――すべての人と出来事に、慈悲と善の念で対処する
文/河北省の大法弟子 蘭蘭
【明慧日本2012年12月25日】
二、夫に真相を伝えて、良知と善念を呼び起こす
夫は単身赴任をしているので月に1、2回しか帰って来ません。帰って真相を聞くとすぐ反抗的な態度になるため、彼にずっと真相を伝えていませんでした。それに彼はあまり家にいないので、私のやる「三つのこと」に影響がなく、彼に真相を伝えることをずっと私は怠っていました。
私が労働教養所から出た後、夫は仕事を辞めて地元に小さなレストランを開きました。彼は厳しく私を監視して、同修に接触させず、学法チームにも行かせず、私はとても苦痛でした。ちょっとでも真相を言い始めるとすぐ罵倒され、物を投げられる時もありました。一時、彼は邪悪にコントロールされて理性を失いました。このまま続けさせてはいけない、学法チームに戻ってみんなと一緒に学法したいと私は思いました。
ある日、私がみんなと一緒に学法した時、夫は罵りながら私を引っ張って、家に連れ帰りました。家に帰った後、私は「あなた、少しやり過ぎですよ。私は友人と少しの時間を過ごす権利もないのですか? あなたの行為は警察と同じではありませんか! もしも文化大革命の時期なら、あなたは自分の身を守るため、私と関係を切って離婚までするのではありませんか? 夫婦は福も苦も共にするものですが、あなたはそれほど共産党を恐れているのですか! 今、あなたは共産党の味方になって一緒に私を迫害しているのですよ。早く目覚めましょう」と話しました。夫は真っ赤な目をして顔面の筋肉を震わせながら、私を怒鳴りつけました。彼の顔を見て私はとても申し訳ない気持ちになり、悲しくて泣きました。今まで私は夫のために考えたことがなく、真相をはっきりと伝えていないため、夫はとうとう理知を失って今日のように悪事を働くまでに至りました。
私は自分の心理状態をよく調整し、不正の状態を正して、妨害を排除し正々堂々と修煉していこうと決心しました。私は出所して1年余り、夫から一言の慰めの言葉もなく、夫が冷たいと愚痴をこぼしましたが、それは夫に対する情を放下していないとやっと悟りました。更に、夫の「冷たさ」は彼の本性ではなく、邪悪が夫婦の情を利用して彼を制御したという法理もやっと分かったのです。
実は夫は心の優しい人です。私が不法に拘禁された期間に、彼は同修たちに連れられて何回も労働教養所に行って、私の無罪を主張しました。彼は共産党がどれほど悪いか、どのように残酷に大法弟子を迫害しているかを知らずに、純粋に私の安全を心配していました。このことを思い付いたら、ますます今までの自分がよくできておらず、自分の家庭をよく円融していなかったことを痛感しました。
それから、私は少しずつ夫に真相を伝え始めました。彼の態度を気にせずに私は家事を切り盛りして、彼を自分が救わなければならない衆生の一員と見て、夫婦の情を放下しました。私の変化は夫に変化をもたらし、夫はずいぶん落ち着きました。もちろん、彼に対する情を放下するとは非情冷淡になるのではなく、以前より冷静で理知的になることです。
情を放下する過程には辛いことも伴います。私は夫に、他の弟子の夫は修煉者である妻を守ったこと、私が労働教養所で被った苦難、共産党の凶悪な本質、ここ10数年来大法弟子が被った迫害と苦難、大法と師父の偉大さなどを教えました。彼は口では何も言わないのですが、彼の行動に変化が現れました。私を罵る言葉がなくなって、食事の時に、私がテーブルに着くまで、彼は箸を取らずに待ってくれ、私より早く帰ったらご飯を作りました。以前の過ちを私に謝って、「今後は改めます」と言いました。以前、同修が家に来ると彼は同修を追い払いましたが、今は礼儀正しく同修を家に迎えます。私の学法と煉功も阻止しなくなり、夜中の発正念の時に熟睡している私を起こしたりもしてくれました。
去年、警官が家に来た時、私が警官に真相を伝えると夫は恐れて、私を止めようとしました。今年、洗脳班の役人が私を洗脳班に入れようとして、夫に電話をかけて書面に記入させようとしましたが、夫は「あなたたち、どうしていつも妻に付き纏うのですか。妻が良い人だから虐めているのですか? 妻は普通に出勤して生活し、どこが悪いのですか? 前回、正式な手続きと書類もないまま、あなたたちは妻を連行して1年余り監禁して、妻の体調はだいぶ悪くなりました。もしも今回あなたたちがまた何かを企むなら、私は北京に行って外国の記者と接触してすべてを暴露しますよ」と答えました。彼らは夫の態度を見て二度と妨害しに来ませんでした。
夫は邪悪に抵抗するようになり、自分の未来のために正しい選択をしました。私は心から彼のために喜びました。修煉者は家庭を円融できなければ修煉の魔難が大きくなります。家族は真相が分かり、大法弟子から大法の素晴らしさと超常さを感じ、大法弟子の堅忍を理解できた時、必ず心を打たれて正義の味方になり、大法弟子を守る役割を果たすのです。
三、慈悲と善で衆生の凶悪さを解消させる
1年あまり拘禁されたことを思い出すたびに、私は心が痛みます。自分がしっかりと修煉していないため旧勢力にやられて、「正法時期の大法弟子」の称号を持ちながら1年あまり「三つのこと」ができず、師が法を正すことの進展に遅れたからです。
10数年前、まだ大法と出会っていない時期に、私の乳に硬い塊があって、触ると痛くなりました。それから右側の脇下に硬いしこりができて、ますます硬くなって痛くなりました。最も痛い時期に私は法輪大法と出会って修煉を始め、それから二度と痛くなったことがありません。いつ痛くなくなったか、いつ治ったか私は少しも覚えておらず、そこにしこりがあるかどうかを確認することさえ思い出せないほどです。
私は労働教養所に入れられて、殴打と電気ショックを受けました。自分の空間場に邪悪が充満していると感じて、私は覚えていた『転法輪』と経文を心で繰り返し暗唱して、自分の正念を保ちました。同時に師父が説かれた「善解」の方法で、空間場にあるすべての生命、一本の木、一本の草も含めて、同情と慈悲を持って善解の念を打ち出しました。そして、私の空間場一面に善解の言葉が長く響き、空間場は慈悲に満ちたと感じました。
ある日、右側の脇下にしこりができて、ますます大きくなり、ますます痛くなりました。痛みで腕を下ろすことも出来なくなり、私は腕を毎日高く上げて、座っても横たわっても痛く、胸と背中まで痛くなりました。しかし私は気にとめず、必ず大丈夫だと心配もせずに、毎日ひたすら『転法輪』を暗唱しました。数日後、しこりの表面は突然破れて、多くのうみと血が噴き出して、悪臭も伴いました。2、3日して血とうみが出なくなり、1週間後何も無かったように回復しました。しこりが出来てからなくなるまで、10日前後です。師父は私の体を浄化してくださり、旧勢力が病業で私を迫害しようとする企みを破りました。師父が毎日そばにいて、弟子を加護してくださっていると私は実感しました。
(続く)
(明慧ネット第7回中国大陸大法弟子修煉心得交流会)