師を仰ぎ見る(七)
■ 印刷版
 

大法は私に師が法を正すことを手伝う神通を与えた

文/中国の大法弟子 法粒子

 明慧日本201281日】

 二、旧勢力の按排を否定する

 昨年、同修の乙さんは身体の調子がよくないので、ほかの同修に発正念をお願いしました。私も発正念をしました。1回目に彼女のために発正念をしたとき、彼女は大蛇にまとわりつかれていました。蛇の頭が彼女の胸部に、蛇の尾が彼女の足のところにありました。また彼女の背中には大きな亀のような動物が伏せっていました。私がこれらを取り除くと、彼女は「これまで、背中が非常に重く、何かに押されているように感じていたが、今はだいぶ楽になった」と話しました。発正念によって取り除かれたことが分かりました。

 数日後、私はその同修を思い出して、発正念をするとき彼女の状況を見てみようと思いました。彼女はあるところで跳ね回り、自分の顔を強く引っ掻いて血まみれになり、非常に苦しそうに叫んでいました。彼女の周りを見てみると、周りはすべて石の壁でした。後になってこれは洞窟だったと分かりました。彼女は洞窟の底にいました。私が洞窟の入口に行くと、そこは非常に深いことが分かりました。後で私は神通を使って一気に洞窟の入り口に至りました。洞窟を出ると師父が空中におられるのを見ました。師父は「私についてきなさい」と言われ、高いところへ飛んで行かれました。私は師父についていき、宇宙の非常に高いところに行きました。私は師父の傍らに立ちました。師父は指で下を示されました。私が師父の指先の方向を見ると、非常に大きな身体をした象のような動物がいました。当時私はすぐ前後の真相が分かり呆然となり、自分どのようにすればよいか分かりませんでした。

 私は発正念を中止して夫と交流しました。夫は同修の乙さんを洞窟から連れ出すべきだと言いました。私は続けて発正念をし、その洞窟に行き、私3人の法身でその洞窟に降りて行きました。私と法身が乙さんのところに近づくと、エネルギー場の作用の下で彼女はもうそれほど苦しがらず、落ち着いていました。私の法身は彼女によく修めて、自分の力で洞窟から出てくるようにと話しました。当時私も彼女が自ら洞窟から出なければならないと分かりましたが、彼女は自信がなく、上ろうとしませんでした。当時、乙さんの世界の各層の衆生は跪いて泣いており、彼らの主に救ってもらうのを待っていました。その光景は非常にすさまじいものでした。私がその一幕を彼女に見せると、彼女は泣き、私も泣きました。そして彼女はついに洞窟から上っていく決心をして、螺旋式の石の階段を一歩一歩上へ上りました。石の階段は非常に狭く1人しか通れませんでした。階段は滑りやすく、横には欄干もありませんでした。私の法身はずっと彼女の傍で彼女を護りました。長い長い階段を上って、彼女はやっと洞窟の入り口に近づき、足並みも軽くなり、顔も正常に戻りました。彼女が洞窟から出たとき、彼女の身体は完全に正常に戻りました。

 師父は洞窟のところで待っておられました。彼女は師父の前に跪いて、「師父、ありがとうございます。師父、ありがとうございます」と泣きながら言いました。その時、師父はまだ厳粛な表情をなさっていて、笑みはありませんでした。師父は何もおっしゃらず、そのまま帰られました。私はこのことはまだ終わっておらず、楽観できないと感じました。

 発正念が終わってから乙さんと交流し、彼女に発正念の時に見た光景を話しました。彼女はそれを聞いて涙を流し、再三「師父、ありがとうございます。師父、ありがとうございます」と言いました。修煉者の一部の人は旧勢力の按排の下で負の作用を起こします。これらの人たちは真に改めた時、もう負の作用を起こさず、真の大法弟子になることができます。交流をしたあと同修も師父にいただいた機会を大事にしてよく修め、旧勢力の按排を否定すると言いました。

 3日後、乙さんの態度に変化がありました。彼女は私が天目で見た状況は真実ではなく、彼女に話した状況は認めず、否定すべきだと話しました。そのとき発正念で見た彼女の周囲は全て蛇でした。私は彼女を手伝って取り除きましたが、私が取り除いても、向こうは絶えず補充するので、取り除く速度が補充する速度に追いつきませんでした。数日後、彼女のために発正念をするとき、その洞窟の入口から見てみると、その洞窟の中はまだ蛇でいっぱいでした。

 私はこのことで旧勢力が各層の按排をしたのを見ました。ある日同修は象のような動物の形をして、一歩一歩ほかの同修の家に向かっていました。2人の同修はその時家で発正念をしていました。その動物は足を持ち上げて、その家を踏みつぶそうとしました。同修の部屋は象の足に比べてあまりにも小さく、象の足が同修の家に当たる瞬間、足と家の間に一層の白い功が生じました。その象のようなものがどんなに踏みつけようとしても、つぶすことができませんでした。その動物は怒りだし、狂ったように長い鼻を振り回して、家をつぶそうとしました。このシーンは旧勢力が按排した迫害の異なる空間の表われです。このほかに人間のこの空間での具体的な表れも見ました。

 当時、このことは当事者である数人の同修以外に、ほかの同修には知らせてはならないと悟りました。ほかの同修はこの状況を理解できず、同修の間に隔たりが生じるので、全体に影響を与えてはならないと思いました。その間私はずっとこのことについて発正念をし、邪悪を取り除きました。ある日、師父がお見えになり、楽しそうに笑っておられました。天空には多くの鮮やかな法輪が回転して、天女が花を散らして非常に美しい光景でした。私は異なる空間の状況が変わり、旧勢力の按排が否定されたのだと思いました。

 (続く

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/7/6/259518.html)
 
関連文章