文/雲南省の大法弟子
【明慧日本2024年12月11日】(前文に続く)
二、迫害の中で確固として衆生を救い済度する
人を救うために夜勤をする
私の所属している部署は数百人規模ですが、ここ数年でほぼすべての同僚に真相を伝えました。ただ、人数が多い別の部署だけは、まだ真相を理解していません。その部署は、日勤、夕方から深夜にかけての夜勤、深夜から早朝にかけての夜勤の3交代制で、4日ごとにシフトが変わり、非常に厳しい労働環境でした。騒音がひどく、空気が埃っぽくて呼吸が苦しいため、誰もその部署に行きたがりませんでした。
私は真相を伝えて人を救うために、その厳しい部署への異動を上司に申請しました。同僚たちは皆、私がどうかしていると言い「50歳にもなって夜勤なんてするな」と笑いました。しかし、師父から与えられた人を救う使命を果たすためなら、どんな苦労も厭わないと思い、その部署へ異動しました。
私はこれまで夜勤の経験がなかったため、急に日勤、夕方から深夜にかけての夜勤、深夜から早朝にかけての夜勤の3交代制になったことにとても苦労しました。特に冬の夜勤はつらかったのです。午前1時に起きて会社に着くと、駐車場から作業場まで約1キロの道を歩かなければならず、冷たい風が顔にあたって、全身が凍えるように寒かったのでした。職場に着いても、騒音が大きく、埃っぽくて息苦しく、最初の頃は本当に辛かったのでした。
私は仕事をしながら、同僚たちに真相を伝え、三退を勧めました。すると、新しい環境への適応が思ったよりも早く進みました。
この作業場の環境が悪いため、多くの派遣社員は1年働くと別の部署に異動したり、仕事を辞めました。そのため、毎年新しい人がたくさん入ってきて、毎年数百人の人に真相を伝えました。仕事はきついですが、多くの人が真相を知り、三退することを決意するのを見ると、苦労も報われました。
気がつけば、この作業場で働いてもう10年になりました。あと数日で60歳になるので、もうすぐ定年退職でした。しかし、まだ100人以上の人が真相を聞いていなかったので、もっと積極的に伝えていこうと思いました。
一番多く伝えた日は、一人一人に話しかけて、合計30人以上の人に伝えました。作業場は騒音が大きいので、大きな声を出さないと相手に聞こえませんでした。ですから、一日中話していると声がガラガラになりました。
その部署での派遣社員は、ほとんどが小学校か中学校を卒業したばかりの、田舎から出てきた人たちで、単純で素直な人たちばかりでした。私は派遣社員たちの管理者でもあったので、師父のご加持のおかげで、私が何を言っても信じ、反対する人はほとんどいませんでした。
定年退職の前日、ついに作業場の全員、数百人に真相を伝えることができました。
部隊から転業してこの会社で働き始めてから22年間、一度も病気で休んだことはなく、医療費を請求したこともありません。会社では、従業員一人あたり毎月1500元の医療費を支給しているため、年間で1万8000元が支給されます。22年間、私は一切医療費を請求しなかったため、会社が数十万元の医療費を節約することができました。会社にいる誰もが、私が医療費を一度も請求していないことを知り「法輪功を修煉している人は、健康だけでなく、お金に執着せず、高い精神性を持っている!」と言いました。この事実から、法輪功がいかに素晴らしいものであるかが証明されました。法輪功は病気治療の効果が非常に高く、真・善・忍の原則を実践する良い人々を育みます。中国共産党(以下、中共)のメディアが法輪功に対して広めているすべての嘘言は、22年間私が医療費を請求しなかったという事実によって打ち砕かれました。
派出所で真相を伝える
2021年11月のある日、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)が数人の警官を連れて、突然私の家に押し入ってきました。その日、私は職場に行っており、家にいたのは妻だけでした。警官たちは妻に携帯電話を渡すように要求し、携帯電話からVPN(訳注:送信内容を暗号化する技術)ソフトを削除しました。さらに、家の中の大法書籍や師父の写真をすべて奪い去り、妻を派出所に連行して不当な尋問を行いました。
警官の1人が私に電話をかけてきて「派出所の所長から、国保の人員を連れてあなたの家に行くように言われた。あなたの本を全部持って行ってしまうなんて、私も思わなかった。ただ、彼らを案内しただけだから、恨まないでくれ」と言いました。以前、この警官に真相を伝えたことがあり、この警官は法輪功が無実の罪を着せられていることを知っていました。そのため、罪悪感を感じているようでした。私はその警官に「あなたのせいではありません」と伝えました。
仕事を終えてすぐに派出所へ行きました。派出所へ行く途中、ずっと正念を発し、師父に「弟子を護ってください」とお願いしました。その時、私の正念はとても強かったのです。派出所に着いて、私は職員に自分の名前を告げました。職員は取り調べ室から2人の人員を呼び出しました。2人の人員は私を侮蔑の目で見ていました。私は警察の制服を着た警官に「あなたはどなたですか?」と尋ねました。その警官は「派出所の副所長だ」と答えました。
その後、私は私服を着ている警官に「あなたはどなたですか?」と尋ねました。私服を着ている警官は「国保大隊長だ」と答えました。私は「あなたは私服を着ていますので、身分証明書を見せてもらえますか?」と言いました。大隊長は私をじっと睨みつけ、なかなか身分証明書を出そうとしませんでした。私は大隊長を厳粛に見つめ「私たちは顔を合わせており、私が先に名前を名乗っているのに、あなたは法の執行者として身分証明書を見せることをためらうのですか?」と尋ねました。私は大隊長に「身分証明書を見せてもらえますか!」と強く言いました。おそらく私の威厳に圧倒されたのかもしれませんが、大隊長は不本意そうに上着のポケットからゆっくりと身分証明書を取り出して見せました。
私は大隊長を厳しく見つめ、「あなたの名前を覚えました!」と伝えました。そして「私の妻がどのような法律に違反したのですか?」と尋ねました。大隊長は「あなたの妻は携帯電話でVPNを使ってインターネットに接続しており、これは違法行為です」と答えました。私は「その法律の条文を示してください」と要求しました。大隊長は「持ってきていない」と答えました。私は「法の執行者として、関連する法律の条文を持たずに法を執行をすることは、職務怠慢であり、また違法行為です」と言いました。
私は、「今日、あなたたち一行が私の家に来たことは違法行為です。一つ目は、私の法輪功の本をすべて奪い去ったことです。それは私がお金を払って購入したものであり、法律で保護されている私有財産です。二つ目は、何も悪いことをしていない私の妻を、勝手に派出所に連れて行き、不当に尋問したことです。三つ目は、適切な捜索令状を見せることなく、私の家に侵入して捜索し、私有財産を奪い去ったことです。あなたたちの行為は、重大な違法行為であり、法の執行者であるにもかかわらず、法を犯しています! 私はあなたたちを訴えます!」と続けて言いました。
私は、国保大隊長と副所長の背後にいる邪悪が私の強い正念によって解体されていくのを感じました。彼らは、空気が抜けた風船のようにしぼんで見えました。大隊長は「私たちは、ただあなたの妻を派出所へ連れてきて、少し事情を聞きたかっただけだ。すぐに彼女を帰す。あなたの本はリストを作成して、保管しておいただけだ」と言いました。そして、大隊長はリストを見せました。私がリストを確認した後、大隊長は「今からあなたの妻を連れてくるから、一緒に帰ろう」と言いました。
国保大隊長と副所長が取り調べ室に入り、私の妻を呼び出しました。その後、国保大隊長は部下たちと一緒に急いで派出所を出ていきました。副所長は私に「あなたたちはまず晩ご飯を食べて、それから取り調べ記録を作りにきてくれ」と言いました。これは彼らに真相を伝える良い機会だと思い、私は同意しました。
取り調べ記録を作成している時、副所長は「あなたはいつ法輪功の修煉を始めたのですか?」と尋ねました。私は「江沢民が法輪功を迫害し始める前の1997年に修煉を始めました」と答えました。副所長は「政府が禁止しているのに、なぜ今でも続けているのですか?」と尋ねました。私は「一つ目は、法輪功は真・善・忍の原則に基づいて良い人になるように教えているからです。私は法輪功のおかげで、喫煙、飲酒、嘘をつくこと、かんしゃくを起こすこと、怠け心、自己中心的なところなど、多くの悪い習慣を改めることができました。今では師父の教えに従い、まず他人のことを考えて行動するようになりました。例えば、今日、なぜあなたの取り調べ記録の作成に応じているのかというと、あなたを恐れているからではなく、あなたを思いやっているからです。あなたは上司から与えられた任務をこなさなければならないからです。二つ目は、法輪功には病気治療と健康保持に素晴らしい効果があるからです。私の母親は法輪功の修煉を始めてから20年以上、薬を飲んだり注射をしたりする必要がなくなりました。現在80歳ですが、今でもジョギングをしています」と言い、私はスマートフォンで母親がジョギングをしている動画を彼らに見せました。彼らは皆、驚いていました。
私は彼らに、「テレビで報道している法輪功に関する悪い噂はすべてでっち上げです」と伝えました。そして「天安門焼身自殺事件」の例を挙げ「焼身自殺した人」に火がついたと同時に、警察がすぐに消火器で火を消したことを指摘しました。私は「皆さん、天安門広場に消火器がありますか?」と尋ねました。彼らはしばらく考えてから「広場に消火器があるはずはない」と言いました。私は、「それなら『焼身自殺した人』の火を消すための消火器は、火をつける前に用意されていたということになります。つまり、これは演技だったということです!」と言いました。彼らはしばらく考え込んだ後「ああ、なるほど、演技だったのか!」と皆、納得した様子でした。
副所長は最後の質問として「今後も法輪功の修煉を続けますか?」と尋ねました。私は非常に強い決意を持って「たとえ首を切られても、大法の修煉を必ず続けます!」と答えました。副所長は「その言葉は取り調べ記録には書きません」と言いました。しかし、私は「必ず書き込んでください。あなたの上司に見せてください!」と強く言いました。私の強い意志により、最終的に副所長は取り調べ記録に私の言葉を書きました。彼らの表情から、大法に対する彼らの態度が完全に変わったこと、そして彼らを背後で操っていた邪悪な卑しい鬼が完全に解体されたことが分かりました。
以前は敏感日が近づくと、派出所の警官が必ず私の家に来たり、電話をかけてきたりして、私に嫌がらせをしていました。しかし、今回、取り調べ記録を作成した時に真相を伝えてからは、警官たちは一切私に迷惑をかけてくることはなくなりました。
以上が、私の修煉過程におけるいくつかの体験です。もし不適切なところがあれば、同修の皆さんのご指摘をお願いします。
(完)