口を修める前に、まず心を修める
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中国の大法弟子 知恩

 【明慧日本201238日】ここ何年か、私は師父の要求に従って、三つのことを最善の力を尽くしてやってきました。決して怠けてはいませんでした。しかし、いつも同じ次元の中をぐるぐる回っているようで、はっきりした目に見える向上はありませんでした。師父がいつも内に向けて探すように教え導いて下さいましたので、私は内に向けて探しました。しかし原因が見つからず、焦りましたが、どうしようもありませんでした。

 今年の初め、体に大きな難が現れました。熱や咳が出て、体がだるくなりました。ようやく私は問題の深刻さに気付きました。そして、このことが、自分の修煉の問題に厳しく対処するよう私を促したのです。

 私は長年にわたり、多く学法してきましたが、本当に心を修めてはいませんでした。自ら修煉したいと思ったり、執着を取り除こうと考えたりしなかったので、師父はその一部分を取り除いてくださっただけでした。そして、自分はやはり、損をしたくないという、常人の心をしっかり掴んで手放せませんでした。心性の向上がなければ功を伸ばすことはできません。身体にいろいろな病気が続き、特に口を修めることに関して、再三にわたり改めないでいたため、与えられた教訓も深刻なものになってしまったのです。ここに私の体験したことを書き、同修の皆さんと交流したいと思います。法に基づいていないところがありましたら、どうかご指摘をお願いします。

 修煉して以来、私は口を修めるとは、しゃべるのをできるだけじっとこらえ、不謹慎な言葉を言わないようにすることだと思っていました。実際は全く修煉しておらず、心はまだ常人のままでした。今回の苦難の中で、集団学法後、姉が「あなたは現在こんなに痩せて、ひっきりなしに水を飲んでいる。まるで常人が病気になったみたいね」と言い、さらに私のここが悪い、あそこが悪い、だからこうなったのだと言いました。その話は、姉が以前に何回も言っていました。その時、私は「私は今、相当改めました。それなのに、お姉さんは同修の前で、こんなにきつく言うなんて、そんなの法に基づいていないよ」と思いました。しかし、私は何も言いませんでした。心の中では気分が悪かったのですが、「気分が悪くても反論しない。口を修めなければならない」と思いました。何も言わないと決めたから、言わないのです。これこそ、師父が私に心性を向上させてくださった結果なのです。

 次の日、私の体に大きな変化が起きたことに気付きました。痩せこけた体はぐに元の状態に戻り、喉が渇く感覚がなくなりました。これには驚きました! 師父は何でもお出来になります。私は少しだけ口を修め、一度だけ心を修めただけで、心性がほんの少し上がりました。それなのに、師父はこんなにたくさんのことを私にしてくださいました。大法はこんなにも不思議で、師父はこんなにも偉大です! ようやく私は分かりました。口を修めるということは、実際は心を修めるということなのです。

 師父はおっしゃいました。「ですから、何かトラブルに遭った時こそ、自分自身の黒い物質を白い物質に、つまり徳に転化させる時だ、とわたしは言うのです」(『転法輪』)自分の体がなぜこんなに大きな難に遭ったのか?  それはすべて、以前の修煉が良くできていなかったからです。どうしても他人の悪いところを見てしまって、さらに情け容赦なく指摘し、まったく優しい心がありませんでした。姉に対しても同じで、姉に大きな苦しみを引き起こしました。ここ数年、常人の小さな出来事が何度も繰り返され、トラブルが続いていました。自分がしっかり修煉しないので、自分が与える苦しみによって、他の人の修煉を助けていたようなものでした。そして今回、大きな変化がやって来ました。

 再び学法した時、姉がまた言いました。「私が前回、あなたに言ったことはどうだったの? 食べ物がダメなのは、あなたが口を修めないから起きたことですよ」昔の出来事がまた蒸し返されたのです。その時、私の顔は冷たくなったり、熱くなったりして、心中とても苦しくなりました。私は自分に対し、我慢し、口を修めるように自制しました。考えてみると以前、私は姉に対してこのように振舞っていたのではないでしょうか? 借りを作った私は返さなければなりません。同時に頭に浮かんできたことがありました。「こんなに長年学法していても心が入っていなかったため、法が分からず、基本的な教養がないのではなく、本当に着実に修煉できていなかったので、どう修煉していいか分からなかったのです」師父の並大抵でないご苦心のおかげで、この1カ月間、何度も同じような難を用意され、心を修める法を私に理解させ、向上させてくださったのです。そうして、本当に私は向上したのです。私は恥ずかしくて、師父に合わせる顔がありません。意気地のない弟子が師父に心からのお礼を申し上げます。

 別の体験ですが、ここ数年、私は絶えず真相を伝えています。状態が良かったり、悪かったりします。なぜでしょうか? 私は自分の修煉に対してあまり重視せず、自分自身の言行を法に照らし合わせていなかったので、効果が違っていたのです。夫や他の人と摩擦を起こした時は、口を修めず、心理的にも苦しくなり、真相を伝えるために出かけて、脱退ても効果が少ないのです。優しい心がなく、自分の場が清浄ではないので、効果も自然に悪くなるのです。そして、それにつれて怠けようとする気持ちも現れてきました。これは決して大法弟子が精進している状態ではなく、心を修めず、口を修めないためにもたらされたのです。この点に気が付いた私はそれを修煉して取り除き、解体しました。孤立無援で寂しく、苦しいと思うことがあります。なぜかというと、もうすぐそれが根絶されるからです。私は大法弟子としての自信と充実感をまた取り戻すことができました。

 私たちは師父のお導きに従って、精進し、先史の大願を果たすよう希望しています。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/2/27/253546.html)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2012/3/7/131938.html)     更新日:2012年3月9日
 
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