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北京市:60代の法輪功修煉者2人に不当判決

(明慧日本)北京市の法輪功修煉者・ス秀文さん(60歳前後女性)、劉熙恭さん(65歳前後男性)は2010年7月13日、海淀裁判所に懲役4年6カ月の不当判決を言い渡された。2人は上訴したが、北京市第一高等裁判所は、被告人による口頭弁論を実施せず、さらに被告側の弁護士の弁護も許さない状況下で原審を維持した。
 
 スさん、劉さんの2人は法輪功の修煉を堅持したため、数回にわたって迫害された。会社からは解雇され、年金の給付も停止された。その後2人は、地元の派出所の警官に嫌がらせをされ、経済的苦境に陥り、放浪生活をせざるを得なかった。
 
 2009年12月19日、スさん、劉さんは新街派出所の警官に強制連行され、家財を没収された。そして、相次いで西城区留置場、北京市第一留置場、海淀区留置場に拘禁された。
 
 その期間、2人はがりがりに痩せた。スさんは血圧が230mmHgになり、劉さんは心臓病、腎臓結石の病状が現れ、救急センターに送られた。警官らは家族の面会を許さず釈放もしないため、家族は保釈の申請をしたが、受理されなかった。
 
 2010年6月2日、海淀裁判所は2人に対して開廷した。許可もなく場所を変えたり、身元不詳の人を傍聴席に座らせたりした。さらに裁判官の遊涛は、弁護士の弁護を数回妨害し、そそくさと休廷した。その期間、家族は保釈を申請したが放置された。
 
 2010年7月13日、海淀裁判所はスさん、劉さんに4年6カ月の実刑判決を言い渡した。そして、北京市第一高等裁判所は2人の上訴に対して原審を維持するとした。
 
 2010年11月15日、スさんと、劉さんはそれぞれ北京市女子刑務所、天津市清河農場前進刑務所に拘禁された。上記の2カ所の刑務所も保釈や家族との面会を禁止した。
 
 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照) 
 
2010年12月08日

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