文/中国の大法弟子 口述
【明慧日本2012年9月1日】私は今年79歳で、1996年から修煉を始めました。1999年7.20、中共の残酷な迫害が始まってから、私は北京に行って、人々に法輪功の真相を伝えようと思いました。その時、天目が開いた同修から聞いた話ですが、師父は山の洞窟の中で9カ月かけて魔を取り除き、髪の毛は真っ白になり、身体には多くの針が刺されていたそうです。そのすべては師父が弟子たちのために苦を受け止めてくださったのですが、師父は私たちに何もおっしゃらず、私たちにただ時間を大切にして人を救うようにとおっしゃいました。迫害が始まってから、私は師父に対する感謝の気持ちと邪悪に対する憎しみの人心を抱えて、世の人々に真相を伝えました。
師父は2001年『ごあいさつの言葉』の中で「もし人間の頭に大法に反対する考えがあれば、今回の邪悪が終わると、人類には大淘汰が始まり、法を得る縁のある人、あるいはさらに多くの無辜の人まで淘汰される可能性があるからです」と説かれました。師父の新経文を学んでから、私たちの修煉は個人の円満だけを目的とするのではなく、師父が法を正すことを手伝い、天体にいるさらに厖大な衆生を救わなければならないことが分かりました。これこそ法を正す時期の大法弟子の責任と使命です。私はさらに心をこめて、理智をもってすべての機会を利用して真相を伝え、真相資料を配り、三退を勧め、縁がある人を救わなければなりません。
ある日、長距離バスで話をする相手がなかったので、自分で「人間は善いことを多く行うべきです」とつぶやきました。このとき、周りにいた人が「現在善良な人は、他人にいじめられるだけです。あなたは信仰があるのですか」と聞いてきました。私は「法輪功を煉っています」と答えると、彼はすぐ大法を中傷する話をしました。彼の仲間は「あなたは彼が何者かわかっていますか? 彼は法輪功の人を逮捕する人で、北京に2回も逮捕しに行ったのですよ」と口を挟みました。私は怖がることなく「それなら、あなたに真相を伝えなければなりません。法輪功は真、善、忍を修める人たちで、殴られても殴り返さず、罵られてもやり返しません。私たちはみんな罪のない人間です。大法を破壊する人は責任を負わなければなりません。あなたはその責任を負うことができますか」と話すと、彼は何も言いませんでした。相手の身分に関係なく、大法の真相を聞けば少しは分かるに違いありません。私は職業、年齢、階層を問わず、すべての人に真相を伝えます。私はかつて、時には60人あまりの警官や公務員を脱退させました。このすべては師父の力で、私はただ自分の体を通して行っただけです。
正念で迫害を阻止する
数年前、私は隣の村に行って真相を伝えた時、通報されて不当に逮捕されました。実は当日、家を出るとき師父からの啓示があったのですが、私は悟ることができませんでした。留置場で監禁されている期間、私は邪悪の指示に従いませんでした。写真撮影、囚人服の着用や署名を拒否し、刑務所内の規則も覚えませんでした。法を暗誦して煉功し、発正念をし、真相を伝え、三退を勧めました。その時私は数十人を三退させました。受刑者たちは私を見ると「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えました。
監禁されてから1年後、懲役3年の判決を下されました。刑務所へ移送中に、私は家に戻るべきで、どこにも行かないと思いました。移送中ずっと発正念をして、師父の加持を求めました。刑務所で身体検査をしたとき、血圧が280まで上がり、心拍数も正常でなく、刑務所は私を受け入れようとしませんでした。留置場の警官はどうしても私には病があるようには見えないと、もう一度ほかの医者に再検査を依頼しました。2回目の検査ではすべてが正常でした。警官は私を刑務所に入れる手続きをしようとしましたが、手続きをした役人は最初に私を検査した医者で、病気があるからと、手続きをしてくれませんでした。警官は焦り、その医者に賄賂を贈ろうとしましたが実現せず、夜遅くなって、やむを得ず私を留置場に連れ戻しました。半月後、息子が私を迎えにきて私は留置場から出ることができました。
家に戻ってから1年後、地元の610弁公室の人たちは私の家に来て「あなたはまだ刑に服する期間で、数日教育を受けなければならない」などとでたらめな話をして、私を洗脳班に入れようとしました。私は当時、彼らの悪行に反対して、彼らに真相を伝え、心から発正念をして師父に加持を求めました。彼らは自分で行かないなら無理やり連れて行くと脅しました。私は大声で「あなたたちは怖くありませんか。神はあなたたちを見ておられますよ」と叫び、座って発正念をしました。彼らは驚きあわてて家から出て行きました。後で気づきましたが、彼らはあわてて家を出る時、私の片方の靴を履き間違えて行きました。
落伍した同修を助ける
師父は2004年の『二〇〇四年シカゴ法会での説法』の中で次のように説かれました。「このような人がずっと表に出ておらず、家に隠れて本を読んでいますが、まだ口実を探しています。実は恐れる心によるものです。中国大陸の他の大法弟子がこのような人を助け、彼らが表に出て大法弟子として行うべきことを行うように彼らを助けることを望んでいます」 師父は一人の弟子も見落としたくありません。私たちは師が法を正すことを手伝っていますので、落伍した同修たちを助けることも私たちの責任です。私は一人の落伍した同修を助けようと思いました。彼女は当初、非常によく修めていましたが、中共の迫害が始まってから怖がって表に出てきませんでした。私は彼女との接触を試み、彼女に三退のことを話すと、彼女はむきになって「党員になるのはそんなに簡単ではありません。私は修煉する前に加入したのです。修煉と何の関係があるのですか。私は家で学法と煉功をします。あなたのようにあちこちに行って、勧めたりしません」と話しました。私は彼女と言い争わず、彼女が落ち着いてからもう一度話そうと思いました。
年末にもう一回彼女の家に行きました。扉には邪党の真っ赤な対聯(ついれん)が掲げられていました。私は、これは邪党が好きな血の色で、平和を壊そうとする文言であると話すと、彼女はまた怒りだしました。「これは私が作ったものではありません。あなたはなぜいつも私を指摘するのですか。私はあなたのように外に出ないで、家の中で着実に修めているのです」と話しました。私は2回目もそのまま帰りましたが、あきらめませんでした。3回目に師父の新経文を持参して彼女の家に行った時、彼女はやっと分かり「あなたの話は正しいです。あなたに感謝します」と話しました。「あなたは私に感謝する必要はなく、師父に感謝すべきです。このすべては師父のご按排です」と話すと、彼女は「そうです。本当にそうです」と答えました。
彼女は認識してから、すぐ行動に出ました。自分が三退したばかりでなく、家族と親戚を三退させ、昔の同僚たちも三退させました。今はほぼ毎日、三退した人の名前を提出しています。同時に真相資料も多く配っています。彼女は自分の過失を補い、もっと勇猛邁進したいと話しました。最近彼女の息子の嫁も、彼女の影響で外に出てきました。休日は彼女とともに外で真相を伝え、三退を勧めています。このことを通じて私は、自分の心が正しく、師父が言われたとおりに行えば、真に他人のためであれば、師父は加持してくださり、結果はよくなります。後で、私はまだ外に出ていない親戚を助けました。彼女はわかったあと、自分の生活の範囲で真相を伝え、資料を配り、三退を勧めて人を救っています。
毎日2時間しか眠らず、修煉に励む
修煉の中で、私は毎日の時間をしっかり按排します。普段はほぼ毎日外で三退を勧め、家に帰ってから学法します。夜中の12時の発正念を終えたあと、師父の説法を30分ほど聞いて寝ます。朝は3時に起きて煉功をし、毎日寝る時間は2時間くらいです。
学法をしっかりすると、普段の生活の中で出遭うトラブルにも、慈悲の心で対処することができます。師父の加持と保護の下で、業力に満ちた私も今日まで歩むことができました。師父の慈悲なる済度に感謝し、心から精進して、三つのことをしっかり行うことで師父に顔向けできるようにしたいと思います。すべての大法弟子は正しい念と正しい行いで各自の誓約を果たし、自分の真の家に戻りましょう。師父に感謝します。同修に感謝します。