優秀な教師がなぜ清掃工に
(明慧日本)広東省茂名市の法輪功修煉者・何ヤン華さんは、羊角鎮山和中学校の教師で、10数年来理科を教え、生徒や学校の同僚、校長から好評を得ていた。しかし現在、この優秀な教師を二度と教室で見かけることはなく、見るのは一日中黙々と校舎の床を磨き、また新聞を配布している姿である。
何先生は教える権利を奪われただけでなく、2008年6月以後の給与が支払われていない。
以前の何先生は、もともとは体が弱く、性格も内向的であったが、法輪功の修煉を始めてから、健康を取り戻し、日常生活を楽しむようになった。しかし、1999年7.20に法輪功が迫害され始めてから、その翌年の2000年末、何先生は憲法が公民に与えた陳情の権利を行使し、法輪功が受ける理不尽な扱いに対して北京中央政府に陳情した。そして1年半の労働教養処分を強いられた。
何先生は2008年のオリンピックを前にして、再び警察に強制連行され、洗脳班に送られ「転向」させられようとした。何先生は、自分が「真・善・忍」に基づいて善い人になろうとしていることは間違っていないと確信し、「転向」に応じなかったので、4カ月間不当に延長して拘禁された。オリンピック後に釈放されたが、「610弁公室」(三権の上に立つ違法組織)は何先生の自由を妨害し、外出するときは、事前に申請しなければならず、給与の支払いも停止された。
仕方なく、何先生は学校を離れ放浪生活を選んだ。しかし、「610弁公室」の役人らは教育委員会と謀って、何先生に学校に戻り授業をしてほしいと偽った。真実を知らない何先生は、学校に戻ったが、「610弁公室」は 学校に命令して、何先生に雑務をさせた。一学期が終ったが、給与は支払われていないという。
何先生は給与のことを教育委員会の局長に相談した。局長からの返事は「『610弁公室』からの指示で、私らは何もできない」とのことであった。「610弁公室」は何先生を振り回そうとしている。市の「610弁公室」の楊輝は「区の『610弁公室』と学校長と相談すべきだとか、あなたの思想と認識が彼らに合わないから、給与を停止されたのだろう」と無責任に言った。区の「610弁公室」の李康栄は何先生からの電話をとろうとせず、仕事時間中にお茶を飲みに出かけ、給与の話をする暇がないと言った。
何先生は学校が手配した雑務を黙々とこなした。さらに感慨深いのは、長い間給与のない何先生は、以前に節約し貯金した僅な金を、ほかの学校の重病の生徒に寄付したのである。
2010年5月7日
(中国語:http://minghui.org/mh/articles/2010/5/6/222929.html)
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