文/日本の大法弟子
電話をかけているとき、こんな人に出会いました。電話に出たのは某省の外交官でした。彼は海外に何度も訪れていました。私は彼に、脱退して命を守り、平安を守ることを伝え、仮名をつけて三退させましたが、不注意から余計なことを言ってしましました。「あなたは三退をしたので、すでに命と平安を守られるようになりました。あなたには他に家族がいるでしょう」と言ったところ、彼は非常に怒り出し「家族のいない人がいるでしょうか? あなたの質問はあまりにも配慮がない!」と言いました。
私は自分が言い間違えたと分かり、彼に謝りました。「申し訳ございません。私は言い間違えました。私が言いたかったのは、あなたは既に共産党を脱退しましたが、あなたの家族にはあなたから脱退のことを伝えて欲しいのです。彼らが脱退するならば家族の皆が平安になり、将来、家族がみな集まることができるということです。そうではないでしょうか?」と言いました。続いて私は彼に大法の真相を伝えました。
私は彼に法輪功が世界の100以上の国と地域に広く伝えられており、現在、法輪功を学んでいる人はとても多く、多くの国や団体から1600以上の表彰を受けていると伝えたとき、彼はとても感動していました。彼は「あなたが話したことはとても良いことだ。以前、私たちも法輪功を学んだことがあります。しかし、政府は党員が率先して法輪功を学んではいけないと言いました。しかし、法輪功がすばらしいことを知っていたので、黙って修煉していました」と言い、彼はまた「自分の部下に、私が養成した70~80人の党員がいるので、彼らにも脱党するように呼びかける」と言いました。
彼の話を聞いて私はやっと、彼がかつて法輪功学習者だったとわかりました。彼は弾圧後もしばらく修煉していたものの、後になって世の流れに従い、俗世間の中に迷ったと分かりました。慈悲なる師父は、彼に再び大法の真相を聞かせ、彼の長く眠っていた良知を呼び覚まさせてくださいました。実際、真相を伝えるため電話をかけるなかで、大法の真相を聞いて先天的な主意識と、分かっている一面の意識が戻ってきた人によく出会いました。
師父は「皆さんに教えますが、今日の世の中の全ての生命は皆法のためにやってきたのです。このことをはっきりと認識してほしければ、真相を伝えてあげてください。これは万能のかぎであり、既に長く封じ込まれた、久しい昔から待っていることを開けるための鍵です」(『二〇〇三年アトランタ法会での説法』)と、説かれました。
師父はまた「大法と迫害を聞いたことのない人がいますが、このような人に真相を伝えることにも重大な意義があります。世の人々が長い歳月の中でずっと封じ込められているため、生命は長い輪廻転生の中で待っているこの出来事をすぐに認識することができません。皆さんは真相を伝える中で、世界でこの出来事があるということを相手に教えただけではなく、大法、大法とは何かも教えました。このようにすることによって、長く封じ込められている機縁を開くことができ、ずっと待っているものがやってきたことが本人に分かるようになります」(『二〇〇三年アトランタ法会での説法』)
真相を伝える電話をかけることで、私は師父の説かれた上記の二つの法について深く認識できました。同時に、世の人々は大法弟子に大法の真相を伝えられることを渇望していると、しみじみ感じました。
毎日仕事が終わった後、三つのこともしっかりやらなければならないため、電話をかける時間はとても限られていています。毎日数人にしか電話できず、毎日2、3人しか脱退させることができせん。しかし以前には感じることのなかった充実感があります。なぜなら、真相を伝える電話は直接、中国大陸の民衆との会話を通じて彼らを脱退させることであり、毎回の電話は常に私の心に触れ、私の心性を煉磨し、毎回電話をかけ終わったとき、自分の心性の向上を感じる事ができるからです。私は常に考えていますが、修煉者にとって良いこととは何でしょうか? ほかでもない心性を向上させ、次元を向上させることではないでしょうか? 真相を伝える電話をかけることはこれほどすばらしい修煉方式なのに、どうして喜んでやらないのでしょうか。
また、プロジェクトのなかで、交流はとても助けになると感じました。交流が終わっても皆が名残を惜しんで離れようとしません。同修らの話はとても誠実です。一度、交流をしみじみ聞いて、時間を忘れていたことがあります。交流が終わったときは、すでに深夜の2時過ぎでした。
以上は私が電話で真相を伝え始めてからの体験の一部です。間違っているところについては同修の慈悲なるご叱正をお願いします。