明慧法会|「法輪功の現場」(一)
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―― 正々堂々と修煉する道で邁進する

文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2012年12月18日】

 一、『転法輪』を暗記して、修煉の基礎をしっかり築く

 私は1999年末に法輪大法の修煉を始めました。最初はただ病気治療のためでした。初めて『転法輪』を読んだ時、あまり教育を受けていなかっ た私は本に書かれた意味が分からないため、学法をしないままずっと煉功だけをしていました。ある日、師父は煉功場で皆さんに法を多く学ぶようにと促す夢を見ました。夢の意味が分からない私は同修に聞くと、これは、よく煉功場に行ってみんなと一緒に学法するように、師父があなたに教えてくださっているのだと同修は答えました。その時から、私はやっと学法を重視するようになりました。

 2000年まで、法を学んでいましたが、何かずっと着実に修煉している実感がありませんでした。「こんなに素晴らしい大法を暗記して、永遠に心に入れたら、邪悪は私をどうしようもできなくなる」と思い付き、それから私は『転法輪』を暗記し始めました。

 しかし、どんなに読んでも頭に入らず、第一講の1段落目だけでも、午前中の数時間をかけても暗記できません。私は諦めずに毎日毎日、暗記できるよう努力しまし た。当時は、まだ大量に真相資料を配っていなかったため十分な時間があり、私は毎日午後12時半~5時半を『転法輪』を暗記する時間にしました。夕食後、さら に当日午後に覚えた各段落をつなげて暗記して、一文字でも間違えれば最初からやり直します。そして、それを5回も本を見ずにすらすらと暗唱します。毎日の午後、私はずっと座禅を組んで暗記をしました。1時間目はまだいいのですが、2時間目に入ると足が痛くなって、3時間目はもっとひどく痛いのです。そこで私はこう考え ました。暗記する時、集中力が足の痛みに妨げられます。では逆に、集中することで足の痛みを忘れることはできないでしょうか? 私は決して足の痛みに負けたくな いので、集中力で足の痛みに勝ちましょう。それから座禅を組みながら暗記すると、私は非常に集中して、集中して、何も私を邪魔できませんでした。暗記を始めると何も聞こえなくなり、自然に足にも痛みを感じなくなりました。

 一日のうち6、7時間も『転法輪』を暗記して、頭に大法がたくさん入っているため、常人の執着が自然的と少なくなります。だんだんと、一日に3、4ページも暗記できるようになり、私はよくすらすらと暗唱 しながら法理を理解しました。『転法輪』を暗記し、それからの毎日の学法のおかげで、自分がどれほど向上したか、本当に計り知れないもので、それからの歳月の中で、私が真相を伝えて衆生を救い済度することのためにも、頑丈な基礎を築きました。

 『転法輪』を暗記する中で悟った法理を、いくつかの例を挙げて説明します。「昔、ある人がベッドに縛り付けられて、腕を持ち上げられ、血を流してやると脅かされました」の部分を読む時、それは虚像に過ぎないがその人はあまりの恐怖で死んだと私は悟りました。また、『転法輪』第二講の「佛教では人類社会のすべての現象は幻像で、 確かなものではないと言っています」の部分を読んだ時に突然、この迫害も一つの虚像であり、真に修煉して生死を放下した人の前でこの迫害は本当に何ものでもなく、虚像に過ぎないと分かりました。ここ十数年、迫害に反対し、真相を伝えて衆生を済度することは、師父がおっしゃった「人類社会のすべての現象は幻像で」を実証している、と私は悟りました。

 師父は『転法輪』で、「薄のろは常人の中で大きな悪事を働くことがなく、個人の利益のために争ったり闘ったりせず、名も求めず、徳を失うこともありません。逆に他人のほうがみな彼に徳を与えます」とおっしゃいました。それで、修煉の中で私も師父の法理を教えとして、できるだけ常人との付き合いの中で「薄のろ」になるように努力しています。

 二、「法輪功の現場」

 以前、私はよく自転車に乗って出かけて、真相資料を配ったり貼り出したりしましたが、常人に直接真相を伝えておらず、「三退」を勧めることを始めたのは、 2007年初めのころです。私は毎日かばんに『中国共産党についての九つの論評』、真相DVD、神韻公演DVD、小冊子、お守りなどを入れて配っています。

 ある日、私はある建築現場を通った時に、車に座っていたある男性に話かけて真相を伝えたところ、彼はこの現場の責任者だと知りました。

「ここはあなたの会社ですか」

ー「そうです」

「お金を儲けたいですか」

ー「それは当然です」

「多く儲けるには、まず事故を出さず、従業員の安全を守らなければなりません」

ー「そうですね、ではどうしたらみんなの平安を守れますか」

「法輪大法の真相を知って、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じたら安全を守ることができます。私は資料を多く持ってきましたので、現場の従業員たちに配っても良いでしょうか」

 そう聞くと、責任者は微笑んで手を振って、「行っていいよ」と合図しました。現場に労働者が多いため、毎回私が持っていった各種の資料はすぐになくなって、また私に『転法輪』、師父の説法ビデオ、5セットの功法説明のビデオを求める人も多々います。ある労働者は「ここの現場は『法輪功の現場』になりましたね」と冗談を言って います。

 「臓器狩り」の真相が暴きだされてから、私はもっと時間を切り詰めて真相を伝えました。ゴールデンウィークの時、子供たちはみんな旅行に出て家にいないため、私は食事を作る時間を節約できました。私は毎日多くの真相資料を持ってバスに乗り、家から 30キロ離れた団地に行きました。その団地はとても広く、住宅数は我が家の団地の数倍も多いのです。その団地に真相資料がほとんど配られていないことを知ってから、ゴールデンウィークの7日間で私は10回もその団地に行き、すべての棟を歩き回りました。

 三、どんな状況に遭っても大法をかたく信じる

 ある日、私は資料を配っていた時に「610弁公室」の警官に派出所に連行されました。私は彼らの質問に答えずに、ただ穏やかに真相を伝えていました。ある警官は「おまえ、こんなところでまだ笑えると思うな。教えてやるが、法輪功を捕まったら法律手続きもなく、直接労働教養所に入れていいと上から命令が下りているんだ」と言いました。私は目を閉じて発正念をして、他の空間の邪悪に対して「私の修煉にたとえ漏れがあっても、それを理由に私を妨害する資格はありません。今日はここに連行されてきて、ちょうど近距離で発正念をする良いチャンスです。ここの邪悪を徹底的に消滅してから、午後に私は必ず帰ります」と一念を出しました。午後2時に派出所の所長が出勤してきて、私に「よく大胆にもここに来ましたね、後であなたの家族が迎えに来るので、帰りなさい」と言いました。このようにして、私は無事に家に帰りました。

 この事を通じて、大法弟子はどんな時でも、どんな環境の下でも師父と大法を信じることの大切さがあらためて分かりました。同時に、大法弟子は自分を信じることも大切です。自分は大法弟子で、師父が能力を与えてくださるため、邪悪や、困難、トラブルや病業の前で正しく認識し、正しく行えば、きっとすべての虚像が消えます。

 また、いわゆる「敏感日」や、邪悪の尾行や監視、同修が邪悪に私の名前まで伝えたとか、万が一警察に会ったらどうしようとか、このようなマイナス思考を持たないようにしています。するべきことをして、もちろん安全の注意も怠りません。ここ十数年、自分はどれほど真相を伝えたか、どれほどの真相資料を配ったか、どれほどの人に「三退」をしてもらったか、計算したことはありませんが、真相を理解して私から『転法輪』を借りて読んだ人だけでも30人以上います。もちろん、師父のご加護がなければ、こんなに邪悪な環境の下で私には何ができるのでしょうか!

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2011/11/9/248909.html)
 
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