黒龍江省:大慶市の法輪功修煉者が強制連行される
(明慧日本)黒龍江省・大慶市の法輪功修煉者・遅賢道さん(42歳女性)は2010年2月26日、地元の警官に家財を没収されたうえ強制連行された。たまたま遅さんの両親を見舞いに来ていた唐増葉さんも、一緒に連行された。両親は遅さんの家で療養していて、この不幸に出遭った。
26日午後3時、大慶市公安局の警官・馮海波と孫万庫は十数人の警官を引き連れ、遅さんの家にやって来た。女性警官が扉を叩いて「水道のメーターが故障しているようですよ」と騙して扉を開けさせた。同時に2人の警官が家に押し入った。遅さんの両親を見舞いに来ていた唐さんが帰ろうとしたが警官は許さず、唐さん、遅さんともども強制連行した。
その後、また、十数人の警官が続々と家に侵入して来た。目撃者によると、パトカーが2台来ていたそうである。午後3時から7時まで、4時間も遅さんの家で、家財を没収したり、写真撮影などをし、そして、家にあったパソコン、ノートパソコン、プリンター、法輪功の関連書籍、法輪功の師父の写真及び現金など全部没収して行った。
警官は、非常に乱暴に遅さんを強制連行しようとしたが、遅さんは抵抗し、母親も娘を引っ張って、連行を止めようとした。しかし、母親は警官に力まかせに引き倒され、足の弱い母親は立ち上がったものの、また倒れた。目の前で娘が強制連行されるのを見て、76歳の老人はドアまで這って行った。ある警官はその身体を踏みつけて行った。近所の人は「あなたは、どうして老人の身体を踏みつけて行くことができるのですか」と警官に言った。警官は「たとえ死んでも関係ないね」とうそぶいた。遅さんは靴も履かせてもらえないまま、パトカーまで連れて行かれた。
遅さんは大慶石油学院を卒業し、三環という油田掘削の機関に勤めていた。法輪功を修煉する前は、たくさんの病気に罹っていたが、修煉を始めて以来、健康な身体になった。
遅さんの両親はもうすぐ80歳になる老人で、2人とも体調が良くなかった。母親は足が悪く、杖でしか歩けなかった。遅さんは両親の身体を心配し、2001年の正月ごろ、両親を実家の山東省から自宅に迎え入れ、世話をしている。父親は脳血栓で入院していたが、退院して2日間ばかりして、娘が強制連行された。
遅さんの夫は山東省で働いており、16歳の息子は中学4年生で、まだ母親の世話が必要である。日常生活のすべてのことを遅さん1人に頼っていた。現在、家には老人と子供だけが残されており、夫は15日の休みしか取れず、病弱な両親の面倒を見る人はなく、ご飯を作る人もいない。1日も早く遅さんに帰ってほしいと願っている。
現在も、遅さんはまだ大慶留置場に拘禁されている。
遅さんは真・善・忍を自分の信仰としている。中国憲法には、「信仰の自由」の規定があり、遅さんは全く法律違反などしていない。しかし、警官は騙して、遅さんに扉を開けさせ、強制的に家に侵入してきた。どちらが法律違反をしているのだろうか。
国内外の正義ある人々は、迫害されている法輪功修煉者へ救援の手を差し伸べ、そして、1日も早く中国共産党の迫害を停止させるよう、ご支援をお願いします。
2010年3月29日
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/3/22/220196.html)
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