家政婦の仕事の中で、真に修煉して人を救う(二)
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子 清泉

 心性の関門を突破する

 あっという間に、7年間も過ぎました。その7年間で、私はあわせて14回も引越しをしました。冬は暖房のあるビルに、夏は平屋への繰り返しでした。毎回引っ越しの時、心には不満がつのり、抵抗を感じて引っ越したくありませんでした。ある日、二番目の娘さんが、また引越しの話をしに来ました。私は顔が熱くなり、手足は冷たくなってきました。私は心性をしっかり守り、くれぐれも爆発してはならなければと自分に言い聞かせ、別に洗う必要のない雑巾を探してきて、それを洗いながら気持ちを落ち着かせようとしましたが、しかし、やはり抑えきれず、彼らに対して不満を言ってしまいました。「どこの家がこんなに頻繁に引っ越しをするのですか?」二番目の娘さん(同修、2005年から修煉)は穏やかに私達に言いました。「淑賢さん(二番目の息子の嫁)は常人です。私達は修煉者ですよ、気を付けましょう」。私はすぐ「修煉者だからどうしたというの? 言わなくても結構、もう帰っていいよ、私は片付けをするから」と言い返しました。淑賢さんは「引越しで、こんなに怒るのですか? 意外ですね」と言いました。

 彼女達が帰った後、私は潜在意識の中で思い切って言ったことに対して、少し快感を覚えました。また二番目の娘さんに文句を言い始め、慰めを求めようとしました。二番目の娘さんはとても厳しく言いました。「今日の事はあなたが間違いました。修煉には偶然な事はありません。すべてあなたの修煉と関係があります。あなたが毎日決まった時間に、決まった場所で真相を伝えていれば、安全の問題があります。また、引越し先にも救わなければならない人がいるかもしれません。師父は私達に何事も他人を先に考えなければならないと説かれているじゃありませんか? あなたはこのせっかちな性格を直さなければなりませんね。おばあさんについていけばいいじゃないですか」と言いました。

 私はまだ多少納得しませんでした。その後の何日間、師父は絶えず私にヒントを与えてくださいました。はさみを使うとはさみが折れ。昼間に電球が私の頭に落ち、粉々に割れ、窓台では1羽のカササギが喧しく鳴きました。この時、私は本当に自分が間違ったと分かりました。すぐに誤りを直そうと決めました。

 中秋の日、私は淑賢さんに会って、誠意を持って彼女に謝りました。「今日はわざわざあなたに謝りに来ました。あの日、私はあなたを大変傷つけたでしょう。師父は私に真・善・忍に基づいて良い人になるよう説かれているのに、私はしっかりと行うことができませんでした。許して下さい」。彼女は「私達はあなたを他人扱いはしたことありません。誰だって思いどおりにいかない場合がある。家族だから、そんなに遠慮することはありません。おばあさんをあれだけ世話しているから、私達がどれだけあなたを感謝しているか、そのぐらいの事は気にしません」と言いました。

 私は早く自分の誤りに気づいて、しかも法理に基づいて直すことができましたので、気持ちはずいぶん落ち着いて、心性も高まりました。

 人を救うのに忙しい

 町に着たばかりの頃、周りに同修はいませんでした。人を救うため、私は数冊のスケッチブックを買ってきて、紙を幅20センチに折って、赤いマーカーペンで「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、天は中国共産党を滅ぼす、脱党して命を守る」と書きました。毎日昼ごろ、発正念をしてから、天候の変化にかかわらず、それを持って出かけました。雨が降っていれば、建物の中に入って貼り、晴天であれば大通りや路地へ貼りに行きました。また隔月に、列車に乗って数百キロを往復して資料を取りに行って、最大の力を尽くして資料を運んできました。

 8月のある日、私は袋いっぱいで25kg程の『九評共産党』を持って帰りました。列車を降りて家へ急いて帰る時のことでした。その日はまだ一口も食事をしていませんでした。ようやく街端の屋台でラーメンを売っているのを見て、値段を聞いてみたら、1杯7元でした。当時、7元は私にとって大変重要でした。私はこの7元を節約できたら、もっと多くの資料が作れると思いました。私は食べずお腹が空いたまま、また出発しました。本当に歩けなくなったら、しばらく休み、また歩き、汗水は首に沿って下へぽたぽたと流し、最後に本当に動けなくなりました。

 その時、私は目の前に一面の林立するビルが見えました。私は自分が何てバカなのだろうと思いました。人を救うことはどこでも、誰でも可能です。ここにも済度を待っている縁のある人がいるじゃありませんか。私は資料を背負って、この林立するビルへ入りました。

 あっという間に、また数カ月が過ぎました。私は師父に地元の同修に出会えるようお願いしました。師父は私のこの心を見ておられました。ある日、私はスローガンを貼る適当な場所を探していました。二人の人がやって来て、その中の一人は優しく私に聞きました。「あなたはこのような服を着て、寒くありませんか?」、私が「大丈夫です。寒くありません」と答えると、彼女はさらに、「あなたは三退で安全を守ることを聞いたことがありますか?」と聞いてきました。私はそれを聞いて、「同修じゃありませんか!」とすぐに彼女たちに抱きついて、涙はぽろぽろ流れました。弟子のために導いて下さった師父に感謝いたします。

 二番目の娘さんは修煉を始めたため、私達二人は協力し合い、とても息が合いました。まずおばあさんの家族に対して真相を伝え、三退を勧め、20余りの人を全員三退させてあげました。派遣会社の従業員50人あまりも、すべて三退をしました。時には、おばあさんをおして散歩するとき、おばさんを見舞に、挨拶してくれる人には、私は発正念をし、二番目の娘さんが真相を伝え、効果はとても良かったです。

 旧正月の時、お歳玉をあげるとき、私は二番目の娘さんと早くも真相紙幣を準備しました。7千元の真相紙幣を、すべて配りました。

 真相を伝え、人を救う、これはいつでも、どこでもすることができます。たとえば客を送る時、ごみを出す時、野菜市場に行く時、私はいつも真相冊子、『九評共産党』、神韻のDVDなどを持って、気軽に縁のある人にプレゼントします。同修たちが印刷する真相紙幣もますます品質がよくなり、種類も非常に多くなりました。常人はたいへん好みます。時々、私はわざと売り場の前でお金を数えて、多くの場合は、彼らは競ってもらいに来ます。ある果物売り場の店主は、「地区会議では字のあるお金を使ってはいけないと言われたよ」と言いました。私は「真相紙幣があなたに好運を運んできますよ」と言いました。それから、何度も、1元の真相紙幣を百枚ぐらい届けに行きました。毎回、ありがとうと連発されました。

 会社社長の慈善行為

 私達の派遣会社の社長も真相を知りました。ある日、社長は私に「この二三日、警官が二回も来て、あなた達の会社に法輪功をする人がいるかどうかと聞きました。いるなら告発しなさいと言われました。私は、ここはみな職場を離れたアルバイトの人たちです。法輪功をする人はいないと答えました」と教えてくれました。

 その数日後、社長はとても真剣な顔で、「私はあなたの師父に仏堂を設けようと思っています。良い位置を選んで、あなたは師父の法像のサイズを測ってくれませんか? 私は大工さんを探して来て、よく設計して、戸棚を作ってもらいます。棚を二段にして、法像を置いて、香炉を置いて、布のカーテンを掛けて、扉をつけます。朝晩、あなたの師父にお線香を立て、果物を供えます」と私に言いました。また「仏堂の位置の向きはどこがいいですか、何か決まりはありますか?」と聞かれました。私は「あなたは二つの良いことをしました。功徳無量です」と答えてあげました。

 (完)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/10/279324.html)
 
関連文章