家政婦の仕事の中で、真に修煉して人を救う(一)
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文/中国の大法弟子 清泉

 【明慧ネット2013年9月22日】私は今年63歳です。法輪大法を16年間修煉した女性の弟子です。私は家政婦の仕事をしていますが、現在、ある重度麻痺のおばあさんを介護しています。彼女は今年で90歳になりました。私の親友たちは、この仕事はきつくて汚く、ひいては最も卑しい、このような仕事をするべきではないとみんなで口そろえて言っていました。しかし、私はこの仕事をやり始めて、もう7年目になりました。

 2005年5月、私は迫害によって路頭に迷いました。その時、仲介を通じてこの仕事を見つけました。当時、このおばあさんは外科病棟に入院していて、長男は私を病棟まで案内してくれました。その時の様子は、私の予想を越えたひどさでした。老人の顔は青白く衰弱していて、体は小さく縮こまっていました。首はこわばっており、両腕はしっかりと胸先で交差していました。彼女は大小便を漏らし、体に多くの床擦れがあり、尾骨のところに卵ぐらいの大きさの穴が開いていました。その傷口は骨が見えるほどに腐っていて、そこから膿が流れ、彼女はひっきりなしに痛い、痛いと叫んでいました。息子さんは私には言いました。「私の母は世の中で最も介護しにくい患者です。あなたは耐えられますか?」私は「私には忍耐力があります。と答えました。私は、「これが私の修煉の道だ。大法ですべてを正すことができると固く信じていますから」と思いました。

 おばあさんが静かになる時、私は『轉法輪』を彼女に持ち出して、「この本は、人に良い人になるよう教えるもので、病気治療、健康保持にすばらしい効果もあります。私達でいっしょに読みましょう」と言いました。彼女は「法輪功の本、私は怖くて読めません。他の人に見られたら、それは大変です」と言いました。彼女が恐れているのは、他空間の邪悪が恐れているからだと私は思いました。最初の2日間、おばあさんは暴れて、起きさせて欲しいとか、5分も経たないうちに寝かせて欲しいとか、または一晩中寝ようとしませんでした。また、ひっきりなしに人をののしり、恐ろしい目つきで私を眺めたりしました。私は疲れて頭が少しふらふらして、水を汲む力もなくなりました。これは邪悪が彼女を操っているに違いない、そう思うと、私はすぐに発正念をしました。口訣がまた読み終わらないうちに、おばさんはもう眠りにつきました。私が正しく悟ったから、師父は私を助けてくださいました。

 入院中、医者はおばあさんの治療に自信を失い、家族も望みがないと感じ、治療を中断させ、退院して家に戻りました。

 私達はおばあさんの家で暮らすことになりました。私はいつも通り、毎日おばあさんの傷口を拭き、ご飯を食べさせ、入浴させ、修煉者の基準に基づいて、真心を持って優しくおばあさん(彼女も法のために来たと思っているから)に対応しました。彼女は私から法輪大法のすばらしさを感じ取り、大法の真相を受け入れてくれました。私は彼女に「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」と教え、彼女は毎日のように敬虔に念じるようになりました。私達はいつも師父の説法の録画を見たり、録音を聞いたりしました。その後、おばあさんは随分元気になりました。ある日、息子さんや娘さんたちがみんな帰って来ました。おばあさんはインスタントラーメンを食べたい、春雨と卵も入れて欲しいと言い出しました。しかも、彼女はどんぶり一杯分を素早く食べてしまいました。

 息子さんと娘さんたちはとてもびっくりして、「お母さんはもうだめなのかしら、突然こんなに元気になって、以前、ご飯を食べさせるのは薬を飲ませるよりも大変だったのに、死の前の一時的な元気ではないでしょうか」とみんなが集まって言いました。あっというまに数カ月が過ぎました。おばあさんは亡くなるどころか、尾骨の傷穴は小さくなり、最後に完全に閉じて癒合しました。首も動かせるようになり、体の床擦れにはすべて新しい皮膚ができて、両手で物を持てるようになりました。ある日、おばあさんは私に、「火の玉が部屋に飛び込んで来て、部屋の中の悪い物が全部いなくなりました。今は部屋にきれいな花がいっぱい咲いて、また小さな川があり、その中に小魚が群れを作って泳いでいるのが見えました」と言いました。私は彼女に「師父があなたの天目を開いて下さったのよ。師父があなたを励まして下さっていますから、私達は必ずよく修めましょうね」と教えました。私が法を学ぶ時、彼女はいつも私を見て笑い、そして「あなたの頭にお花がいっぱいだよ、とても美しくて、とても多いよ」と言ってくれます。私が彼女に「どれくらいの大きさですか」と聞いたら、彼女はペットボトルの蓋ぐらいだと教えてくれました。

 おばあさんの体はますます良くなりました。息子さんと娘さんたちも悲しみから喜びに変わり、初夏のぽかぽかの日に、子供たちはおばあさんを囲んで座り、九死に一生を得た後の喜びを分かち合いました。更に喜ばしいことに、家族全員が大法の真相を受け入れ、また大法の不思議さも実感しました。

 長男の嫁さんは「私達は家政婦さんに本当に感謝しなげればなりません。お母さんがこんなに元気になれたのは、彼女の素晴らしい介護のおかげです」と言いました。二番目の娘さんは「あなたは本当にいいタイミングで来てくれました。わが一家は救われました。この数年間、私達がどれだけ大変だったかご存知でしょうか? 6人で3交替して、辛酸苦楽、何でも味わって来ました」と言いました。長女は「あなたが来るのが遅かったら、私達はもう崩壊していました」と言い、長女のお婿さんは「あなたはもうおばあさんの三番目の娘です。私達みんな公認します、今後、おばあさんはもうあなたにお任せします」と言いました。これらのすべては大法がこの家族にもたらしてくださった幸せだと私は分っています。

 私はあなただけを信じます

 おばあさんは5人のお子さんがいて、四世代で合わせると、家族全部20数人になります。旧正月やおばあさんの誕生日になると、息子さん、娘さん、お孫さんたちはみんなおばあさんにお金をくれるので、この数年間で8万元ほど貯めました。私にそれを管理してほしいと皆から頼まれました。何度も断りましたが、なかなか断れませんでした。おばあさんも私に「私がここにいるのは、全部あなたのお陰です。もし誰もが法輪功を修煉して、みんな良い人になれたら、どんなにいい事でしょう。テレビを見てごらんよ、恋愛話ばかりで、そうでなければ、離婚するわ、家や土地を奪い合うわ、親子互いに訴訟を起こすわ、まともなことは何もありません。政府はどうして煉功させないでしょうか? あなたは体も丈夫だし、病気にもならない。私が子供達に煉功させようとしても、彼らはその辛さに耐えられないでしょう。ほら、あなたは本を読んだり、体操をしたり(煉功のこと)、夜中にも起き上がるし、忙しい中、本(真相の資料)を配りに行ったりして、あなた達法輪功を修煉する人はみんなそうですか?」と言いました。私はそうだと答えました。私はおばあさんと一緒に暮らしていて、毎日の生活用品は私が買うし、お金も管理しています。野菜市場で野菜を買う時、私は安いものがあれば、絶対高い値段で買わず、できるだけ節約するようにして、一年間で結構おばあさんにお金を残すことができます。お金の使用に関しては、私はとても慎重で、紛失や損失があった場合、すべて自分の財布からお金を出して補充するようにしました。私は帳簿に1つ1つ、非常にはっきりと記帳して、絶対自分が得をするようなことをしません。私は師父のお言葉「大志を懐きながら細かいことに配慮し」 [1]をしっかりと心に刻んでいます。おばあさんの家族はとても私のことを尊敬し、本当の家族のように私を受け入れてくれました。彼らは私が大変だと見て、いつも色々な食べ物を送ってくれて、そしてあなたへのお土産だから、くれぐれも食べてくださいと何度も言われました。

 時々、私は怒るふりをして、「私はいらないよ、送ってこないでください」と言ったりしますが、しかし、彼らはどうしても持ってきて、2、3日以内に必ず食べるようにとか、そうでなければ新鮮でなくなるからとか言い残します。実は本当に食べる時間はありません。修煉は厳粛なもので、決してそのために自分を緩めてはいけないのです

 (続く)

 注:
 [1] 李洪志師父の著作: 『精進要旨』「聖者」

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/10/279324.html)
 
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