名、利、情、私、欲の束縛から飛び出そう
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2013年6月15日】数日前のある朝、座禅をしている時、天目で下記の光景をみました。私の前に、腕の太さぐらいの丸太で作られた、長方形の木のかごがあり、その上部の真ん中には四角い穴があって、まるで映画やドラマでみる、囚人を護送する檻のようでした。異なっているのは、丸太と丸太の間の隙間がとても小さく、丸太の表面は汚く、樹皮がまだらになっていることでした。

 なぜこの木のかごが自分に見えたのかわかりませんでした。頭を振ってから、目を開け、また目を閉じた時、このシーンがもう一度私の目の前に現れました。当時、私は自分がかごよりあまり高く離れてないところで漂っていると感じ、目を上げて、遠方を眺めてみると、前には多くの人がいて、みな前にこのようなかごが置かれていました。多分師父が私を悟らせようとされたのだと思いますが、かごは突然ゆっくり回り始め、かごの前、後ろ、左、右、上の五つの面から、名、利、情、私、欲の文字がそれぞれ漂って出てきました。

 私は分かりました。修煉者の前に置かれたそのかごは、実際囚人を護送する檻で、名、利、情、私、欲という執着心から作られたかごでした。特に法を正す時期が最期に近づくにつれて、私たちはみな真剣に自分をみるべきです。自分はこのかごに囲まれていないか。もし、いまだにこのかごから飛び出さなければ、私たちはどうやって自分が解脱して、師父について自分の家に帰ることができるでしょうか。

 最近、私は多くの同修がこのかごに囲まれ意気消沈して、自身の修煉を緩めるばかりか、人を救う使命も全うしにくくなっていることに気づきました。一部の同修は互いに疑って、全体に間隔を作ってしまい、一部の同修は自分の名利が損なわれることを恐れて家に閉じこもり、また一部の同修は情に左右されて、そこから抜け出せない状況です。

 私たちは本当に目覚めるべきです。この低次元空間で生成された廃物に真の自我が埋もれてしまい、勇猛精進する意思を緩め、自分と衆生を救う万古の機縁を失わないようにすべきです。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/6/11/274446.html)
 
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