日本明慧
■印刷版   

河北省:迫害を告訴した役員 裁判所前で暴行され強制連行

(明慧日本)河北省の役員だった楊銀喬さんは2004年、資金繰りに困っていた勤め先の機関に1万元を貸した。2009年、同機関は、楊さんに法輪功を修煉している親戚がいるという理由で、楊さんの利息や給料、その他の保険金の支払いを拒否したうえ、610弁公室と結託して楊さんを逮捕した。
 
 2011年5月9日、石家荘市新華区裁判所は、楊さんが訴えを受理し、この案件を審理し始めた。法廷で被告人の書記・韓警権は裁判長に対して、街のごろつきのような態度をとり、罪を認めずに不真面目な返答をし続けた。結局、裁判長は何の判決も下すこともできず、早々に閉廷し午後から裁判を再開すると宣告した。
 
 楊さんが裁判所の門を出たところ、突然、駆けつけた不審者数人に乱暴に押さえつけられ、石家荘市新華区寧安路派出所に強制連行された。同日、新華区の副主任・劉浩傑らは楊さんの家に押し入り、嫌がらせや家宅捜索を行った上、家族の反対を押し切って楊さんを洗脳班へ連行しようとした。結局、最後まで抵抗していた楊さんは混乱の中、頭を強く壁にぶつけられて失神し、病院へ搬送された。
 
 楊さんは退院後、依然として昏睡状態が続き、自力で食べることも飲むこともできなくなった。そのため、楊さん一家は苦しい生活を強いられている。

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2011年06月15日

■関連文章
河北省:唐山市の法輪功修煉者2名が労働教養処分を強いられる
吉林省:法輪功修煉者が警官に刺され重傷
河北省:法輪功修煉者が強制連行された経緯
河北省:法輪功修煉者が突然死、暴行が原因か(写真)
河北省:廊坊市610弁公室が、多数の修煉者を強制連行
河北省:数十名の修煉者が強制連行される
河北省:同日に3人連行され 迫害を受けつづける
遼寧省:法輪功修煉者の釈放を求めた家族が強制連行される
遼寧省沈陽市:警察署・検察庁・裁判所・学校が結託し 高校教師を強制連行
唐山市:多数の法輪功修煉者が令状もなく連行される(写真)