後天の観念を取除き、正しくない状態を一掃する (三)
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2013年4月8日】

 三、絶えず後天の観念を取除き、出来るだけ慈悲と無私をもって全てに対応する

 内に向けて探せるようになってから、私は普段意識していなかった執着を次第に認識し、一つの扉を開いたように、修煉も飛躍的に前進し、以前と違う修煉状態に入ったことを実感しました。以前はいつも師父に押されて進み、自分を修めることが分からず、魔難に遭ったら受け身的に耐えて、或いは表面上で旧勢力の迫害を否定する状態に留まり、いかに能動的に心を修め、邪魔を排除するかが分かりませんでした。そして執着によって、一つの関を乗り越えるにもかなりの時間がかかりました。今は、思想が落ち着かなかったり、何かによく気を取られたりすれば、すぐに内に向けて探し、人心を取り除く向上の時期がきたと思えるようになりました。

 最近深く体得したのは、一切の良くない心が私と絡んでいるので、私は随時に自分に言い聞かせ、私(し)から脱皮し、旧勢力あるいは旧宇宙の王や主のように、いつも自分が正しいと思い、自分の観点に固持し、他人の不足ばかりを注視し、大法弟子の欠点を探し、正法を左右するようなことをしないよう心がけています。私達がすべきことは他人と円融し、自分より劣る生命にも慈悲を持ってその長所を見るようにし、思い通りにならない時は自分の不足を探すことです。こうすれば、三つのことを実行する際の妨害が少なくなると同時に、宇宙は循環体であるが故に、皆が益々このように実行出来れば、旧勢力の一切を超えて、それ以上の次元にいる救われるべき王や主も法の中で円融し、互いに円融し合う局面が作られます。「相は心から生じる」(『大紀元会議での説法』)のように、一切の事は私達の心によって形成されています。常人の一切は私達が求めているものではなく、私達はただ表面の体にまだ一部の人心が残存しているが故に、常人社会で生きて事を実行することが出来ます。しかし旧勢力は邪悪を利用し、私の学法が不十分、または正念が足りない時に、隙を狙って私達の恐れる心や色情、嫉妬、利益を重んじる心などを強化し、私達はこれらの心によって阻まれ、衆生を救う力量を弱めています。

 また、これらの心に妨害されるとき、発正念を多く行えば十分な排除効果が得られることが分かりました。肝心なのは、問題が起きた時に直ちにそれを意識し、それにつられて考えないことです。例えば、数日前、ネットで一部の地区の同修が新唐人テレビを設置してから迫害された事を知り、自分の恐れる心や躊躇する心が邪悪に強化され、ついに同修と大法の事を実行する際に思想業力が現れ、結果的に皆の協力に影響を与えてしまいました。妨害を意識したあと、繰り返し長時間発正念を行い、思想の中の妨害を一掃したことを認識できた後はもう大丈夫でした。

 また、師父は大法弟子の由来には三つのタイプがあるとおっしゃいました。皆は歴史上異なる経歴を持ち、同じ方式で事を実行しても違う状況に出会うので、他人を学ぶのではなく法を学ぶべきです。迫害があろうが無かろうが、それが重かろうが軽かろうが、いつも法の要求に従って正しく対応し、自分の不足を見つけ、耐えるべき苦痛に耐え、排除すべきものを排除すれば、邪悪は成す術もなくなります。口で言うのは簡単ですが、きちんとした修煉の基礎があって初めて、肝心な時に正しく対処できると思います。個人の悟りですが、同修の皆さんは真に内に向けて探し、私心を取り除く事が出来ていれば、とっくに最高の旧勢力の次元を超えています。無量の次元にいる多くの王や主は、大法弟子が法を正す師を手伝う中で救われるのを待っており、大法弟子も絶えず次元を突破し更に高次元に向かっており、大法弟子が成就できることを皆が益々分かったのであれば、一日も早く一切の人心を放下しましょう。

 以上は個人的に悟ったことですが、ずっと努力してできるだけ実際に修める中でやり遂げるようにしていますが、それでも多くの遺憾や不足を残しています。皆さんと共に精進し、早く救うべき衆生の数を満たすよう願っています。不足の部分があればご指摘いただき、共に円融して行きましょう。

 (完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/3/29/271409.html)
 
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