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自己を突破し、絶えず昇華する


文/中国東北地区の大法弟子

(明慧日本)この一年間、私は執着心を取り除くことで毎回次元を高めることができました。その向上は長く続き、絶えず自己を突破し、さらに師父に手伝って法を正すことの励みになりました。
 
 内に向けて探し、修煉に偶然なことはない
 
 常々、私は修煉の中で偶然なことはないと感じています。ある日、私がご飯を作っていた時、ジャガイモを切ると、中身が全部腐っていました。私は不思議に思いましたが、突然、このことは自分の心とつながっていると悟りました。おそらく私の中に良くない心が存在しているのです。しかし、それはどんな心でしょうか。恐怖心でしょうか? 顕示心でしょうか? それとも疑心でしょうか?
 
 夜になって主人が帰ってきたので、私は主人と雑談していました。私は「今日実家に行って母と会ったのだけど、母が市場で安い白菜を買わなかったことが残念だわ。白菜を少し買って漬物を作ればよかったのに。市販の漬物は高いのよ。妹は、お隣の人が買った白菜は青葉なので水分が少なくて、ちょうど漬物を作れると言っていたわ」と話しました。
 
 すると主人は突然、目を大きくしたあと、目を細めて私を見つめました。主人は「どうしてそんなふうに物事を見ているんだ?」と私に聞きました。主人はさらに「お前はいつも当てこすりをしている。人のことを話す時、実は私のことを批判している。私は昨日、水分の多い白菜を買ったばかりじゃないか。今日私が帰ってから白菜のことを話すということは、私を責めているんだろ?」と言いました。
 
 その時私は、師父が中身の腐ったジャガイモで私に悟らせて下さったと気付きました。私の中に悪い心・不正な心があります。私は人に当てこすりをして直接ものを言うことができず、人がいじめられていても何も言えませんでした。これは長年、党文化の中で形成された暗い心理です。これまで主人と話す時はずっとそうでした。誰それの主人は家事がよくできるとか、誰それの主人の稼ぎは良いという話を主人にしていました。ここまで考えて私は心が痛くなりました。
 
 党文化に毒される中で、私はこれまで、どれほどの悪事を働いたのでしょうか? どれほど良くない言葉を言ったのでしょうか? 主人を傷つけても、自分が正しいと思い込んで、主人の気持ちを全然思いやっていませんでした。時々、主人は私と話したがらないことがあります。私は女性としての根本的な優しさを失ってしまい、さらに「真・善・忍」にも従っていませんでした。
 
 それから私は、以前よりも主人のことを思いやり、修煉者として自分の言行に注意しています。主人に大法の真相を伝え、主人は衆生の一人で、救い済度される対象として見なしています。以前の彼は私の修煉を反対して、完全な無神論者でしたが、今は少し変わり、「真・善・忍」は素晴らしいと信じています。
 
 先日、主人は私に「この宇宙はなぜ規律通りに動くかとずっと考えている」と話しました。彼は理性的に考えています。修煉者の生活の中で会った事は全て偶然ではないので、修めるべきことがあると悟りました。ただし、悟らなければならず、毎回の向上のチャンスを失わず、悟った後にそれを実行すべきです。
 
 自己を突破し、歴史的責任を全うする
 
 一昨年の年末、皆で学法をしている時、協調人が「経済的に余裕があれば、大法弟子はパソコンを買って毎日、明慧ネットを見たほうがいいです。明慧ネットは大法弟子のためのサイトで、交流文章はとても素晴らしく、ネットを通して毎日師父を見ることもできます」と話しました。
 
 それを聞いて私はパソコンを買おうと思いましたが、私はインターネットに接続する方法が分かりませんでした。すると、ある同修が接続の方法を教えてくれると言ってくれました。その同修のおかげで、私はようやくパソコンを買ってインターネットに繋ぐことができました。
 
 私は、パソコンのできる同修が毎日、資料やDVDを作ったり、協調したりして、忙しくて大変苦労していることを知り、自分の中の恐怖心を漏れなく捨て尽くさなければならないと思いました。私がパソコンを使いこなしてDVDを作れたら、同修の負担を少し減らすことができ、全体に円融できると思いました。すると、年が明けてから、ある同修が私に「DVDを作ってもらえますか」と聞いてきたので、私は「やります」と答えました。
 
 この全ては師父の按配で、私の誓いを実現させるためだと私は悟りました。しばらくして『神韻芸術団合唱団公演(大陸版)』のDVDが配信され始め、DVDがたくさん必要になりました。同修は私に「大きくて性能の良い複製機をあなたの家に置いたらどうでしょうか」と聞きました。私はそれを聞いて少し緊張して「どのくらい大きい機械なのか、家に置いたらどうなるのか」などの恐れる心が出てきました。私はすぐに恐れる心を認識し、自己を放下して恐怖心を取り除くという念を発しました。同時にそれは師父の按配だと悟りました。このようにして、DVDをだんだんと大量に作れるようになりました。
 
 DVD作成の過程も心を修める過程です。集中できなくてDVDを壊したり、質が落ちてしまったこともありました。大法弟子は皆、生活費を節約してDVDを買っているので、たとえ一枚のDVDでも責任は重大です。なので私は、とても悔しく思いました。心理状態を正し、DVDを作りながら法を暗唱したところ、効果が良くなりました。そのため、それからはDVDを作る時、とても集中してやっています。理智的で純粋な心が大切なのです。
 
 私は今、二人の新しい学習者と一緒に学法をしています。新しい学習者は私に質問をするので、私はより多く学法しなければいけません。
 
2011年04月09日

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