ある警察の「三退」物語
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2013年9月11日】下記は真相電話を通じて「三退」を勧めた物語です。

 電話が繋がり、挨拶をした後、私は単刀直入に「『三退して平安を保つことができる』と聞いたことがありますか?」と尋ねました。相手は「私を誰だと思っているのだ? 警察だ! ××市××交番所属の警察だ!」と大声を上げて怒鳴りつけてきました。私は微笑みながら「どんな職業をされていても私にとって重要ではありませんが、一番大事なのはあなたの命を救いたいということです。警察だからといって助からない定めはどこにもありません」と話しました。「所長に代わってもいいか?」「どうぞ、私は誰でも救います」「殺すぞ! 厄介なやつだ」「私達は真善忍を守って良い人になろうとしています。他人に迷惑なんてかけません。あなた達に良い人を捕まえるよう指図しているのは邪悪な共産党です」「殺すぞ! おとなしく家にいたらいいのに、どうしてあちこち逃げ回っているのだ」「元々、私に平和で幸せな家庭がありました。邪悪な共産党は私達、無実で良い人の安寧を奪ってしまいました」「殺すぞ! 捕まえたら全員銃殺してやる!」と、何度も同じ言葉を繰り返して怒り心頭に達したようでした。私は心の中で発正念して、さらに会話を続けさせました。「邪党はあなたより残忍かつ凶悪です。6・4天安門事件の時、戦車が大学生をひき潰しましたが、なぜ全員を銃殺しなかったでしょうか?」「国際社会の世論を恐れているからだろう」「それなら今、国際社会はどのように共産党を見ているか知っていますか?」と聞いたところ、相手は沈黙しました。「現在、共産党は世界各国で糾弾されています。人権を蹂躙し、法輪功修煉者から生きたまま臓器を強制摘出して高値で売買するという非人道的で恐ろしい罪を犯しています。天と人は共に憤り、神様は彼らに処罰を下そうとしています。しかし法輪佛法は人を救います。私達は身に残虐な迫害を加えられながらも、厳寒、酷暑、嘲笑の中にもかかわらず自我を放下して人を救っています。朝早く出て夜遅く帰り、苦難を重ね、罵声の中でも人を救っています。拘束、拘禁されていても、拷問で苦しめられても私達は依然として笑顔をもって人を救い続けています。なぜならば、私達は心の中である一つの念を揺るぎなく信じているからです。それは私の師父がおっしゃった「必ず良知を呼び戻せる」(『洪吟三』「済世」 注:正式な翻訳ではない)の言葉です。私達は何としても人を助けたいです。邪党が天に滅ぼされる時、あなた達が巻き添えにならないように、一緒に葬られないように、悪魔の共産党の手の中から救い出したいのです。私達は何か間違っていますか? 長年にわたってDVD、小冊子などの真相資料を制作して、その経済的な投入は数え切れないほどです。拘束され、刑を言い渡され、拷問を加えられて苦しみの中で亡くなった法輪功修煉者は数え切れないほどです。その代価はあなた達には知れない程です。世界中の百以上の国に真善忍の信仰者がいます。世界各地の人々が心血を注いで法輪功を支持しようと努力を払っている現実を知っていますか? この全ては誰の為なのか考えたことがありますか? 私の師父が全ての衆生の為にどのように持ち堪えていらっしゃるかは、あなたには思いもよりません。あなた達は邪悪な共産党によって落とし穴に落とされているので、まるで一枚の葉っぱに目を遮られているように、メディアのでたらめに欺かれています。昇進、金儲け、奨励金の為に、良心に背いて無実の良い人々を捕まえています。「頑迷」は既にあなた達の癖になっています。いつになったら良知を蘇らせるのですか? いつになったら善悪を見分け、悪を懲らしめ善を励まして良い未来を選ぶのでしすか?」と話した後に、私は少し間を開けました。そうすると電話の向こう側から「お姉さん、お水でも飲んでちょっと休憩しますか?」と静かな声が聞こえてきました。「構いません。あなたが真相を知り、助かるなら、どんなに辛くても疲れていても、私は嬉しく思います。共産党は端から警察を人間扱いしていません。警察を使い捨てにしています。文化大革命の後、共産党は700人の警官を雲南省の山奥まで連れていって、こっそりと銃殺しました。文化大革命の被害を受けて亡くなった人の為だと世間をごまかした一方、警官の家族には公務で殉職したと嘘を言いました。ここで聞きますが、法輪功修煉者を連行するよう命じられた時、正式な公文書はありましたか?」「ありませんでした。電話一本だけでした。確かに公文書がありませんでした。いつも電話を通じて命令を受けていました」「邪党の高官は自分達の為に逃げ道を用意しています。名前を隠して迫害していて、将来的に誰がスケープゴートにされるのでしょうか? 考えたことがありますか?」

 「お姉さん、くれぐれも気を付けてくださいね。共産党は極めて凶悪で、とんでもない事をするから」と、彼は心配そうに話しかけてくれました。「分かっています。迫害を受けて亡くなった法輪功修煉者の数は、実名が分かっているだけで3643人にも上ります。それは氷山の一角にすぎません。××市××区労働局局長はその一人です」「そこまで知っていたのですか?」「もちろん、やっているのは人間で、見ていらっしゃるのは神様です。やった分だけ記録されています。『法輪大法は素晴らしい』という言葉を必ず覚えてください。悪行をしてはいけませんよ。自分と家族の為に良い未来を選択してください」「お姉さん、安心してください。私にまだ良知があります。決してあなた達を傷つけるような事をしません」「条件が許せば同僚達にも悪事を行わないように勧めてあげてくださいね」「分かりました」「まだ邪党の為に命がけで働く価値があると思いますか? 『三退』をしなければその先は闇です。どうしますか?」相手は「はい、『三退』に同意します」と言い、その話し方から固い決心が伝わってきました。それから、私は彼に仮名をつけて、「三退」手続きを済ませました。続けて私は法輪大法が海外の100以上の国に広く伝えられている盛況、法輪功の師父が世界各地から1000以上の褒賞を受けていることを話しました。彼はずっと無言のままで聞いていました。「法輪大法は最高の佛法であり、今の末世の時期にいる人類を救い済度します。誠意をもって心の中で『法輪大法は素晴らしい』『真善忍は素晴らしい』という言葉を暗誦すれば、必ず福報がやってきます」と話した後、遼寧省司法局局長の韓広生、天津市一級警司の郝鳳軍が法輪功の真相を知った後、最終的に官を辞した実話を聞かせました。向こう側の彼から、感謝の言葉が絶えませんでした。感謝するなら李洪志先生に感謝してください。実際に人を救い済度していらっしゃるのは李先生です。私は福音を伝えているだけですと説明しました。最後、会話は感謝の声の中で終わりました。

 救われた命を嬉しく思うと同時に、下記の通りいくつかの悟りをまとめてみました。

 1、真相が分からない人に対しても容易に諦められません。心中の疑問、葛藤を解かしてあげるように真相を伝えて、良知を引き出します。師尊のおっしゃった通り「衆生を救い済度し、真相を伝えることに関して、多くの人は深く入り込んで行なっておらず、相手にちょっとだけ説明して、聞いても聞かなくてもさほど気にせず、聞かないなら、またほかの人に説明しにいきます。何を行なっても、首尾一貫して、しっかり行ない、人を救うなら相手が救われるようにすべきです。」(『大法弟子とは何か』)のようにします。

 2、大法には威厳と慈悲が共に存在しています。威厳の中に慈悲があると同時に、慈悲から威厳が現れてきます。自らの話をもって偽りを破り、全ての言葉で相手の良知を引き出します。「良し悪しを判別するよう衆生を目覚めさせ、自我を呼び戻して天国に帰る」(『洪吟三』「人生為何」 注:正式な翻訳ではない)

 3、態度は傲慢でもなく卑屈でもなく、気持ちは焦らず苛立ちません。相手に何を言われていても穏やかな心で真善忍と慈悲をもって相手の注意を引き、圓融して救い済度します。師尊は「常人の態度と誤解を気にしないでください。ただ人を救い、衆生を救うために行っていれば、その効果は全てを変えることができると思います。」(『マンハッタン説法』)とおっしゃいました。

 4、善行をするよう勧めるのは本人に留まらず、周囲にいる人々まで間接的に救い済度します。善の大事さを知ってもらい、自分の為にも家族の為にも良い未来を選択してもらいます。

 個人の次元が限られているので、法に沿っていないところがありましたら、同修の慈悲なるご叱正をお願いいたします。全体の向上を目指します。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/5/23/274377.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/6/13/140473.html)
 
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