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情の関を突破する


文/中国の法輪功修煉者・ロン蓮

(明慧日本)私には一人娘がおり、結婚する年ごろになりました。同修はある同修の息子を紹介してくれました。男の子に対して満足しており、最も満足しているのはお母さんが修煉者だということです。娘はその家庭に嫁いでも、いじめられたり、白い目で見られることはないと常人の概念で思っていました。

 私はいつも彼らが結婚した後の光景を想像していました。どこで家を買え、どう内装するか、彼らにどんなものを送るかなどを想像で描いていました。彼が娘を可愛がっていることを娘から聞くと、とても喜びますが、娘に冷たくしていると聞くと、怒ってたまりませんでした。娘に対する溺愛は修煉者の状態を超えていました。

 このような私心、また親子の間の情に対する強烈な執着心を持っており、修煉状態が良い時もあり、悪い時もあります。ある日、娘から、彼が以前に交際していた女性とパソコンでチャットをしていたことを聞くと、心のバランスが崩れました。法理に従って自分を律することを忘れ、まだ会ったことのない相手の男性の父親にメールを送り、母親(同修)にメールを送りました。メールは怒りと情でいっぱいでした。

 彼らに早く結婚してほしいという強烈な心が、彼らを破局寸前に追い込んだのです。心が静まらないまま、解決できないかと『転法輪』を一講読みましたが、何も得られませんでした。焦りながら、相手の母親に電話をしました。電話の中で言ったことは、法理に基づいておらず、喪失感と娘の結婚に対する強烈な執着に満ちた言葉ばかりで、相手の修煉状態に大きな影響を与え、貴重な時間を無駄にしました。今思い出すと本当に恥ずかしく思います。

 昨日、別の同修と法理の交流をしました。同修が厳しく「余計なことに突っ込みすぎないで、私たちは何をしにきたのでしょうか、大法を修煉しにきたのです」と言いました。この一言で目覚めました。同修の口を借りて悟らせてくださった師父に感謝します。数日、気が晴れなかった気持ちがからりとして、心理状態が落ち着きました。今はすでに娘の結婚に対する執着を突破しました。娘と相手の男性の関係が発展するにしてもしなくても、このことで私の心が動じることはありません。

 2010年3月17日

(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/3/18/219999.html

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