トラブルの中で大法に導かれ、内に向けて探し精進する(二)
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文/中国遼寧省の大法弟子

 その男の人は軟弱で無能な私の 心をつかみ、家族が楽に暮らせないようにしてやると言いふらしました。それから、本当にいたるところで私にトラブルを起こしてきました。夜に窓を叩くとか、家のものを盗むとか、すべてを私の目の前でやりました。私は本当にその苦しみを語ることができず、話せるところもなかったのです。それから、私の心は常に穏やかでなくなり、その男の人が私の名声を汚し、夫の兄弟の妻が私の悪口を言い、家族に度量がないことを恨み、この嫉妬心と恨む心が、それから私の内心の深いところに根を下ろしました。

 10数年が過ぎ、私と夫の兄弟の妻は共に修煉を始めました。法を得た初めの2年間は仲がとても良かったのですが、中共が法輪功を迫害しはじめてから、仲が悪くなりました。経緯はこうです。大法に対する迫害の開始後、私たちの二つの家庭は不法に家宅捜索されました。警官は先に我が家に来て、それから彼女の自宅に行きました。彼女は大法の書籍が没収されたのは、私が警官に教えたからだと誤解しました。彼女に対する私の嫉妬心、恨む心がまたもやぶり返して、さらに強くなりました。

 旧勢力は私に漏れがあることをみて、私に多くの難を加えてきました。私に男女の問題があるとデマを流し、夫の兄弟の妻は以前のことを鎮にいるすべての同修にしゃべり、私の持病が発作したと同修に言いふらしました。彼女に対する私の嫉妬心、恨む心が再び強くなりました。

 師父は『転法輪』の中で、「嫉妬心を無くさなければ、人の修煉した一切の心が脆弱なものになります」と説かれました。それから、私は本当に小心翼翼な人間になり、気づかないうちにとても大きく邪魔をされました。毎日学法をして、自分を探すことを知っていましたが、思想の根源を見つけ出すことができませんでした。表面上、夫の兄弟の妻も仲良くしていましたが、内心の深いところには一つの壁がありました。彼女は身体が敏感で、法輪がどんなふうに回るかまで知っていて、同修と一緒に切磋したりしていましたが、彼女は常に自分はよい修煉状態だと言いました。また、人が自分より修煉ができていないように言い、同修はみな彼女がよく修煉できていると考え、彼女を崇拝していました。すると、私は彼女が話すことを聞き入れることができなくなりました。心の中では、師父は『洪吟』「求正法門」のなかで、「功能は本より小術 大法こそ是れ根本」と説かれましたが、あなたのそのものは大したものなのですか? 自分に漏れがあるとは言わず、良いことばかり言い、自分が注射をしに行ったことをなぜ言わないのか、どうしても隠せなくなったら、少し言い出すくせに・・・と、毎回彼女と接すると、常に彼女の不足の一面が見えてきました。

 師父は2006年『米国首都法会での説法』の中で、「皆さんは互いに協力し合うとき、相手を警戒する心を持たないでください。(拍手) 責め合い、人心で互いに排斥し合うなどのさまざまな状態は、皆さんに教えますが、すべて修煉形式について理解していないがゆえに現れた新しい執着です。そうではありませんか? そうです! 修煉状態を理解していないがゆえに、新しい執着を生じさせてはいけません。この執着自体はあなたの修煉の前進にとって巨大な障害でもあります。ですから、この心も取り除かなければなりません」とおっしゃいました。また、「二人がトラブルに遭ったとき、それを見た第三者まで自分を考えるべきです。つまり、彼らにトラブルが起きたのですが、なぜ私はそれを見たのでしょうか? 私に何かの心があるのでしょうか? 私に同じ問題が存在しているのでしょうか」(『オーストラリア法会での説法』)と説かれました。

 しかし、私の心の中では、同修Aさんは知識が少なく、物事に遭遇すると臨機応変に対応できず、他人が何か言うと、彼女はそのまま信じ、少しも頭を働かせていないと思っていました。大法の一部の仕事については、彼女に何かトラブルが起きたら、同修のことをすべて言い出すかもしれないことを心配して、彼女に教えず、常に彼女に対して警戒心がありました。修煉の次元が向上するにしたがって、警戒心が次第に深まり、間隔もますます大きくなりました。学法を通じて、師父のお話は私の内心の深いところに触れ、私は嫉妬心、警戒心、恨む心の根を掘り出すことができました。問題の根元を見つけて、発ー正念をしてそれらを取り除いたら、すべてが順調になりました。夫の兄弟の妻が話すときの態度は優しく見え、他の同修に不足があれば、方法を考えて、少しの例を挙げるとか、ミニストーリーを語る形式で問題を指摘していました。その同修が彼女の言うことをなかなか理解できなくでも、私には彼女の善良な心が見えてきました。言い出す言葉は同修を傷つけず、同修も受け入れることができ、常に同修に多く学法するよう、最後まで堅持すれば、みな円満成就できると励ましていました。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/10/21/248107.html)     更新日付:2011年10月28日
 
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