文/中国の大法弟子
子供たちは真面目に真相資料を読みました。彼らは普段の授業より10倍も集中し、読むときの表情には感動、震撼、同情が現れていました。幼い子供たちが純真な心で、中国で行われている迫害を知ろうとしていることがわかりました。彼らが知ったのは巨大な氷山の一角にすぎません。しかし、このわずかな一角が、彼らに法輪大法が罪もなく迫害されていることを知らせ、中共(中国共産党)と江沢民が、互いに利用し合って大法への迫害を発動したことは道義上許されず、大法弟子の高尚な行いが世の人々を感動させていることを知らせました。
15分くらい経ったとき、相次いで手を上げる子供がいて、私に自分が選んだ文章を読んでほしいと言いました。私は良いタイミングになったと感じ、子供を数人選んで、彼らに真相の短文を読んでもらいました。これにより、子供たちが、とても多くのものを得ただけでなく、私もとても受益しました。なぜなら、その時、私はパソコンを持っておらず、明慧ネットに入ることができず、多くの真相文章を読むことができなかったため、今回の真相資料を読むことで、多くのことを知ることができたからです。
子供たちは「天安門焼身自殺事件」の真相、大法を称賛する詩歌、身辺の修煉者の物語、校庭で発生した不思議なこと、古人の天を敬う伝統文化、善悪には報いがあることの実例、悲惨で見ていられない迫害事例、などなどを読み上げました。教室は正の場に満ち、厳粛で、殊勝で、騒ぐ生徒は一人もおらず、一番腕白な子供でさえも、目を大きく開けて真面目に聞いていました。その場面は本当に人を感動させました。子供たちはきっと、私と同じように、一生この授業が忘れられないと思います。なぜなら何といっても、それは中共が猛烈な勢いで大法弟子を迫害していた、2002年だったからです。当時、邪悪はとてもはびこっていて、邪悪による毒素はまだ完全に取り除かれていませんでした。私たちがそれほど大きな圧力を背負って、真相資料を読み、真相を伝え、真相を称賛することは、本当に大きな勇気が必要でした。
私が腕時計をみると、自習時間はあと10分しかありませんでしたので、早速討論を始めました。私は子供たちに自分の考えを発表させました。皆が討論をはじめる前に、私は子供たちにもう一度真相を伝えました。「みなさん、必ず法輪大法はすばらしいと覚えてください。皆さんの身辺にいる人に、大法と大法弟子を敵視しないで、さらに大法を迫害しないように教えてください。どんな報いがあるかは、皆さん自身の一念によります。家に帰って、皆さんの両親や、兄弟、姉妹に、法輪大法は本当に素晴らしい功法だから、絶対にテレビや新聞で報道しているデタラメな嘘を信じないように、と伝えてください! これは先生の宿題です。できますか?」
子供たちは口をそろえて、「できます」と答えました。彼らの答は自信と勇気に満ちていました。
討論が終ると、朝の自習完了のベルが鳴りました。子供たちは喜びながら、教室から出て行きました。私も自信をもって、オフィスに戻りました。小鳥が柳の梢でさえずり、まるで「よく話しました。よく話しました」と言っているようでした。
後記:10年前にわが校は、老朽化で危険な教室が増えてきたため、私が教えていたクラスは、学校が借りた民間住宅で授業をしていました。そこで授業をしていたのは二つのクラスしかなく、普段鍵をかけていませんでした。まさにこのような簡単な「分校」だったので、大法弟子が真相資料を配布しやすく、正々堂々と容易に子供たちに福恩を贈ることができました。これも当時の形勢がもたらしたことで、師父の慈悲なる按排だったのです。
(完)