文/紅さん口述 原新さん整理
【明慧ネット2012年5月28日】紅さんは東北遼寧の出身で今年54歳、1997年から今まで法輪功の修煉を続けてきました。紅さんの身に起きたことは法輪功の素晴らしさと法輪功が仏法であることを実証しました。法輪功を修煉出来る事は幸いなことです。
紅さんは長年、神経衰弱に罹っていました。その上1996年7月には盲腸炎になりました。その年の年末、体は腫れて塊が出来て、ますます酷くなりました。1997年の診断書によれば、中末期の乳腺ガンという結果が出ました。化膿と我慢できない痛みで、どんどん体が衰弱し、漢方薬でも西洋医学による治療でも効果がありませんでした。
いつも紅さんの店で買い物をしている人が、紅さんの苦しそうな様子を見て、法輪功を紹介してあげました。その人も以前胃癌に罹りましたが、法輪功の修煉を始めてから治りました。その人は法輪功が仏家の気功だと伝えました。紅さんは小さい時から、神仏の物語が大好きで、仏家の気功にも好感を持っており、その人も体に良かったと言うのだからと、紅さんは法輪功の修煉を始めることを決意しました。
それから、紅さんは修煉の道に入り、薬を飲まなくても、乳腺ガンが治りました。信じられない事ですが、あれから15年が経ち、法輪功の修煉を堅持している紅さんは健康な体になり、「真・善・忍」を実行しています。
法輪功は紅さんの命を助けただけでなく、紅さんのお兄さんの命も助けましたが、紅さんのお兄さんの臣さんは中共に迫害されて亡くなりました。
臣さんは紅さんより7歳年上の農民です。最初は健康な体を持っていましたが、1995年から疝気(せんき 訳者注:腹部の激痛のこと)に罹りました。小さな手術を受けましたが、その後、腸に癒着が見つかりました。それから病気はどんどん増えて、腎臓に水が溜まり、萎縮して、尿毒症になってお金をたくさん払いました。1カ月の薬代は900元にもなり、6万元も費やしましたが、病気は治らないまま内臓の機能も弱くなり、3年が経ちました。
入院していても、数分毎にトイレに行かなければなりませんでした。尿の中にいつも血が混じっていました。内臓の機能も大分弱くなりました。担当の先生は以前、臣さんの隣人で、臣さんの経済状況を良く知っています。臣さんの病気は治らないから、家に帰って早めに葬儀の準備をした方がよいと伝えました。
臣さんは家に帰ってから、自分で医学の本を読み、自ら薬を作って、いくつかの漢方薬を飲みましたが、病気は治りませんでした。家族は体が腫れあがっている臣さんを見て、治療の望みを諦めました。紅さんは臣さんを助けられるのは法輪功しかないと思いました。紅さんは電話で臣さんにそう話しましたが、臣さんも家族も皆信じませんでした。紅さんは商売をしているので、家を空けることができず、お母さんと一緒に暮らしているので、面倒も見なければなりません。紅さんは臣さんに自分の家に住むようにと誘いました。臣さんの奥さんはその事に賛成しました。最後の時間を臣さんと紅さんのお母さんと過ごすことが出来て、臣さんの病気に対するお金の心配もないのです。でも臣さんの奥さんは臣さんの病気が治る望みは持っていませんでした。臣さんは電車に乗っても、途中で何回もトイレ行き、ようやく紅さんの家に着きました。
紅さんは法輪功の功法を教えたいのですが、臣さんは「そんなに簡単に本を読んで、腕を挙げだけで、病気が治るなんて信じられないよ」と言いました。紅さんが言ったことを信じていなかったのです。「やはり大きな病院で診て貰うほうがいい。法輪功が私の病気を治せるのか? 良い病院が見つからないだけだよ」と言いました。紅さんは「お兄さんはいくつの病院で診て貰いましたか? 3年も病院を信じて治療してきたのに、治らなかったじゃありませんか。薬も内臓の機能に損傷を与え、内臓はすごく悪い影響を受けました。先生を信じるのはいいですが、お金もないし、病気も治らないし、どうして私の言うことを信じないのですか? 私はあなたの妹じゃないですか、私がお兄さんを騙した事がありますか」と言うと、臣さんは「確かにそんなことはない」と答えて、法輪功の本を読むことにしました。
(続く)