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真剣に心を修め、着実に行う(二)


文/長春の大法弟子 一梅

(明慧日本)
 
  二、ショートメールと録音電話の同時進行
 
 『オーストラリアの学習者への説法』の中で、ある同修が、数年来、電話で真相を伝える人は2、3人しかいませんと質問しました。それを聞いて、私の気持ちはしばらく晴れませんでした。電話で真相を伝えることは常に海外の学習者に回してしまいますが、どうして自分たちで責任を持つことができないのでしょうか。法を正す進展が早まるにつれ、携帯電話を使って真相を伝えるプロジェクトができました。これで、私は新たな法器である携帯電話を持つことができ、ショートメールと電話を同時進行で利用して真相を伝えたいと思いました。
 
 私の願いが通じて、師父が按排して下さいました。現在、私はこのように行っています。まずショートメールを送り、もし先方から返信メールをもらえたら、私もすぐに返信します。真相電話をかける時、もし、拒む人がいれば電話番号にショートメールを送信しますが、音声を最後まで聞く人がいれば、ショートメールを送り、三退を勧めます。
 
 真相の音声電話をかけ始めた頃は、先方の番号は使用されていないものや、先方が電話に出ないケースばかりでした。たまに出た人は、法輪功の話の電話だとわかると、すぐに切ってしまうので、私は少し意気消沈してしまいました。特に、真夏の焼けつくような炎天下で、風雨の中で、真冬の身にしみる冷たい風と雪が飛び交う中で、人混みの中で、大通りから路地まで回って歩くことは結構辛かったのです。携帯電話で真相を伝えることを続けるのか、やめるのか、途方にくれましたが、このままやめてしまっていいのだろうか。師父が法を伝えられる時に天上から下りられ、さまざまな難儀を乗り越え、さまざまな妨害を取り除き、どれほど苦労されたのかを考えたとき、まだ克服できない困難があるのかと自問しました。
 
 ある日、同修が一つの電話番号を示して、私に電話をかけてほしいと頼みました。最初、先方は電話に出ませんでした。続いて、違う番号からの着信があり、先の人の電話だと直感で分かりました。再度、電話をかけましたが、拒否されました。そして、同じ番号から「何の用ですか?」という一通のメールが届きました。さっそく「平安を守れる秘訣を教えたいのです」と返事。先方は「あなたは誰ですか?」と聞くので、「あなたの友人です」と書きました。すると「友人なら、名前は?」と聞いてきました。
 
  「名前は大事ではない、あなたに真相を知らせることが肝心です」と私は答えました。「友人なら、名前ぐらいは言えるでしょう、早く言ってください」と相手は催促してきました。「そのうち分かります」と返事をすると、相手は「じゃ、電話をかけて」と送ってきました。直ちに彼に真相の音声電話をかけました。先方は電話に出てくれました。
 
 電話の内容は3分間の三退を勧める内容のものです。その人は2回聞いて電話を切りました。その後、また一通のショートメールを先方に送りました。「真相の内容を聞かれましたね、三退しましょう」しかし、返事がありませんでした。近いうちに、別の大法弟子が彼に三退を働きかけることを希望します。
 
 また、ある日、音声電話をかけました。江沢民がスペインで告訴された真相が流れた時、電話の向こうで「聞こえた? 江が告訴されたって」と騒いでいました。また、さらに何人か集まって来て真相を最後まで聞いて、電話を切りました。ある日、三退の真相をショートメールで送ったら、相手は「どうやって脱退するの」と訪ねてきました。「脱退したければ、お手伝いさせていただきます」と返信しました。またある日、一人の人は「どうして私が以前、法輪功を習っていたと分かったの」と聞き、「現在、法輪功を学んでいる人は1億人もいます。理も本の中にはっきり書いてありますので、本を少し読んでみては」と返信をして、この番号を書きとめ、相手に電話をかけました。すると、最後まで、真相を聞いたようでした。こういう時に、私はいつも感激して、嬉しい気持ちでいっぱいです、なぜならば、また新たな生命が真相を知るようになったからです。
 
 ある日、私の送ったショートメールに「私は法輪功を学びたいです。でも、どこで教えてもらえるのか分かりません、共産党が禁止しているからです」という返事がきました。次の日、私は返信を送りました。「おっしゃっている事はよく分かります。しかし、人生は自分で決めるものではありませんか。誰のために生きるのですか? もしお知り合いの中で、法輪功を習っている方がいらっしゃれば、その方に聞くのが一番早いのですが、もし、いらっしゃらなければ、ここで一つリンクをお教えします。アクセスしてみて下さい」すると「今はちょっと難しいかな、できるの?」と相手が聞きました。「難しいかどうかは人によるものだと思います。習いたくない人にとっては本当に難しいと思いますが、習いたい人には難しくないのです。10年来、法輪大法を修煉する人は1億人に達しているのです」と励ましました。
 
 1年間、携帯電話という法器を使って、真相を伝えることを通して、常人の反応や態度は自分の心に左右されるものだと分かりました。相手との距離を縮めていけば、その人たちの事を家族や友人のように親しく感じますが、もし自分の観念で決めつけて、この人は真相を聞いてくれそうだ、あの人はだめだなどと、このように先走ってしまうと良い結果を得ることができません。そして、慈悲心を持つ事もとても大切で、返信メールを書く時に、言葉使いは柔らかく、優しく、まるで相手が親しい友人のように言葉をかけます。話の中に善の要素を加えれば、人の心を掴めるはずです。特に、神韻芸術団の曲を聴いて、大いに啓発されました。深くそれらの曲の歌詞の内容を理解することは、ショートメールを編集する手助けになると気づきました。
 
 ショートメールや電話を使って真相を伝えることは、とても素晴らしいのです。私たちが各自の法器を手にすれば、巨大なエネルギー場が形成され、慈悲と善を衆生に届けることができ、大法の威厳で邪悪を震え上がらせ、大法の素晴らしさを世人に広めることができます。現在、私は家から出るとき、常に正念を発して、衆生を救い済度し、世人が真相を受け入れることを妨害する全ての邪悪な生命と要素を取り除き、直ちに滅してしまいます。そして、心の中で「誰のために風雨を問わず、誰のために野宿の苦を嘗めるのか。街頭に佇むのは大法弟子、手にしたビラに慈悲と艱難(かんなん)が滲みでる。あなたを危難から救い出すことだけが私の望み。真相を知って初めて未来を見極められる。報われることは望みではない、ただ進むべき道を示したい」を歌います。これからも、軽快な足取りで正法と修煉の道を歩みたいと思います。
 
  わずかな認識ですが、同修の慈悲なるご叱正をお願いします。
 
 (明慧ネット第7回中国大陸大法弟子ネット法会)
 
 (完) 
 
2010年12月11日

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