日本明慧
|
上海:交通大学の講師に不当判決 (明慧日本)元上海交通大学の講師の法輪功修煉者・郭小軍さんが警察に強制連行されてから半年、2010年7月6日午前、上海宝山裁判所は郭さん対して裁判を行った。郭さんや弁護士は裁判所に対して事実の不詳や、証拠不足であると正したが、裁判所は一切答えず、郭さんに対して4年の実刑判決を不当に言い渡して閉廷した。これ以前にも2000年8月、同じく法輪功を学んだという理由で5年の実刑判決を受け、刑務所で迫害された。
裁判所は事前に郭さんの弁護士を呼びつけ、裁判の時は法輪功に対して定義をつけてはならず、無罪の弁護を行わないよう強要した。北京から来た正義のある人権弁護士は「法輪功修煉者を犯罪者として逮捕し、裁判所が判決を下すことは、国家の司法資源を浪費している」と反論した。 開廷審査した際、郭さんは法廷上で、自分は「真善忍」を信仰したことで、宝山公安局および留置場の警官に拷問され、自白を強要されたこと、参与した警官は国家保安大隊長・仇峰、警官の楊躍飛、陳克贇らであることを暴いた。 検察官・陳維東は、唯一の証言者の日記と郭さんの日記が一致しない状況下で、郭さんに対して求刑した。郭さんは、警察らによる拷問を受けたことを話すと、陳は郭さんの妻や子供を連行し、さまざまな方法で拷問を加えると脅迫した。郭さんは、自分が法輪功を修煉して得た恩恵を話そうとしたが、裁判長は郭さんの話を止めるように命じ、郭さんが法廷で陳述する権利を剥奪した。 2010年1月7日、宝山公安局は正当な理由もなく、郭さんを強制連行した。当時、警察が提出した捜査許可書に書かれた住所は違っていた。家族がこのことを聞いたところ、警官は慌てて捜査許可書を奪い返して破り捨て、その場で新しい捜査許可書を作成した。警官らは家宅を捜査しながら、郭さんの家族に対して、今日のことを明慧ネットに掲載したらおまえ達を逮捕する、と脅迫した。 宝山市の公安局、検察、裁判所はこの案件の処理に当たり、中国の憲法に違反している。 一、宝山公安局は、この案件を処理するに当たり憲法に違反した 郭さんは、公安局は郭さんの家族が依頼した三人の弁護士に対し、圧力や脅迫をもって郭さんの家族との代理弁護を解除させた。弁護士の法律に基づいて執業権を犯し、被告人が弁護依頼の権利を剥奪した。 郭さんが強制連行された際、警官が郭さんを故意に地面に投げつけて負傷させ、拷問をもって自白を強要し、精神的な恐喝を受けた。郭さんの家族は、宝山留置場、宝山検察院、宝山陳情所、市検察院にある陳情所、市公安局にある陳情所に苦情を訴えたが、各関係先からは回答がなかった。 二、宝山検察院は、この案件を処理するに当たり憲法に違反した 宝山区公安局支局は、郭さんに対して拷問をもって自白を強要し、精神的に恐喝したことについて、家族はすでに検察院の呂課長及び宝山留置場の顧所長および指導員の金に苦情を訴えていた。そして、この案件が検察院に引き渡されたとき、家族は検察官の陳に同様のことを訴えた。陳は家族の訴えを慎重に対処すると話し、裁判の際、家族が傍聴できるようにすると約束した。その後、家族は検察院に対し、公安局が法律に基づいてこの案件を処理するように監督するよう、再三にわたり要求したが、検察院は無視した。これは、憲法を履行していなことになる。刑事訴訟法、検察院組織法、検察官法で、検察は公安局の案件処理を監督する義務を持つと定められている。しかし、検察院は憲法を守っていないといえる。 三、宝山裁判所の違法行為 開廷する前、裁判長・徐敏芳が弁護士を呼びつけ、法輪功に対して弁護してはならず、守らなかった場合は発言を禁止し、それでも守らなかった場合は法廷から追い出すと脅迫し、弁護士の弁護権を深刻に侵害した。家族は裁判所に対し、徐裁判長の違法行為を調査するよう要求した。裁判所は、調査の結果を家族に報告すると約束したにも関わらず、結果として何の報告もしていない。そのほか、家族は裁判所に対し、警官に持ち去られたノートパソコン、法輪功書籍などの私有財産を早く返すよう求めたが、いまだに帰されていないという。 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを參照) 2010年7月30日 (中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2010/7/14/226994.html) |
||