文/湖南省の大法弟子
【明慧日本2023年3月28日】(前文に続く)
ある時、満員のタクシーの中で、私は全員に法輪功迫害の真相を話すと、彼らはみな喜んで聞いてくれました。ほとんどの人が資料や平安を保つお守りなどを手に取って、繰り返しお礼を言ってくれました。この時、車内の男性が百元札を手にして「法輪功の資料に使ってください」と言って私に手渡しました。高齢の女性も数十元を取り出して、私の手に握らせました。私は「大法の師父は、弟子たちが皆に迫害の真相を説明して救われることを望んでおられ、お金を受け取ることは望んでおられません。皆さんのお気持ちに感謝いたします!」と言いました。彼らは「あなた達は本当に世界一良い人達だ!」と言ってくれました。大法弟子は高い基準で己に要求し、師父の要求に従ってより良い人になります。
ある日の昼、迫害の真相伝えの帰り道、家路を急いでいると、ある老人が悲哀をこめて、私に向かって「大事な用事があって急いで帰らなければなりません。レンコンがあと少しで売り切れるところでしたが、まだ少し残っています。大体4斤から5斤残っているのをすべてあげますから、3元で買ってもらえませんか?」と懇願しました。私は「困っているのでしたら、少しは助けてあげます。私は法輪功学習者(以下、学習者)ですが、師父は他人に親切にするようにと教えてくださいました。あなたも大変でしょうから、5元差しあげればいいですか?」と言いました。彼は嬉しそうにこう言いました。「私は今まで、お金を少なめに払う人にはよく会うけど、多めに払ってくれる人には会ったことがありません。学習者の皆さんは心が優しく、私たち農民がどれだけ苦労しているのかを分かってくれます」と言いました。そして、彼は繰り返し「ありがとうございます!」と言いました。そして、さらに私は「天が中共を滅ぼす」の真相を伝えると、彼はとても喜んで少年先鋒隊の組織から抜けました。この時、私が彼に他の資料もあげると、彼は嬉しそうに受け取りました。
我家の近所の肉屋の屋台の店主たちは私と知り合いで、よく迫害真相コインを交換します。ある時、A肉屋に買い物に行くと、その店の店主が肉を指して「この肉はいかがですか?」と言いました。私は「5元分ください」と言うと、彼女はその肉を細かく切り「ちょうど5元です」と言いました。私は慌ててポケットからお金を取り出すと、店主は肉を包んでレジ袋に入れて渡してくれました。料理をする時にレジ袋から肉を取り出すと、肉の量の多い袋を誤って渡されたことに気づきました。私は即座にその肉を売っていた肉屋に持ちこみ、来店の理由を説明しました。店主が肉を電子秤で量ると「6元50銭」と表示されました。店主は「学習者は本当に良い人たちですね、ありがとう!」と笑顔で言いました。隣の屋台の店主も笑顔で私を見ていました。
翌日、B屋台の店主は私と真相コインを交換したいと言い、彼は商売をしながらお金を数えていて、とても忙しそうでした。私は「あなたはとても忙しすぎるから、夜家に帰ってからお金を数えてください。もし足りない場合は明日おっしゃってください。私はあなたを信用しているので、不足分をお渡しします」と言ったら、彼は私に向かって親指を立てて「法輪功の人は素晴らしい!」と言いました。それ以来、この屋台の店主たちは、もう私と対面でお金を数えることはなくなりました。
慈悲で人を救う
隣人は中年の男性で、私は15年間も隣に住んでいましたが、一言も話したことがありませんでした。公安が時々嫌がらせに我が家に来て、私がドアを開けないと、彼らは隣人を問い詰めました。彼は大法に不敬な事を言いました。彼は私が大法を学んでいることを知っているので、私を相手にすることはありませんでした。彼はひどく毒されていたので、私は彼を救いたいと思いましたが、彼と話しをする機会がありませんでした。
昨年、彼は家を改築することになり、古い家具が全部いらなくなりました。彼の奥さんは、私の妻に「古い家具をただで差し上げます」と言ってくれました。家具を解体したり、配送するのは手間がかかるし、配送料もかかります。私は妻と相談して「私たちは煉功者です。人の物をただでもらうわけにはいきませんから代金を払います」と言いました。彼らは私たちが他の人とは違うと分かり、私たちと言葉を交わすようになりました。その後、私たちが400元を払うと、彼らは200元を私たちに返しました。
再会した時には、お互いに挨拶をして話すこともありました。私はチャンスを見つけて法輪功迫害の真相を話すと、彼は私の話を聞いてくれました。三退こそしてくれませんでしたが、もう反感をもっていませんでした。今後、時間を見つけて、彼の家族全員に三退をしてもらおうと思っています。
ある時、近くの農村の市場に行ったことがあります。農民市場に入った所で、80代の老人が私を指差し「お前は法輪功だな。通報して警察を呼んで逮捕してもらう!」と言いました。彼は携帯電話で電話を掛けましたが、私は気にせず、近くまで行って人々を救うために迫害の真相を伝えていました。
しばらくすると、本当に警官の集団がやって来て私を逮捕し、公安局に送り込みました。警察署で数時間不当な尋問を受けた後、私は正念でその場を立ち去りました。数日後、隣の別の市場に行くと、またその老人に会いました。彼は以前と同じような口ぶりでしたが、私は彼と少し言葉を交わしました。その後、彼は私を捕まえにやって来て、急いで携帯で電話をかけたので、私は彼を振り切りました。その後数か月間、その市場には行きませんでした。その老人はあまりにも邪悪だったからです。家族にも「あの老人は私を見て、嚙みつこうとする狂犬のようだ」と話しました。その後、あの老人が狂犬のように思いやりの心がないのは、彼もまた中国共産党に害毒された犠牲者で、真相を知らないからだと思いました。ですから私は彼を救わなければいけないと思いました。
彼が市場で野菜を売っていることは知っていました。その時、私はわざわざ彼の野菜を買いに行こうと思いました。ある日、私はその市場で真相活動を行い、まず、その老人がどの場所で野菜を売っているかを観察しました。そして、近くまで行って、彼を驚かさないように資料を配り終えました。私は(顔が見えないように頭を下げて)老人に近づいて話しかけました。「この野菜は一斤でいくらですか?」と聞きました。彼は「前は2元5角で売っていたけど、今は2元で売っている」と言いました。私が「2斤量ってください」と言うと、彼は私に秤の目盛りを見せました。私はあなたを信用しているから見なくても大丈夫だと言いました。私が彼に10元渡すと、彼は6元のお釣りをくれました。私はまた彼に1元渡しながら言いました「前は一斤を2元5角で売っていたのなら、私は2元5角で買いますよ。あなたのもうけを損ないたくありませんから」と言うと、彼は「いらない」と言いましたが、その後やはり受け取って「ありがとう!」と言いました。
この光景を見た隣のおばあさんが駆け寄ってきて「この人(私のこと)はいい人だ、他の人はお金をまけさせることが良いことだと思っているけど、この人はそれどころかあなたに多めに払ってくれるんだから。こういう良い人は得難いよ」と言いました。私は「あなた方が野菜を作るのも容易なことではないことを知っています。水やりしたり、肥料をやったり、野菜を売るのにもまず洗わなくちゃならない、どれほど手がかかることか、小さな野菜じゃ値段も付けられないしね」と言いました。おばあさんは「私たちの気持ちに寄り添ってくれるなんて! 私たち農家を思いやってくれるのは、あなただけだよ!」と言いました。私は、今がチャンスと思い、おばあさんに迫害の真相を話すと、おばあさんはとても信用して少年先鋒隊の組織から抜けることに同意しました。この時、私は再び野菜を売っていた老人にも話しましたが、それを聞いて彼は反対もしませんでした。私は、彼に党、団、隊に入ったことがあるかと聞きました。彼は「どれにも入ったことはない」と答えました。私は「法輪功を学んでいる人は皆良い人である」と話しました。「私を知っていますか」と尋ねると、彼は「忘れたよ」と答えました。しかし、彼がそのように答えたのはきまりが悪かったからだと私にはわかっています。
一滴の水でも、太陽の光を反射することができます。上で述べたことは小さなことですが、修煉者の心を映し、学習者がみな、真善忍に照らして、良い人になるように自己に要求していることを人々はわかるでしょう。この物質社会で、法輪功は唯一の浄土です。
師父はこのようにおっしゃっておられます。「私は我々法輪大法のところは浄土であると言いました。これは間違いのないことです。我々は学習者に対する心性の要求が非常に高いのです。我々は学習者に心性の修煉を重んじることを要求しています。英雄や模範人物は常人の中の英雄や模範人物にすぎず、われわれの要求では、あなたが常人を超えて、完全に個人の利益を放棄し、すべて他人のためにするのです」[1]
江沢民派と中国共産党(以後、中共)は法輪功を誹謗中傷していますが「焼身自殺」や「自殺」は法輪功とは何の関係もありません。中共の特徴は「虚偽、悪、闘争」であり、これまでの運動で8千万人の無実の罪を着せられた中国の同胞を迫害し、殺害しました。特に、法輪功学習者に対する残忍な迫害と殺害によって、間違いなく天罰を受けることでしょう。
懸念されるのは、中共と江沢民派に騙され、中共と共に歩んでいる多くの中国人がいまだに存在し、普遍的な特性である「真善忍」からますます遠ざかっていることです。天は中共を滅ぼす、その時になると、彼らは知らないうちに中共の埋葬品の対象となってしまい非常に危険です! 大法弟子は逮捕され、迫害される危険を冒してでも、人々に真相を伝え、中共組織である党団隊から脱退するよう説得するのはこのためなのです!
注:
[1] 李洪志師父の著作:『法輪大法義解』(長春補導員法会での説法)