文／中国の大法弟子

 

　昨年の年末、パソコンが起動しなくなりました。以前もこのような状態が現れたのですが、今回、再び現れました。一体何が原因なのでしょうか？　内に向けて探してみると、執着心が山ほど見つかりました。最近、私はテレビにはまって、安逸にふけり、煉功をせず、お昼休みの時間を長くとり、学法しても心に入らず、真相を伝える心が不純で、パソコンでドラマをみたり、QQ（翻訳者注：中国で最も普及しているコミュニケーションツール）に入ったり、また安全問題が気になって、頻繁に無影無跡というソフトを使っていました。これらの執着を認識できた後、私はしっかり学法し、これらの執着を取り除こうと決心しましたが、何回試しても、パソコンはやはり開かなかったのです。

 

　今日、私はもう一つ、とても深く隠されている執着を見つけました。それはほかでもなく、問題を解決しようとする心を抱えて、内に向けて探すことでした。内に向けて探すときにいつも、この執着を見つけたら、パソコンが使えるようになるだろうと考えていました。私は結果に執着し、内に向けて探すことは修煉の過程で自ずと行うべきことで、自分を昇華させる宝物と考えていませんでした。私たち大法弟子は修煉過程で、常人の中のトラブルを解決したら、昇華できるのではありません。私たちは自ら法に同化し、問題にぶつかったとき、内に向けて探します。内に向けて探す目的は常人の中の問題とトラブルを解決するためではなく、自分の置かれた環境のなかで、それがどんな環境であっても、時々刻々しっかり自分を修め、大法弟子としてのあるべき状態を現すべきです。修煉はほかでもなく、無為であるべきで、いかなる結果に執着してもいけません。

 

　そして、私は不法に監禁されている同修のことを思い出しました。一部の同修は留置場に強制連行されると、内に向けて探す以外に発正念をして旧勢力の按排を否定し、同時に、ここに来たのも法を実証するためで、ここに来た以上、大法弟子としてあるべき状態を現し、師を助けて法を正し、衆生を救い済度しなければならないと考えます。しかし、一部の同修は同様の状況にぶつかると、内に向けて探して発正念をしますが、それは問題を解決するためであり、自分が内に向けて探し、自分の執着を見つけ出したら、早く家に帰る事ができる、という考えを持っています。留置場から出れば、更によく法を実証できると考えていますが、まるで自分の恐れる心を隠すために口実を探しているようで、結果として、思う通りにはいきません。

 

　「内に向けて探す」というのは師父が私たちに授けてくださった宝物です。内に向けて探すなかで、私たちが遭遇する多くのトラブルや問題は、自ずと解決されますが、それは私たちが昇華したために自然に現れた結果であり、問題の解決が内に向けて探す理由になってはいけません。修煉には少しの偽りも入ってはいけません。必ず着実に、まじめに自分を修煉すべきです。修煉は常人のなかの、いかなることよりも厳粛であり、いかなる執着、たとえそれがとても深いところに隠されているとしても、私たちはそれを見つけ出し、取り除くべきなのです。

 

　以上は個人の悟りであり、同修と交流したいと思います。不適切なところについては慈悲なるご叱正をお願いします。