中国本土へ真相電話をかける中で、心性を向上させる(ニ)
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  文/日本の大法弟子

 
 韓国の同修の話は、長い間私の頭の中に残り、私は心の平静さを保てなくなりました。私は心のなかで、彼女が真相電話をかけるために大いに努力したことはっきりとわかっていました。彼女が自我を放下し、衆生を救い済度するために勇猛精進する姿の前で、私は自分が中国人に対して真相を伝えない理由を見つけることができませんでした。同修は自我を放下し、自分の面子を考えず、自尊心が傷つけられることを考えず、寸暇を惜しんで人を救っていました。私も「電話をかけて人を救いたい。一切の困難を克服したい。同修にできるなら私にできない理由があるのか」と思いました。
 
 翌日、私は日本の電話チームの協調人に電話をかけて、私の考えと真相電話をかけたい願望を彼女に伝えました。彼女はとても熱心に、歓迎の意を示し、私が真相電話をかけることを励ましてくれました。私は彼女に、私は人に真相を伝えて脱退させることはできないかもしれないが、少なくとも、「法輪大法はすばらしい! 真・善・忍はすばらしい!」と伝える事ができるので、たとえこの一言を伝えるためでも、私は中国の同胞に電話をしたいと伝えました。
 
 それから、私はほとんど毎日、同修たちが電話をかけて交流するのを聞き、彼らと一緒に学法しました。多く聞くと少しずつ、いかに真相を伝え脱退させるかがわかるようになりました。毎日、会社の行き帰りの電車のなかで、同修たちが真相電話をかける時の録音を聞き、同修から真相電話の原稿をもらい、一文ずつ暗記しました。私は中国語の発音がよくなかったため、一部の単語は数十回繰り返して練習しなければなりませんでした。こうして、私は少しずつ電話の内容を把握できるようになりました。電話をかけはじめたころ、多くの心配がありました。相手が聞き取れないことを恐れる心、相手に拒否されることを恐れる心、相手に罵られることを恐れる心などなどでした。
 
 その当時、私は電話をかけ始めたばかりの同修が、最初の真相電話で脱退の勧めに成功した例をいつも聞いていました。しかし、私はそれほど幸運ではなかったのです。相手に電話を切られたり、少し話したら、罵られたり、ひいては私の名前を聞いて、通報して私を捕まえさせるという人もいました。どんな人にも会い、本当に行脚をしているような気持ちになりました。毎回、電話をかけるのはつらいと感じ、引き続き電話をかける事ができないと感じました。しかし、同修たちが真相電話をかけて、交流するのを聞くと、同修たちがいかにこれらの恐怖心と困難を克服したかがわかり、真相電話をかけ続ける勇気と励ましを得る事ができました。私はこの環境の中で、あまりにも多く受益しました。これらは全て、同修らの無私で、少しの私心もない奉仕の心と切り離すことはできません。
 
 私が電話をかける事が辛くなるとき、それは偶然ではないと悟りました。それらはすべて私に対する試練であり、私の恐怖心と執着心を取り除くための現われだったのです。法理の上でその事を悟ってから、私は確固たる信念で電話をかけ続けました。私は師父の法身が必ず私を加持してくださり、縁ある人が真相を聞きにくるように按排してくださると堅く信じました。関を乗り越えてから、相次いで縁ある人が真相を聞きにきて、脱退しました。また、一部の人は矢も盾もたまらず、どのように法輪功の書籍を手に入れるのか、どのように法輪功を煉ればよいかなどを聞いてきました。
 
(続く)
 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/9/17/246572.html)     更新日付:2011年9月25日
 
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