善良で親孝行の息子が不当に投獄され、ショックを受けた母親、義父がこの世を去る
(明慧日本)遼寧省凌海市の法輪功修煉者・斉広発さんは2009年12月、公安局に強制連行された。2010年初め、家族に何の通知もないまま、凌海市法院(地方裁判所)で秘密裏に開廷した。斉さんは、3年半の実刑を下され、錦州南山刑務所に強制収容された。歳老いた斉さんの両親は事実を知り、ショックに耐え切れず、この世を去った。
斉広発さんは強制連行、家宅捜査され、3年半の実刑に処される
斉さんは2009年12月に強制連行された際、同時に警官らにパソコン、プリンタ、法輪功書籍などの私有財産を没収された。警官らは斉さんにほかの法輪功修煉者の名前を供述するよう尋問したが、斎さんは拒否したため、警官らに暴行された。警官らは暴行した際、「言わなければ、殴り殺してやる」と叫び続けたという。
2010年4月の初め、裁判所が秘密裏に開廷審査した際、斉さんに30分ほど弁明の時間が与えられた。斉さんは、自分が法輪功を修煉してから心身ともに受けた恩恵について話し、法輪功への迫害は違法であると話した。斉さんの弁明に対し反論のできる人はいなかったという。そして、裁判長はいろいろな罪を着させようとしたが、ことごとく否定された。斉さんは、「警察官は私の私有財産を強奪した。合法的に売る人がいて、合法的に自分の金で購入したのに、なぜ強奪されなければならないのか」と問い正した。
結局、裁判所は斉さんに懲役3年6カ月の不当判決を言い渡し、錦州市南山刑務所に収監した。
親孝行の息子が牢獄に陥れられ、歳老いた母親が急死
斉さんは罪を犯してもいないのに投獄させられ、斉さんの家庭は大きな打撃を受けた。そして81歳の母親は息子のことを知ってから、病状が急激に悪化し、40日後にこの世を去った。母親はこの世を去る前に、一目でいいからどうしても息子さんに会いたいと話していた。斉さんの妻は母親の願いを関係部署に陳情したが、拒否されたという。残念ながら母親は臨終に際して、愛する息子に会うことができなかった。
婿の迫害を知った義父は、悲しみのあまりこの世を去る
斉さんにとって、投獄されたことで母親を亡くしたことは、すでに悲しい出来事だった。しかし、考えもしなかったのは、斉さんの92歳の義父まで悲しみのあまりこの世を去ったことであり、さらに悲しみを倍増させた。斉さんは親孝行の息子であったのみならず、親孝行の義理息子でもあった。義父に好かれていた斉さんが迫害されている事実を知った義父は、悲しみのあまり何日も泣き続け、婿の釈放を待ち望んだ。しかしその望みもかなわず、臨終の際「私は婿の釈放まで待つことができそうもないようだ」という言葉を残して息をひきとった。
2010年5月28日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/5/3/222777.html)
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