文/ドイツの大法弟子
【明慧日本2013年2月22日】法輪大法が世に伝えだされて、20周年の記念日にあたり、大法が世の人に知られて、こんなにも時間が経ったのだと認識しました。
私は、1997年の秋に大法に出会いました。修煉者の誰もが、いろいろな経験をしてきました。言葉では簡単に言い表せないこともあります。大法が皆の心の中に住み着き、修煉者が一緒にいるとき、多くを語らなくともお互いに、世界と宇宙の繋がりや、宇宙の特性である真・善・忍を強く感じることでしょう。
修煉を始めた頃、修煉とは何かわかりませんでした。私は五式の功法を習い、神通加持法は特別に心地がよいと感じました。神通加持法は両足を組み、目を軽く閉じます。しかし、最初の頃私は全く足を組むことができませんでした。膝は地面から30センチほど離れていました。4カ月経ってやっと足を組めるようになりましたが、20秒ぐらいしか続けられませんでした。私の修煉はこのようにして始まったのです。
『転法輪』という本があると知って、私は本を読み始めました、続いて不思議なことが起こりました。私が『転法輪』を手にすると、両手が熱くなるのがわかりました。毎回、そのエネルギーが『転法輪』の中から来ていることもわかりました。他の本も持ってみますが、そういう感じはありませんでした。こんな思い出もあります、3日間で『転法輪』を読み終え、学法をしている時、私の心は静かで、全てが自然で、その時から、私ははっきりと法輪大法の修煉の路に沿って生きていこうと認識しました。
それから、いろいろと不思議なことを経験しました。例えば子供達が小さい時、『転法輪』を読んであげると、子供達はぐっすりと寝てくれました。子供に発熱や、腹痛、下痢等の症状が起きた時、『転法輪』を読むと症状がなくなったりします。この様なことを経験して、私の心性と認識が高まっていきました。
1998年、スイスで法輪大法の交流会が開かれることを知り、私も参加することを決めました。私にとっては初めてのことです。夜の列車に乗り、朝の9時にジュネーブに着き、同修と一緒に会場に向かいました。国連のビルに入る前に、安全検査がありました。並んで待っているときの場面が今でも目に浮かびます。あんなに沢山の人が集まり、人目を引いていました。このときの交流会には、世界各地から2千人余りの人が集まりました。参加は皆自由でした。
続いて、法輪大法の師父が微笑みながら現れました、両手で合掌をしながら、皆に挨拶をなさいました。私は師父がこの手で奇跡を造られると思いました。全てが更に荘厳になりました。参加者が皆総立ちをして拍手で師父をお迎えしました。師父の説法が始まり、皆が静かに聴き、私はそのような場面を初めて経験しました。
1999年に中共(中国共産党)の迫害が始まり、修煉者の誰もが、「私はどうして法輪大法を修煉するのか?」という問題に遭遇したと思います。私の場合は修煉を通して、自信と希望を取り戻すことができました。私は23歳の時に数回の失敗と挫折を経験しました。それから、正しい人生の理念を無くしました。そらからの私は時代のままに流されました。法輪大法は人々に真・善・忍に基づいて、よい人になるようにと教えてくださっています。宇宙の特性に従っていれば、私の心は充実して穏やかでいられました。
どんな事も、真・善・忍にそわなければならないと認識しました。ある時、大学の教授に招かれ、同修と一緒に大学に行き、『転法輪』についての質疑応答になりました。この授業は中国問題についてです。生徒達は皆『転法輪』を知っていました。質問の内容は『転法輪』の法理についてでしたが、真・善・忍より更に上の基準を言える人はいませんでした。人類の歴史のよいことの全てがこの基準の中にあります。そして法輪大法の修煉者は、いかなる年齢、社会の階層にも、職業でも見つけることができます。
8年前、私は音楽学院で仕事をしていました。大法が中国で迫害を受けていることを同僚に知らせたいと思い、ある日、仕事の会議の時に、私は出席者に真相チラシを配りました、そこには、大法の紹介と迫害の真相を伝える内容が書いてあります。2カ月後、上司が私にどうしても次回の会議に参加するようにと言いました。上司が「あなたがいてくれれば、会議の雰囲気が穏やかです」と言いました。私は「それは、私が法輪大法を修煉しているからです」と答えました。その後も上司は私と話をする中で、何度も私の落ち着きについて褒めてくれました。上司は「法輪大法が私の職場環境を変えてくれたと思います」と言ってくれました。この事で私は一人が煉功すれば、皆が恩恵を受けると思いました。
今年は法輪大法が世に伝えだされて20周年になります。こんなにも、大法を実証する例がある中で、中共の残酷な迫害に対して、我々にできることは、真相を人々に知らせることです。真相を知れば自分がとうすべきかを判断するでしょう。十数年間も無実の人々が迫害を受け続けているのを、見て見ぬふりをしてはいけないと思います。私は日常生活の中で、人によく大法が中国で迫害を受けていることを話します。真相を知った人達も迫害を止めるべきだと言います。そして、私の友達が増えていきます。最近、近所で立ち話をしていますと、私の側を通る人がよく挨拶をします。一緒に話をしている人から「なぜ知り合いがそんなに多いのですか?」と聞かれます。私はそういう時、彼らに「法輪大法を伝え迫害を阻止することで私達は知り合いました」と答えます。
以上述べたのは、私が修煉をしてからのほんの一部の例です。心の中にもっと多くの思いがありますが、書ききれません。この場をお借りして誠心誠意、師父に最高の敬意と感謝をお伝えしたいと思います。
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2012/7/3/134240.html)