情、色、欲の妨害を解体する
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 【明慧日本2013年7月9日】師父は『考えをはっきりせよ』で「旧勢力はすべての大法弟子に対してそれらのものを按配しました。もし大法弟子が師父の要求に従って行っていなければ、きっと旧勢力の按配に従って行ってしまったことになります」とおっしゃいました。私の成長、修煉の経歴を振りかえってみると、旧勢力は確かに私に綿密な「按配」をしていたことに気付きました。旧勢力はシナリオを書いて、私が一歩ずつシナリオ通りに演じるのを待っています。そのシナリオの大筋は情、色、欲で、それも目下の私の精進できない最大の障害となっています。

 小さい時から私は感情が豊かな人で、男性にとても敬慕の気持ちを抱きやすくて、しかも恋をなかなか忘れられませんでした。少年時代から多くの恋愛小説を読んで変異した観念を受け入れて、情欲をとても美しいもの、人生の楽しみと思うようになりました。結婚後、浮気をしたこともあります。修煉者の基準で測るととても悪い行為ですが、しかし当時の自分は「本当の愛を探すため」と思っていました。今振り返ってみると、幼い時から成年まで、一歩一歩、一つの事から次の事まで、すべて旧勢力の按配通りに発展してきました。

 そのため、修煉してからも情や色欲は私を悩ませる難関となりました。情と色欲の関を順調に乗り越えた時もあって、失敗しかけた時もあって、この辺りの関は次から次へと絶えません。どうしてこの辺りの関がこんなに多いのか、と私は不思議に思ったことがあります。修煉の次元が高まるにつれて、私は外部からの妨害に対してますます敏感となったため、最近起きた事を通じて、旧勢力の按配がどのように行われているかを概ね掴みました。

 突然襲ってくる色欲心

 2カ月前のある夜、眠っている時に突然心臓をぎゅっと握られる感じがして、自分の空間場に外来のものが入ったような気がしました。その後、まるで自分の大脳がコントロールできなくなるように、たくさん色欲の夢を見ました。それからの一定の期間に、性欲が突然とても強くなって、いつもそのことを思っていました。冷静になると、その色欲はもともと私が持っている物ではなくて、他の空間から大量に私の空間場に入った物だと分かりました。しかしそれら外来の妨害はとても強烈で、私によく妄想を走らせます。その情況に対して私は繰り返し長時間の発正念をしたのですが、意志がそれほど堅くないため、のろのろととても長い期間をかけてやっと除去しました。

 わけも分からずに現れた「情」

 数カ月前、一緒に大法の仕事をする異性同修Aさんは、突然私にとても好感を持つような態度になり、いつも私ににこにこして、私を見る時に目つきからも異様なメッセージを伝えています。既婚者の私にとって、このような事が現れるとは、まったくわけが分からなくて、全然現れるべきではない事です。一方、私はなんとなく彼の好感に時々応えて、知らず知らずに以前のとても容易に情愛を放つ自分に戻ったようです。

 冷静になる時、最近のことはどうみても旧勢力の罠だと思いました。男女関係は、恐らく旧勢力の最も使いやすい武器かもしれません。「情」という物質はもともと揺れ動いて安定しない物で、あると言えばあり、ないと言えばないようですが、人を傷つけることもでき、大法弟子の修煉の意志を破滅させることもできます。しかも一石二鳥であり、「情」の対象の2人を一気に破滅させることができます。Aさんと私の間の「情」は実は他空間で作り出された物で、だから突然に、理由無く現れたのです。もし私達の意志が堅くなければ、それに流されて操られれば、その「情」はきっと拡大され強化されて、とうとう2人は悪い事をしてしまう羽目になると思います。

 法理に踏まえて現状がはっきりと分かった後に、自分には世間での幸せと円満を求めたい執着がまだあるのではないか、潜在意識の中にやはり男女の歓愛を望んでいるのではないかと、私はより深刻に内に向けて探してみました。もしまだあれば、そのような情を死なせて、消えさせて、衆生に対する慈悲および神様と結んだ誓約でそれに取って代わりましょう。同時に私は『精進要旨』「道法」を暗記して、本当の自分と偽の自分を見分けて、偽の自分を否定しました。

 色欲心を除去する過程も簡単に一発で成功するわけでなく、数カ月もかかりました。原因、法理も分かって、自分もそこまで悟ったのに、どうして色欲を完全に除去できないのかと、時々私も不思議に思いました。今日この交流文を書くまでも、まだ完全に除去していません。しかしいずれにせよ、情や色欲や実はすべて外来の物で、私に押しつけられた物で、修煉者がもともと持っている物ではないことが、以上の二つの事例を通じて私は分かりました。

 旧勢力が私にこれらの物を押しつけることができたのは、いくつか原因と条件があると思います。第一、前世に私が累積した業力と関係あると思います。前世、情や色欲の面で自分は大きな業を作って、現世それを返済しているかもしれません。第二、前世から累積してきた変異した観念とも関係あると思います、ましてや現世に私は小説、映画とテレビの中から知らず知らずに変異した情愛の観念を受けいれて、情と色欲心に対して私は警戒意識がなくて、見分けられないで、良いものとして受け入れました。だから変異した観念を除去することも重要です。第三、輪廻の中で異性と結んだ縁にも関係あると思います。良い縁も悪い縁もあり、旧勢力はそれを利用して罠を設けて、私の修煉を破滅させようとしています。

 以上の認識をはっきりしてから、発正念の時に、私は旧勢力が私の身に設けた罠、行った按配を解体するという一念を加えました。以前、私は旧勢力のやりくちを見破れなくて、ミスを犯したことがありますが、今の私ははっきりと分かったので、その按配に動かされるはずがありますか! 一方、師父の法理をもってこそ、はじめてそれを徹底的に否定することができたと思います。これらの事を通して、私は「旧勢力の按配を全面的に否定する」ことに対してより身近な感銘を受け、自分もきっと実践の中で全面的に旧勢力の按配を否定し解体できると思います。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/2/12/269795.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/2/25/138259.html)
 
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