王主任の特別授業
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本201295日】医学部の最後の一年は臨床実習です。今年、私の病院は100人以上の医者と看護士の実習を受け入れ、就職前の育成教育を実施しました。育成班は二期に分けて行い、一期目は59人で、二期目は68人でした。一期目一回目の講義は、王主任医師による「医徳教育と病院紹介」でした。

 月曜日の午前8時、一期目の学生は既に教室に入り、王主任を待っていました。王主任は「今日の授業はメモをしなくても良いです。しっかり聞いてから、気軽に質問し、議論してください。私が教えたものをしっかりと覚えてください。なぜなら、これはあなたたちの今後の人生に役に立つからです。ただし、教室を出てからがやがやと騒がないでください」と言いました。

 王主任は、道徳と善について、中国古代の医学界の有名人らの善い物語から、現代の医療が進歩するにつれて生じた腐敗、医者の道徳の堕落、社会に普及している毒の入った食品(米、油、肉、牛乳、ラーメン、野菜)や毒の入った薬、偽医療器械などの例を挙げ、医者は歩合給を追求するために余計な薬を処方し、それを飲んだ多くの病人が中毒症状で死亡したこと、毒性の強いの細菌が氾濫していることなどまで、一気に述べました。

 これらの社会問題の根本は人心が悪くなり、道徳の最低水準が崩壊したからです。古代では、災難が起きたら、皇帝は天を祭り、神に対して反省しなければなりませんでした。皇帝尭氏(紀元前2377-2259年)はある日、捕らえられた泥棒に会い、物を盗んだ理由を聞きました。泥棒は「天候が悪く収穫が得られず、食べ物がないために死にそうになっている家族を助けるために盗みました」と言いました。尭氏は「これは私に道徳心が欠けているためで、天災を招きました。国民に必要な教育をせずに、私に国を治める能力が無いから、泥棒が生まれました」と自ら反省しました。現在、天災、人災はあちこちで起きており、地震、電車の衝突事故、飛行機の墜落、船の沈没、絶えない鉱山事故、洪水災害、疫病等など、執政党の共産党は反省する気が全くないどころか、かえって事故や災害の真相を隠しています。

 「人に徳がなければ、天災、人災が起こります。地に徳がなければ、万物が凋落します」(『精進要旨』)

 皆さん、より善い人間になりましょう。そうすれば、天理による処罰から免れ、人類を除き去る時がやってくる時に残ることができ、福の報いを得ることができます。

 学生たちはこのような刺激的な授業を聞いたことがありませんでした。皆この味わい深く大いに考えさせられる話をする王主任に注目しました

 ある女性の学生は手を上げて質問しました。「先生、どんな人が良い人ですか」

 王先生は黒板で「真、善、忍」の三文字を大きく書いてから、「一人の人間として、宇宙の真・善・忍の特性に順応できる人だけが本当に良い人で、この特性に背く人が、本当に悪い人です」(『転法輪』)と答えました。

 また、もう1人の女性は「先生、法輪功はそれほど素晴らしいのに、なぜ共産党に弾圧されているのですか。もしかして、法輪功は共産党に反対しているのですか」と質問しました。

 王主任は4.251万人陳情の真相から、7.20以降に百万人が上京し陳情したことを語り、社会は中国共産党の法輪功への弾圧によって激動が起きたと言いました。江沢民は「名誉を汚し、経済を潰し、肉体的に消滅させる」という政策を密かに実施し、三カ月以内に法輪功を徹底的に壊滅するとの指令を下し、更に「天安門焼身自殺」事件を捏造しました…。13年来、少なくとも3500人の大法弟子が迫害されて死亡しました。多くの大法弟子は生きたまま臓器を摘出され、十数万人の大法弟子は労働教養に強いられ、不当判決を言い渡されました。中共は軍隊、警察、スパイなどの暴力機関、新聞、テレビ、インターネットなどのメディアを動員して、無抵抗な煉功者を弾圧しました…。王先生の言葉の一つ一つは、学生たちの心を打ちました。

 学生たちは皆目を大きく開き、王先生の言葉を一言でも聞き漏らそうとしませんでした。

 「殺したものを自殺として処理せよ。身元をチェックしないで、直接火葬せよ」という江沢民の指示を暴いたところで、5分間休憩しようと王先生は言いましたが、皆は「休憩は大丈夫です。続けてください」と一斉に返事ました。

 『共産党についての九つの論評』、今日の絶え間ない各種の災難、歴史の予言『推背図』『馬前課』『焼餅歌』を挙げ、更に貴州省平塘県の蔵字石…、共産党は成立して以来、数十回の政治運動を発動して、8千万人の国民を殺しました…。天が共産党を滅ぼす時期がまもなく到来します。しかし、皆さんは命を救う方法があります。それは「法輪大法は素晴らしい」「真、善、忍は素晴らしい」をしっかりと覚えること、そして共産党関連組織から脱退することです!

 「皆さん、30秒考えてください。脱退したい人は手を上げてください」と王主任は言いました。教室の中は沸き立ちました。結局、59人が手を上げて、全員が脱退に同意しました。手を上げた59人を見て、王主任は感動して涙を流しそうになりました。3時間に及ぶ授業でした。

 授業の二日前、王主任は高密度で発正念し、そして同修に正念の協力をしてもらい、師父にご加持をお願いしたそうです。「私は自分のことを少しも考えせず、学生たちにどうやって真相を伝えるかを考えるだけでした。そうすると、知恵は泉のように絶えず湧いてきました」と、王主任はその時のことを思い出しました。

 一回目の実績があったため、王主任は自信を持ちました。師父のご加持のお陰で、第二期班の68人も全員三退(共産党、共青団、少先隊を脱退)しました。

 学生たちは、この就職前の特別授業を永遠に忘れられないでしょう。正義感のある学生たちは、良知を持って自分の将来を選択しました。彼らは中国の医療界の未来の希望になれるでしょう。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2012/8/3/261086.html)
 
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