文/中国の大法弟子
【明慧日本2013年8月7日】
二、人を救うことは途中ではやめられない
2010年後半のある晩、友人を介して、私は家から30分の所まで行き、資料(常人の専攻論文を書く用)を探さなければならなかったのですが、その時は小雨が降っており、ちょうど仕事が終わった後のラッシュで、やっとのことでタクシーをつかまえました。運転手は30歳過ぎで、どことなく「聡明さ」がありました。乗車して、運転手と自然に「この地区の交通は本当に困ります」と、おしゃべりを始め、さらに、「中国共産党の支配下で、一般の人々の生活は本当に大変だ」という話になると、運転手は何度も何度も賛同していました。党、共青団、少年先鋒隊に運転手が加入しことがあるかどうかを聞いた時、運転手の反応はとてもきつく、「法輪功の事は一切聞かない」という態度を示し、さらに、話し続けようとすると、何度も止めようとしてきました。以前の私なら、「お手上げ」と言っていたかもしれません。しかし、その時、私は「人を助けるなら早くしなければならない」という言葉を思い出し、師父のご加持を求め、さらに、確固とした正念を発しました。「今日は必ず運転手に脱退を勧める必要がある! 衆生に対する悪の毒害を必ず除去する必要がある!」この時、少し渋滞になっていました。
私は天安門焼身自殺事件の人を騙す手段から、天が共産党を滅ぼす理由までをゆっくりと話し、法輪大法が世界中あまねく伝えられていることまで話すと、「私の師父に私心はなく善道に導くことを人に教え、一心に衆生を救い済度しています。中共のプロモーションビデオはみな、偽物を製造しており、うそばかりです。嘘に惑わされず、現代社会で発生する一切を、必ず自分の知恵の両目で見なければなりません。あなたに明るい未来を持って欲しいだけで、あなたに難を強いたいという意味では絶対にありません」と、言いました。
私が話している時に、運転手の反論も始まりましたが、師父が知恵をくださり、すぐに運転手を説得すると、その後、私が話すことを、運転手は黙りこくって静かに聞いていました。「それなら、仮名をつけて、脱退しましょう、これは懐を痛めない保険ですよ!」と、私は話しました。「ありがとうございます! 私は共産党を信じませんが、法輪功も信じません」と、運転手は言いました。運転手の家族の祖先は地主で、共産党の迫害を受けたことがあり、共産党の手段を択ばない鎮圧に対して今も胸が痛い、と運転手は簡単に話しました。
この時はまだ渋滞でしたが、私が行く所までの距離は100メートル程しかなく、曲がったらすぐ降りなければなりませんでした。私は少し急ぎましたが、「これは魔の妨害だ」と、すぐに気が付き、そこで正念を確固として「私たちは道すがら、こんなにおしゃべりできたのは、何のわけもないのではなく、この村を過ぎたら、この店はありません。仮名を付けても天と地、あなたと私が知っているだけで、人は知りえません。あなたはもう心配ないでしょう?」と、運転手に言いました。「本当にありがとう! あなたの話はうまいですね。いやあ、参りました。私は◯◯◯と申します。もう脱退しますよ。ご幸運をお祈りします!」と、運転手は話しました。言い終わるか終らないうちに、車は目的地に着きました。乗車券を精算する時になってから初めて、「今回、タクシーに乗った費用は普段の3倍以上」ということに気づきました。かかった時間も普段の3倍以上だったのですが、貴重な生命が助かったため、「お金を使う価値があった」と思いました。師父から知恵を授けていただき、感謝いたします。だからこそ、私には十分な時間がもて、運転手に真相を伝え、中途半端にしたわけではなく、本当に運転手を救いました!
目的地に着いた後に、私は、まじめにずっと私を待っていた相手に謝りました。この人は50を過ぎた政府の地方自治体の担当者でした。簡単に話し合った後、この人は敬虔なキリスト教徒であり、この人の子供は海外にいて、この人の子供もキリスト教信者であることがわかりました。必要なデータを、この人たちの専業システムの中からゆっくりダウンロードしなければならず、この間に、私には十分な時間があったので、真相を伝えました。「私は、身体の健康状態がものすごく悪かったので、生きる道を求めていました。そのような中で知人の紹介で法輪功を修煉したのですが、その時から現在まで、私は薬を一粒も飲んだことがなく、注射はなおさら言うまでもありません」と、まず私はこの人に伝えました。その話を聞いて、この人は特に共感した上で、「体が良くなるから、修煉するんですね!」と、言いました。党、共青団、少年先鋒隊に入ったことがあるかどうか、私が聞いた時、「私も信仰がありますので、中国共産党を信じておらず、上の部門組織の勉強に関して、よく棚上げにするので、そのため、上は機嫌が悪いのです」と、この人は話しました。「あなたが邪党に加入した時、拳を高く上げて誓い、あなたの一生(命)を邪党に捧げましたか?」と、私は一刻も無駄にせず、この人に尋ねました。「ええ!」と、この人は驚きました。「当然知っているべきだと思いますが、人は誓ったが最後、その誓いは効いてきます。早く仮名をつけて脱退しましょう!」と、私は言いました。この人は無言のままでした。私は続けて、中共の執政期間中に神仏や天地に対して中共が造った赦されざる罪を犯したことを話したうえで、貴州平塘県の「蔵字石」のことを話しました。その時はインターネットでこの人に見てもらい、さらに、「あなたが今日、私に会ったのは、あなたの縁ですから、あなたが脱退するだけでなく、あなたの旦那さんと息子さんも脱退しましょう。あなたの息子は外国で脱退すればいいでしょう。くれぐれも邪党のための殉死者になってはならず、私は心から、ご家族の皆様の幸せと平安を希望します」と、この人に言いました。この人はとても喜んで同意し、さらに三退し、そして、必ず息子に脱退を勧める、と言いました。
2011年9月3日、私はある人の頼みで、私が見知っている正所長の指導者に物を届けに行きました。もともとは、真相を伝えようという考えはなく、ただ荷物を置いて行くことのみを考えていました。エレベーターが着くなり、男主人が入口を開けると、立って私を迎えいれ、さらに、心を込めて私を部屋へ呼び入れ、座らせました。挨拶の言葉を交わし、そして、女主人の体が悪く、夫が女主人にダンスやボール遊びで体を鍛えさせるのだと、女主人は言いました。「スポーツの鍛錬では根本的に治すことはできません」と、私は話しました。さらに、師父が教えてくださった法を利用して、原因をはっきり説明し、その中で、「山中の修行者は、細胞の分裂回数を緩めることを通じて、寿命を延ばします」と、話しました。この時、「あなたはあんまり煉功しすぎて、何が山中の修煉者なんですか?」と、私を熟知している男主人が言いました。この一言で、突然ピンときたその瞬間に、「男主人を救い出さないといけない」と考えました。この時、女主人は困惑して、問うようなまなざしを私に寄せてきました。「私は法輪功だけを修煉しています! 法輪功を修煉しているんです!」と、力強く言いました。家の中の空気は凝結しているかのようで、短い時間の静けさの後、「なぜなら法輪功のおかげで、私の命は助かったので、法輪功が本当の科学であることを、私の体験が証明しています」と、私は話しました。男主人はちょっと怖く感じ、傍でぶつぶつ言っていたので、「私がなぜ法輪功を修煉し、私がなぜ天安門に行くのかを、あなたがたに知らせなければなりません。4.25と天安門焼身自殺の真相とは何でしょうか? 法輪功は本当の科学です! 法輪功を修煉してはじめて、本当の病気治療と健康保持ができるのです」と、私は正念を込めて説明しました。言い終わって、体がエネルギーにカバーされたように感じ、それは法の知恵から来るもので、以上の原因を一つ一つすらすらと確かに話せました。
私を熟知している人についてはみな、1つの思いがあり、「天安門に行くべきではなく、行けば政治に参与することになる」と、思っていました。私を熟知している人たちのこの思いを、私は開かなければならなかったので、私が北京へ陳情に行く理由を、私は簡潔な言葉で伝えました。「4.25とは?」と、女主人は追及しました。「規律といえば、それは、私たちの師父の要求『何をしても人のことをまず考えるようにする』に修煉者が従っているという事です。これにより、大声で騒がず、ごみを散らかさず、さらには、地面に元からあったゴミもみな、拾いました。これは一般的な組織の規律と要求ではできなかったことです!」と、私は気長に女主人に説明しました。
私を熟知している人たちの家族三人は、事の真相を私が話し終わるまで静かに待った後、「いいでしょう! 君は家にいて、しっかり煉功してください」と、男主人が言いました。「法輪功の事を、私は初めてこんなに詳しく聞きましたが、なるほど! それなら、あなたたちは大変ですね。普段、あなたがたはどのように煉功しているんですか?」と、女主人が聞きました。「煉功動作は簡単で覚えやすいのです」と、私は話しました。私が動作を見せるように女主人が頼んできたので、私は第5式の功法――神通加持法の一部始終を一通り、さらに、「私のやり方は良くないので、日を改めて、私の師父の煉功DVDを送りますので、あなたはそれを見て学びましょう」と、女主人に言いました。「感謝します! 時間があったらちょくちょく顔見せてね!」と、女主人は言いました。
すべてが師父の教えのようでした。「これほど大きなことで、人間は救われるのを待っているのです。やりすぎていなければ、相手は理解してくれます。本当に素晴らしく行なった学習者がいて、高級住宅地で堂々と相手のところに行って、落ち着いて説明したら、相手は非常に喜んで、あなたを待っているかのようです。実際はこういうことで、すべてが用意され、あなたが正念でそれを実行するのみですが、どうしても正念がないのです」(『大法弟子は必ず法を勉強しなければならない』)
師父の慈悲深い済度に、お礼を申し上げます! 師父には、言葉には表せないほど感謝しております!同修のご助力に感謝します! 至らないところがありましたら、慈悲深いご指摘をお願いします
(完)
(明慧ネット第8回中国大陸大法弟子の修煉体験交流会)
(English: http://www.clearwisdom.net/html/articles/2011/12/15/130132.html)