法を修煉する前、健康状態が非常に悪かった。耿さんは高血圧をはじめ、多くの病気に悩まされていた。1996年前後、法輪功を修め始めてまもなく、夫婦共々病気が消えて、家族や近所との関係もますます和やかになった。共産党の嘘を暴き、一般市民に真実を伝えようとした老夫婦は、何度も迫害を受けることになった。
2019年9月17日、老夫婦は河口地区の市場で人々に真実を伝えていたとき、東営市河口区国保の傘下の義和鎮派出所の警官らに連行された。2020年11月2日午後2時、東営市裁判所は耿さん夫婦に対してビデオによる不当な裁判を行った。耿さんは家族と一緒に自宅でビデオを通じて出廷し、鄒佩霞さんは不当に拘束されている状態でビデオを通じて出廷した。2人の弁護士は法廷に立ち、確かな証拠に基づき弁護を行った。70代の老夫婦は法輪功を修め、善良な人として努めようとしている理由で、東営市裁判所から懲役3年3カ月という不当な判決を宣告され、3万元の罰金を強制された。
耿さんの100歳近くになる母親には4人の息子がいるが、鄒佩霞さんは耿さんにとってもっとも親孝行で面倒見の良い嫁だった。年末近くになっても、不当に拘束されている嫁の消息が分からない年老いた耿さんは四六時中心配して、2020年の大晦日の数日前に息を引き取った。この頃、70代の耿さん夫婦はともに3年3カ月の不当な懲役を言い渡されていた。
(七)泰安市、馬俊停さんの実例
山東省泰安市の教師だった馬俊停さん(81歳、女性)は現在退職しており、このほど泰安市泰山区裁判所によって不当な法廷を開かれ、懲役2年の刑を宣告され、2019年に言い渡された3年の刑と合わせ、4年の刑の執行を言い渡された。
山東科技大学の教師を退職した馬俊停さんは、法輪功の修煉を続けていたため、何度も洗脳班に連行され、嫌がらせなどの迫害を受けた。2020年11月6日と9日、馬俊停さんは法輪功の真相が書かれたカレンダーやビラを市民に配ったとして通報され、泰山区公安支局の国保および「610弁公室」の人員による不当な家宅捜索を受けた。
2021年7月22日、泰山区検察庁は馬俊停さんを泰山区裁判所に提訴した。泰山区裁判所は馬俊停さんに対し不当な裁判を開き、2021年9月2日に不当な判決を下しながら、肥城市裁判所(2019)が彼女に下した魯0983刑初11号の執行猶予付きの判決を取り消した。馬俊停さんは2年の懲役と3万元の罰金を言い渡され、本来の判決である3年の刑と合わせて、不当に懲役4年を宣告された。
(八)泰安市、孫錦輝さんの実例
泰安市泰山区上高街道事務所寧家結庄村出身の孫錦輝さん(女性、47歳)は、法輪功の修煉を諦めず、人々に真相を伝え続けていたために、3年来何度も当局に連行され、迫害されていた。2021年2月9日の午後8時頃、王憲勝が十数人を率いて、背中から両手に手錠をかけられた孫錦輝さんを高新区龍泉派出所に連行した。
2021年7月23日午前7時、王憲勝らは孫錦輝さんの自宅に押し入り、彼女を強制的に肥城市裁判所に連行し、不当な裁判を行った。9月24日、孫錦輝さんは9月22日に肥城市裁判所が発行した不当な判決文を受け取り、2年2カ月の懲役および1万元の罰金という不当な判決を下されたことを知った。
(九)泰安市、謝清玲さんと高方強さんの実例
泰安市化学肥料工場の退職者である謝清玲(女性、67歳)は法輪功を修めてから、「真・善・忍」の原則に従い行動していた。個人事業主である高方強(男性、53歳)は誠実で親切な人柄であり、商売において公正な取引を重んじ顧客の信頼を得ていた。2020年11月24日午前、謝清玲さんと高方強さんを始めとする数人の学習者は真相カレンダーを配布するために良庄鎮に行き、帰りに1台のパトカーと3台の黒い車(警官が運転)に囲まれた後、泰安岱廟などの派出所に連行されて取り調べを受け、さらに新泰市留置場と泰安市留置場に移送され不当に拘留された。
2021年3月、学習者たちは泰山区検察庁によって泰山区裁判所に提訴され、2021年7月15日午後2時にビデオによる不当に開廷された。謝さんと高さんはそれぞれ、泰安市泰山区裁判所に7年と5年の不当な懲役を言い渡された。2人が控訴した後、泰安中級裁判所は不当な判決を維持する判決を下した。2人は2021年12月上旬に刑務所に連行され、迫害を受けていると推測される。謝清玲さんは山東省女子刑務所に、そして高方強さんは山東省刑務所に連行された。
(十)聊城市、李成民さんなど5人の実例
山東省聊城市茌平区の学習者である李成民さん(男性、47歳)、逯金国さん(男性、52歳)、王玉生さん(男性、64歳)、王明栄さん(男性、51歳)、および済南市の学習者である張宗強さん(男性、41歳、故郷は斉河県潘店鎮)は2020年12月18日、山東省徳州市斉河県裁判所で不当な裁判を受けた。
5人の学習者は斉河県で一般市民に真実を伝え、斉河県公安局による学習者への迫害を暴露していたとき、街中に設置された監視カメラに捉えられ、警官に連行された後、不当な判決を受けた。
2021年1月8日、5人の学習者は斉河県裁判所で不当な判決を宣告された。李成民さんと逯金国さんはそれぞれ懲役3年、罰金1万元と言い渡され、王玉生さんは懲役2年1年10カ月、張宗強さんは懲役1年3カ月、そして王明栄さんは懲役10カ月を言い渡された。
(十一)聊城市、郭秀萍さんなど5人の実例
2021年7月27日、山東省聊城市東昌府区の5人の学習者は、聊城市東阿裁判所で不当な裁判を受けた。郭秀萍さん(70歳前後)には懲役2年10カ月、華麗琴さんと李桂華さん(75歳前後)には懲役2年3カ月、孫春娥さんには懲役10カ月、そして陳軍さんには懲役8カ月の不当な判決が下された。
2021年1月10日より前から、聊城駅派出所の所長である斉道富らは、学習者の連行を計画していた。1月12日、聊城駅派出所は孫秀娥さん、李桂華さん、および郭秀萍さんを始めとする多くの学習者に電話をかけ、「13日の午前9時に保証金を渡す手続きをするので、派出所に来て下さい」などと学習者および家族に嘘をつき、13日に訪ねてきた多くの学習者を拘束した。1月14日、派出所は家族に対し、学習者たちの持参品と逮捕通知書(郭秀萍さんに拘束証)を受け取りに来るよう通知した。一方、聊城駅派出所は学習者たちを聊城市茌平区留置場に拘束し、不当な判決を下した。
(十二)聊城市、3年前の古い案件
山東省冠県斜店郷の学習者である孫月芹さん、許明霞さん、張喜芳さん、および張美華さんは、3年前の古い案件で河北省邯鄲市肥郷区派出所の警官らに騙されて留置場に連れて行かれて、その直後に不当な判決を受けた。
孫月芹さん、許明霞さん、張喜芳さん、および張美華さんは、山東省冠県斜店郷の素朴で心優しい農民で、法輪功の修煉により心身ともに恩恵を受けた。1999年7月、中共が法輪功を迫害し始めてから、彼女たちは身の危険を顧みずに自分の体験を周囲の人々に話し、邪党の嘘に騙されないようにした。2018年8月3日、4人は大名県営鎮で法輪功の真相ビラを配布していたとき、営鎮派出所の警官らに連行され、その後大名県公安局に移送された。翌日の正午、大名県公安局の李紅娜は警官らを率いて、4人を邯鄲第三留置場に連れて行き、さらに不当な家宅捜索と恐喝を行った。張美華さんは10万元以上、他の3人は少なくとも3万元を強要されたと言われている。また、張美華さんの携帯電話やパソコンも奪われ、夫は恐怖のあまり精神に異常をきたし、1カ月以上も入院して治療を受けた。
これはすでに3年前の古い案件だが、4人は今、再びこの件で邯鄲市肥郷区の警官らによって留置場に誘い込まれ、しかも即に刑を宣告された。これは本当に常識外れである。
(続く)