死線をさ迷う同修を救い出す(三)
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文/中国の大法弟子 

 【明慧日本2012826日】ある年配の同修がこのことを聞き、私の家に来ました。私が2昼夜眠っていないことを知り、彼女は「甲さんは私が面倒をみるから、あなたは私の家に行って寝なさい」と言ってくれました。しかしその時、私はどうしても寝つくことができず、眠れませんでした。このことを聞いて、私の家に来る同修はますます多くなり、いろいろなことを言われました。甲さんは業力が大きいから自分で償わせ、自分の正念で立ち上がらせなければならないとか、私が男の同修を家に連れてきてどうするのかなど、もっと嫌なことも言われました。見舞いに来る同修もいれば、発正念をする同修、さらにはお金を渡してくれる同修もいて、彼の肺の病気は咳から伝染すると注意する同修もいました。あの数日間は本当にとても…私はあの時、本当は励まして欲しかったのです! しかし、誰も……

 その時、修煉していない母に手伝ってもらいました。母は甲さんに食べ物を作ってきてくれたり、私を励ましてくれたりしました。とてもありがたかったです。

 同修が肺の病気は伝染しやすいと言った時、私はどれほど同修を大切にしているかを知ってもらうため、私は甲さんと同じスプーンを使って、スープを飲みました。その時、私は大法弟子の間に隔たりがあってはならないと思い、この程度のことができないで、どのようにして衆生を救うのかと思いました。

 当時、2人の同修が昼間に来て、甲さんに大法の本を読み、手伝ってくれました。しかし、夜は私一人で甲さんの面倒を見なければなりません。私は同修に泊まってもらいたいと思うほど怖かったのです。同修を救うため、私は子供をおばあさんの所に行かせました。そのため、前夫がこのことをすぐに知ってしまいました。

 前夫は私の家に来て騒ぎ出しました。その数日間私は昼間は野菜などを買いに行き、甲さんの汚れた衣服を洗い、夜は彼の面倒を一人で見て、彼が寝てからやっと少し寝ることができました。このようなプレッシャーの中で、前夫がまた嫌がらせをしに来ました。私はしっかり心性を守れず、彼と喧嘩をしてしまいました。彼は包丁で一気に私の右腕を傷つけ、激しくりながら帰って行きました。私は、彼が私に対して罪を犯してはならないと思い、彼に真相を伝えに行くことにしました

 夜、私は同修に甲さんを任せて、前夫を訪ねて行きました。その時、彼はタバコを吸いながら新聞を読んでいました。私は道理を踏まえて厳しく言いました。「同修はあなたより2歳年下ですが、彼は宇宙の真理を護るために、邪悪に逮捕され迫害されました。今、危篤状態に陥っていますが、あなたには彼がどれほど偉大な生命か分かりますか? あなたは彼の前で私を包丁で傷つけました。あなたは彼の気持ちを考えましたか。彼には両親もなく、今彼の面倒を見る人は誰もいません。あなたが以前、人と喧嘩して、包丁で刺されて大変危険だった時、あなたの友達はあなたを救い出せなければ、あなたのために一緒に死のうとまで言いましたね。あなたたちも皆こんなに正義感があるのに、私がこうすることに文句があるのですか」その時、夫のタバコを持つ手が震えていました。私は続けて「あなたは自分の行為に責任を取り、同修に必ず謝ってくださいね」と言いました。その後、私は甲さんが気になって、すぐ戻りました。

 翌日、彼は退勤してから、果物を持って甲さんを見舞いに来ました。また同修が迫害されたことについても尋ねていました。

 2人の同修が手伝って、甲さんは5式の功法を思い出し、煉功することができるようになりました。この時、同修が師父の新経文『二〇〇四年復活祭ニューヨーク法会での説法』を届けてくれました。私たち4人は座って師父の新経文を読み、本当に感動しました。

 このとき甲さんの姉と弟が中共邪党の迫害によって甲さんが肺がんになっても、大法弟子に支えられて生きのびたことを知り、大法の不思議さと素晴らしさを目にし、非常に大法弟子に感謝しました。

 私たちはその後、法を学び、この魔難の中でただ1篇の「論語」により、死線をさまよう同修を救い出すことができたことを知りました。この過程で、私たちは自己を実証しなかったため、何者も私たちを動かすことができませんでした。師父は私たちのこの心を見ていらっしゃいます。本当に「修は己にありて、功は師にあり」です。師父は同修の命を救ってくださり、師父のご恩に深く感謝いたします!

 (完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/18/261679.html)
 
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