父の理解
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文/黒竜江省の大法弟子

 【明慧2013年10月2日】私と母、それから母方の祖母一家は1996年に法輪功の修煉を始めました。母は当初、重症の肝炎、頭痛があり、畑仕事をするのも大変辛いものでした。法輪功を学んでから、とても短い間に、これらの病気はすべて全快しました。祖母一家でも、法輪功の病気治療と健康保持の効果はさらに顕著でした。祖母はもともと静脈瘤を患っており、その苦痛に悩まされていました。修煉後、完全に回復し、この10数年来、1粒の薬も飲んだことはありません。

 父はこれらのことを全てその目で見てきました。私達がもし法輪功を学んでいなければ、医療費だけでも大変な額になることが父には分かっています。その上、母と祖母が法輪功を学んだ後、まったく別人のように人が変わりました。母は父に優しくなり、さらに細かく配慮するようになりました。祖母もそうでした。父と母の意見が対立した時、祖母はいつも公平に判断し、母ばかりを庇うようなことはしなくなりました。それによって、家族は睦まじくなり、和気あいあいとしています。このすべての変化を父は見てきました。

 1999年7.20、江沢民集団が中国共産党政権を利用して、法輪功への迫害を開始しました。それ以来、私の家でも多くの法輪功修煉者と同様に、不当に取り調べられ、拘束、罰金、労働教養などの迫害を受けました。父はもともと、とても正直な人で、胆っ玉は小さく、迫害が始まった当初、「煉功させないのであれば、やめた方がいい」と、父は私と母に勧めました、母と私は「私達の今のこの健康な体は法輪功から授かったのですよ。私達の道徳性が向上したもの法輪功の修煉によるものです。法輪功を学ぶ過程で、私達は心身ともに恩恵を受けており、それでも学び続けることを放棄することができますか? ましてや古から『一日の師は一生の親』と言います。私達は大法から深く恩恵を受けていて、大法が無実の罪をきせられている時、私達が家に隠れてしまうとは、私達はどんな人間になのでしょうか? それなら、『人の危急につけこんで打撃を加える(井戸に落ちた人に石を投げ入れる)』のと同じではありませんか。あるいは『上手く立ち回るずるい人間』の部類に入るのではないでしょうか?」と言いました。父は沈黙してしまいました。

 それからは、毎回警察が妨害しに来た時、父はいつも「あの親子は法輪功を学んで、健康になりました。それは、私が見てきました」、あるいは「あなた方があの2人に学ばせないのなら、病気になり、寝込んでしまったら、医療費を払ってくれますか?」と警官に言います。警官はそれを聞いて、答える言葉はありませんでした。

 その後、私は不当に拘禁され、労働教養所に入れられた時、両親が面会に来てくれました。母は私に、家では、父はずっと母を励ましていたと言い、さらに、父は「私達はしっかり頑張ろうね、息子が中で心配しないように、息子を励ましてやらなければ」と言ったそうです。

 私が帰って来た後、また母から聞きました。「あの頃、お父さんは家での仕事が大変でした。しかし、お父さんは『修煉のために不当に拘禁された息子に心配をかけてはいけない。私もしっかり頑張らなくちゃ』とよく言っていたわ。それで、夏、摂氏70度の仕事場で仕事をしても、お父さんは暑いと感じなかったそうよ! また、ある日、自転車で出勤していた時、急な下り坂で、前輪と車体が繋がる箇所が突然折れて、お父さんは投げ出され、膝を打って出血し、首の付け根をフォークに刺されてしまったの! 傷はそれほど深くなかったけれど、出血した。しかし、3日で治ったのよ」

 父がこのようなことを経験してから、法輪功の資料は何でも見るようになりました。母は時々からかって言います。「何か会得して分かったことがありますか」と聞くと、父は「私は学んではいないが、法輪功の素晴らしさは分かるよ。また、これは大変貴重なものだとも分かっている。私も心からあなた達を理解し、支持しているよ。あなた達がやったすべてのことは他人のためで、自分のためではないことも知っているよ」と言いました。

 この話を聞いて、私は心から本当に嬉しく思いました。中国本土で法輪功が迫害されているこのような環境の中で、私の父のように黙々と私達を理解し、支持している家族や親戚、友人がどれほどいるのでしょうか?

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/9/27/280374.html)
 
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