当日の午前、610弁公室の人は判決文に署名させようと同修を呼びました。同修は家にいる年老いたお母さん、無職の弟を思い出だすと非情に焦り、落ち着きませんでした。生活費は全部同修が賄わなければなりませんでした。「私たちは旧勢力のすべての按配と迫害を否定しなければなりません。私たちは師父がおられて、ここに法を実証しにきたのだから、必ず無事に帰れます」と同修に言いました。
午後三時ごろ、署名のことで私が呼ばれました。私は「あなたたちは法輪功を誹謗中傷してはいけません。誰が邪教だというのですか。誰が定義したのですか。修煉者たちは政権に興味がありません。私たちがやっているすべては人を救うためです」と話しました。610弁公室の人は「あなたを呼んだのは、署名してもらうためです。法輪功については、誰も公正な話をしません。誰かがこの件に触れるとクビになります。私たちは上の支持に従うしかありません。私たちに伝えても効きません」と話し、笑いながら、師父に対する不敬な事をいろいろ話しました。私は彼らの嘲笑には落ち込まず「私たちの師父は世の中の人々を救うため、大法を伝えています。現在、世界100あまりの国々に法輪功修煉者がおり、みんなは大法が素晴らしく、真善忍がよいことを知っています。師父と法輪功は世界各地の政府から3000あまりの賞を受けました。法輪功は海外では人気の功法です」と、20分近く真相を伝えました。
彼らは判決書を渡しながら、速く署名するように促しました。私は「三年どころか、3時間も労働教養所にいられません」と言いました。彼らは、本当にそうなのかと聞いてきたので、私は肯定的に答えました。「そうです。大法弟子は人を救うために行ったのであって、迫害されるためではありません。ここに来てあなたたちを救うばかりでなく、戻って地元の人も救わなければなりません。ここの蔵字石に明確に刻まれているように中国共産党が滅亡するのは天意です。毎日一人を救うとして、3年間で私は1000人を救えます。私たちをここに3年間監禁することはできません。神が同意しないばかりでなく、私たちの師父が同意する訳がありません」
貴陽女子労働教養に移送された当日、病院の検査では、私と同修に心臓、血圧、視力聴力が非情に悪いなどの検査結果が出ました。私たちを連れてきた警官は信じられず、「彼女らは病気がある患者に見えますか?」と労働教養所の所長と言い争いになりました。所長は「これは機器の検査結果です。あなたは科学を信じませんか」と言いました。610弁公室の人は「この二人は法輪功修煉者で、あなたたちは二人を必ず収容しなさい」と強く言いました。労働教養所の所長は「ここは労働教養所で、老人ホームではありません」と硬く断りました。610弁公室の人は、仕方なく翌日に再検査してみることを要求しました。
翌日、同修はちょっと落ち着きませんでした。彼女が天目でみた貴陽女子労働教養所の空間場は真っ黒でした。私は同修を励まして、この肝心な時こそ、もっと法を信じ、師を信じるべきだと話しました。再検査の結果は前日と同じで、610弁公室の人は何も言わず、車で貴陽駅まで送ってくれました。労働教養所を出るときから、私は心から慈悲なる師父に感謝しました。一回目は労働教養所に55分、二回目は35分留まり、あわせて1時間半で、3年の労働教養の判決は姿を消しました。
本当に師父がおっしゃった「弟子正念足りれば、師は回天の力有り」(『洪吟二』「師徒の恩」)でした。私たちはどこにいても大法弟子の正念を忘れてはならず、100パーセント師を信じ法を信じるべきです。
(完)