文/中国の大法弟子
【明慧日本2013年2月19日】母は糖尿病を患って8年になり、脳梗塞の発作で3年前から左の手足が不自由になりました。2012年5月、母は二度目の脳梗塞の発作で混迷状態に陥り、排泄の意識がなくなりました。医師の診断は「脳の半分が梗塞となり、血液の流れが止まった。現在の医学では有効な治療法はない。病気が悪化すれば命も保証できない」というもので、医師は家族に下記のように勧めました。
1.回復の希望を持たない(類似患者の例は多い)
2.葬儀の準備をする
3.たとえ命が延びても、植物人間の状態に陥る
このような絶望的な診断に、家族は医学に希望を失いました。ほかに打つ手が無くなり、師父の説法テープを耳の側に置き、繰り返し師父の説法の声を流しました。2009年に母は法輪功の修煉を始め、『転法輪』を読みました。手足が動かないため、煉功することはできませんでしたが、『転法輪』を書き写しました。
重病患者の特別治療室で看護され始めて3日目に、母の意識が徐々に戻り始めました。話す機能を失っていた喉から曖昧な声が聞こえ始めたのです。家族は母の「最後のメッセージ」だと思い、父と私は懸命に聞き取ろうと努力しました。声と口の動きを一生懸命聞いて解読できたのは、「九つの文字を忘れてはいけません! 九つの文字を忘れてはいけません」でした。私と父は感動して、これはきっと「法輪大法は素晴らしい!(法輪大法好!)」と「真善忍は素晴らしい!(真善忍好!)」の九つの文字のことだとわかりました。
母はなんとか危篤状態を脱し、病室も特別治療室から緊急治療室へ移されました。この時も母は全身が麻痺状態で全身の神経反応はないままでした。医師はこれから回復して奇跡が起これば「全身麻痺」の状態で一命を取りとめるだろうと話しました。
それから20数日経過し、そばで手伝わないと何もできない状態が続きました。私は修煉のことを思い出して、母に呟きました。もし、母が2009年の当時、煉功していればこのような状態に陥らなかったかも知れません。法輪功は「性命双修」の功法ですから、本を読むと同時に動作も煉れば良かったかもしれないねと話しました。母も、回復したら動作もやると言ってくれました。母と一緒に発正念を繰り返して、「病気の邪魔」を取り除きました。
しばらくして、ある日の夜、「全身麻痺状態」に陥っている母の手と足が激しく動いたのです。5分おきに手足が大きく動きました。医師は「これはてんかん病で大脳が放電をしている異常現象だ」と結論づけました。しかし、翌日、母は手と足の指をうまく動かせるようになりました。
それから毎日のように動きがうまくなり、回復の見通しが見えました。毎日の回復ぶりを見て、医師は説明できなくなり、我々の前でつまらない表情を見せ、「奇跡が起こっている」と言いました。
病院では、これから母は徐々に集中訓練室で失われた言葉を話す機能を回復するためのリハビリをしなければなりません。最初のリハビリの訓練で医師は母に、なるべく大きい声で発音しなさいというと、母は全身の力をふりしぼって「法輪大法は素晴らしい!」「真善忍は素晴らしい!」と叫んだのでした。医師も驚いて「このすべては医学の歴史における奇跡としか言えない」と言いました。手の訓練のとき、母は筆を握ると、いきなり、「法輪大法は素晴らしい!」「真善忍は素晴らしい!」と書き始めたのです。医師は言葉を失いました。
それから8カ月が経過し、母は現在脳梗塞の症状が完全に治り、不思議なことに1回目に倒れた時の後遺症も完治したのです。
師父のご加護のもとで母は新しい命を得て本当に生まれ変わったのです。家族全員がこの奇跡を目の当たりにして法輪功の不思議さに感銘を受けました。生死の時に、法を信じていれば必ず奇跡がおこります。どこまでも信じればどこまでも奇跡が起こるのです。法の力は無限であることを母の回復から学びました。家族は、師父のお恵みに心から感謝しています!