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四川省:成都市「法制教育センター」の迫害手段(写真)

(明慧日本)四川省成都市にある「法制教育センター」(別名:新津洗脳班)は、成都市の610弁公室と四川省の610弁公室が共同で設立した刑務所で、法輪功修煉者への洗脳と迫害を行っている。
 
 この洗脳班は2003年に設立され、新津県花橋鎮茶湾村に位置し、中共(中国共産党)の「その経済を打ち壊し、その名誉を腐らせ、その肉体を消滅させる」という法輪功への迫害政策を推進するため、数千人の法輪功修煉者に対して、残酷な迫害を実行してきた。彼らは脅したりしながら、法輪功修煉者の肉体と精神に対して迫害を行っている。例えば、神経中枢を破壊する薬物を注射したり、食事や飲み物の中に中枢神経を破壊する薬物を混入し、法輪功修煉者を心神喪失、不具、病気、認知症になるまで迫害し、死亡させた。この洗脳班で迫害され死に至った法輪功修煉者は、鄧淑芬さん、李暁文さん、謝徳清さん、劉生緑さんなど。また心神喪失になるまで迫害された法輪功修煉者は祝霞さん、劉英さん、譚紹蘭さんなどである。
拷問の実演:神経中枢を破壊する薬物の注射

 一、 ビデオで洗脳し、テレビで意志を消耗させる
 
 新津洗脳班では、法輪功修煉者を転向させるため、毎日大音量で法輪功を中傷する各種の録音テープとビデオテープを流している。このような嘘で人を完全に騙すことは不可能であるが、目的は法輪功修煉者の感情を混乱させることにある。昼休みの時、各種の情を刺激するドラマを放送し、法輪功修煉者の意志を消耗させ、心を乱れさせる。法輪功修煉者が見たり聞こうとしなければ、人間としての感情がないと中傷する。
 
 彼らはいつも、法輪功修煉者の性格が悪く、明るくないと非難し、自分たちがどんなに楽しくて豊かな生活を送っているかを吹聴する。まるで修煉を始めてから人格が悪くなったかのような言い方をする。ある修煉者の家族は「自由さえ与えられず、どのように喜ぶというのですか?! もしあなた達が刑務所に閉じ込められて楽しく生活できるというなら、それこそ問題だと思います」と反論した。
 
 二、薬物による迫害
 
 法輪功修煉者は毎日2人の監視役に監視され、独房に監禁され、トイレに行く時さえも監視役が一緒について来る。1日3回の食事は、監視役が取りに行き、食物の中には中枢神経を破壊する薬物が混入される。多くの法輪功修煉者は、あるときから急に、体調に異変が表れる。眠けに襲われたり、頭痛や目が張るような感じがしたりする。また動悸や、意識が朦朧とするなどの症状がみられ、最悪の場合には死に至るケースもある。
 
新津洗脳班で迫害され瀕死状態の謝徳清さん、その後死亡

 2009年、謝徳清さんが死亡した後、その遺体は黒ずんでおり、薬物中毒の症状が出ていた。謝さんの家族は原因究明のため、遺体の解剖を希望したが、翌日の午前3時、100人の武装警官らが遺体安置所に突入し、謝さんの2人の息子に暴行を加えた上、謝さんの遺体を奪い取り、火葬を強行した。この事件について、新津洗脳班は事実を説明する勇気がなく、ただ自分達は「潔白だ」と主張するのみである。
 
 三、騙しの手段
 
 洗脳班の殷得財、包小牧、王秀琴、徐丹はそれぞれが、修煉者を騙す手段を持っている。殷と包はかつて法律を学んだことがあり、自分達が罪を犯していることを知りつつも、目の前の利益に翻弄されている。殷はいつも親切な態度で、法輪功修煉者と家族の前に現れ、「私は法律を学んでいましたので、何でも私に言って下さい。私にはあなた達に助言ができますよ。」と伝える。しかしすべての助言は、法律を歪曲すし、中共を擁護するものである。現在、殷は成都市の綜治弁公室の主任に出世し、依然として洗脳班での迫害に参与している。また、包はとても横暴で、法輪功修煉者が必ず彼の管理に従うよう強制している。
 
 徐は、修煉者の前では同情しているそぶりをし、迫害に対して不満を抱いているふりをする。そして、法輪功修煉者の信用を得た後で、「転向」を勧めはじめる。王は巧みに偽りのビデオを見るように導きながら、「ほら、××の言っていることは的を射ているよね。一理あるでしょう?」などと懐柔を試みる。それから王は場合によっては涙を流し、断食する法輪功修煉者の前で、涙ぐみながら強制的に灌食を行う。かと思えば、法輪功修煉者の家に訪問し、脅迫を行うなど、手段を選ばない。
 
 また場合によっては、美人(美男)を使い、修煉者に関心を持ち、迫害に遭ったことに対して、非常に心を痛めているように演じさせ、幸せな生活に対する憧れの気持ちを持たせるように仕向け、最後に「転向」を勧める。従わなければ、態度を豹変させ、「意気地がない」と修煉者を中傷する。
 
 四、赤裸々な脅迫
 
 すべての方法をとっても、法輪功修煉者が転向しない時、最後は脅迫や恐喝を行い、際限なく拘禁期間を延ばす(刑務所、労働教養所には収容期限があるが、洗脳班は期限がない)。修煉者を徹底的に失望させ、最後には「ならず者のこの私が、誰を恐れるというのか?」と言わんばかりの邪悪な表情を見せながら、公然と「中共は法律に構わない。すべての法律はただの飾りものであり、中共は強権でしかないのだ。転向しないのなら、お前を待っているのは監獄行きか、あるいは精神病院で薬物を注射されるかだ」と脅迫する。
 
 あるいは、「数千万元の経費をお前の給料から差し引いて、巻き添えに家族も職場から追放してやる。最悪の場合、お前の家族も逮捕してやるからな」などと脅迫する。
 
 五、徐々に堕落させる 
 
 彼らは修煉者に「修煉しない保証書」を書くように強要し、「あまり真剣に考えなくていい、刑務所を出たらまた修煉してもいいよ」などと誘惑する。心から修煉者を理解しているふりをして、本心ではなく、ただ表面的に書類を書くだけだから、と納得させる。
 
 そして修煉者を少し安心させた後、引き続き「反省書」を書くように強いる。彼らは修煉者を説得し、「もしうまく書けないならば、他の人が書いた参考文章があるから写せばよい」などと言葉巧みに促しながら、「反省書」を書くようにしむける。
 
 続いて「摘発書」、「告発書」、「決裂書」などを彼らの「指導」の下で完成させる。修煉者は心の中で、自分は本当は「転向」していないと気持ちを慰め、「他の人を密告したくないから、自分の家族を告発しよう。どのみち私が修煉していることは、家族みんなが知っているから」などと、考えさせられてしまう。
 
 一度書くと、修煉者は堕落してしまうようになり、最後、書き終えると修煉者は死んだように完全に彼らに従い、抵抗しなくなってしまう。
 
成都市「法制教育センター」(新津洗脳班)

 (注:法輪功修煉者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
 
2011年06月17日

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