文/海外の大法弟子
【明慧日本2013年10月17日】尊敬する師父、こんにちは! 同修の皆様、こんにちは!
師父が法を正す期間、弟子達にかつてない修煉の機縁を下さったことに感謝します。私達は必ず法を正す期間の修煉の道をしっかり歩みます。私は中国領事館の前での活動を10数年守り通してきた同修に、どのような感想があるか聞きました。彼女は「守り切る、それだけです」と答えました。その通りです。私達はここで迫害が終わるその日まで守り通します。その時、私達は心の中で自分に「私達はやるべきことをやった」と言うことが出来るでしょう。
一、人心を修め、憎しみや闘争心を捨てる
領事館の周囲は至る所に監視カメラが設置されています。同修は私に「海外にいる中国共産党のスパイが、もし誰かを迫害したければ、一般人を装って、猛毒をつけた傘や何かを持って、体あたりすれば、その人を慢性中毒で死亡させることが出来る」と教えてくれました。海外にいても、恐れる心を取り除く環境は同じです。師父は私達に説かれました。「わたしは根を宇宙に下ろしているので、あなたを動かせる人がいれば、このわたしをも動かすことができることになり、はっきり言って、その人はこの宇宙を動かすことができることになります」[1] 誰が私達の師父を動かせるでしょうか?! 邪悪な迫害の環境でも、心の中に法を刻んで歩んできたのに、なにを恐れるのでしょうか? 師父はいつでも、どこでも私達の回りで見守ってくださいます。あの監視カメラだって、常人が近代科学で作り出したものではないでしょうか? 中国共産党のスパイだって、常人に過ぎないのではないでしょうか? 私達は法を正す時期の師父の大法弟子で、神の道を歩む大法修煉者です。「誰が誰を恐れているのでしょうか?」[2] 掲げている横断幕に中国語と外国語で「中国共産党は法輪功学習者の生体から臓器を摘出している」、「8千万の人が中国共産党の暴政によって死亡」、「江沢民、羅幹、劉京、周永康を法律に従って処罰せよ」、「中国共産党は滅亡する」と大きく書かれ、カラー写真入りで、中国共産党の悪行を暴き出して、毎日人々に展示しているため、本当に邪悪をびくびくとおびえさせています。私達は正念をもって、何も恐れず、ここでしっかり人を救い続けました。
ほとんど毎日のように、中国人観光客が買い物や食事のため、このあたりに来ます。ここは私達が真相を伝えるよい機会となります。私達は穏やかな態度で彼らに真相資料を渡し、善意に説明します。しかし、一部の真相の分からない中国人は毒々しい言葉を発したり、知らん顔をしたり、白い目で見たりします。ある日、学生の旅行団がきました。その中の高校生のような太った女の子は真相資料を受け取らないだけでなく、下品に中指を立てて揺らし、最後に、バスに乗って去って行きました。このような人達に直面した時も、私達は慈悲心を持って、彼らに真相を伝え、彼らを救わなければならないのです。最初は、心の中で本当に耐えがたいものがありました。しかし、それは自尊心と怨恨の心だとすぐに意識し、党文化によって詰め込まれた憎しみや闘争心を必ず取り除かなければならず、それらが出てきたら、ちょうどそれを根こそぎにするチャンスです。師父は私達に説かれました。「修煉者には敵はおらず、誰も大法の敵になる資格はありません」[3] 大きな善の心と大きな忍の心がなければ、今の中国人をどうして救うことができるでしょうか? 中国人に真相を伝える中で、私の気持ちは次第に広くなりました。
厳寒の中、酷暑の中、風の日、雨の日に、一時間、一時間とそこに立ち、微笑みながら歩行者に真相材料を手渡しました。初冬のある日、突然大雨が降り、雨はみぞれに変わりました。私の服は濡れて凍りつき、つるつるになり、横断幕も凍って、かちかちになりました。体が疲労と辛さを感じるとき、安逸心が出やすいのです。時間が経つのも遅く感じ、家に帰って暖まりたいと思うようになりました。領事館の前で10数年間活動してきた同修はこう言いました。「ある日、彼女の状態はあまり良くありませんでした。領事館の前に到着して見ると、その日は彼女一人だけでした。横断幕を掛けたとき、突然心の中がとても辛いと感じ、帰りたくなりました。その時、師父の詩が脳裏にぱっと現れました。『大覚は苦を畏れず 意志は金剛より鋳られる』[4] あの時、彼女はまだ師父のこの詩を暗唱することはできなかったのです。彼女はすぐに、師父が彼女に残るよう励ましてくださったことを悟りました。彼女は断固として妨害を排除し、残って真相を伝えることにしました」。もう一人の年配の同修が、一人の衆生に真相を伝えたら、その人は「握手しましょう」と手を伸ばしてくれました。すると、相手の人は「あなたの手はとても冷たいですね」と言ったそうです。それはそうでしょう。零下18度の気温の中、彼女はすでに外で2時間も立ちっぱなしでした。一人の中国人は傲慢に「私達は海外旅行ができるが、あなたたちはここに立って新聞を配るしかできないのかな」と言いました。彼らは理解することができないでしょうが、私達はあなた方のために来ているのですよ、それが彼らには理解できないのです。ある日、旅行団の一人の少女が私に聞きました。「あなたはお腹が空かないのですか?」。 私は彼らがホテルに食事に行く道中で真相資料を配っていました。多分、彼女は私が大変だと思ったのでしょう。私は大変だと思うとき、心の中で自分に言い聞かせます。「ここに立つことのできる生命はどんなに幸運でしょう。私達は最も意義のある事をやっています! 宇宙の神々も私達をうらやましがっています」。そう思うと、私はとても楽しく感じるようになります。
二、人を救うことを急ぐ
毎日、私達が領事館の前で真相資料を配るとき、師父は縁のある人を私達の近くに導いてくださいます。通りかかる人は横断幕に目を惹かれ、ほとんどの人は真相資料を受け取ります。一部の人は足を止め、詳しく真相を知ろうとして、中国共産党の法輪功修煉者に対する生体臓器狩り制止の署名にサインし、迫害に反対する活動に参加し、すばらしい未来を選択します。
中国からの旅行団は比較的多く、ほとんど毎日観光バスがここを通ります。多いときは、一日4~5台の大型バスが来ます。私達は「中国人観光客は内心からとても真相を知りたがっている」とますます感じるようになりました。なぜなら、前の人が手を伸ばして真相資料を受け取ると、後の人はほとんど誰もがもらうようになり、また真相資料が欲しいと言う人もいます。しかし、もし前の人が受け取るのを恐れていれば、後の人もほとんど受け取る勇気がなくなります。特にガイドさんや団長などが、彼らに資料を受け取らないように注意したり、監視カメラに撮影されているから、帰国後に面倒だと言われたりすると、資料を受け取る人はさらに少なくなります。この時、私達は話をして聞かせます。中国共産党の邪悪な行為、臓器摘出のこと、残虐な迫害、天災人災などを話して、「天は中国共産党を滅亡させるのです」と伝えて、真相を知ることは救われる唯一の希望だと教えてあげます。こうして、一部の人は領事館の前で三退しました。
時には、一人でそこに立って、多くの中国人と向き合い、特に、虚言に騙された人から悪意を向けられると、焦りと心配が出てきて、自分の力不足を感じます。その時は、師父がそばにいらっしゃると思って、師父に加持をお願いして、知恵を絞って話をします。私は、よく発正念をして、他空間の邪悪な要素を一掃してから、観光バスに向かいます。運転手さんに礼儀正しく挨拶して、外国語の真相資料を運転手さんに渡します。ほとんどの場合、彼らから同意が得られ、バスに上がらせてもらって、中国語の真相資料を座席にきちんと置かせてもらいます。降りるとき、心から運転手さんに感謝して、彼らを祝福します。
ある日、大型バスの出発を待つ中国人観光客は、ほとんどバスに座っていました。私は運転手さんとガイドさんの同意を得て、資料を持って車に乗りました。前から一人一人に資料を配ると、ほとんどの人は黙って受け取り、開いて読みました。このとき、ある50代の女性が「法輪功が乗車して宣伝に来たよ!」と叫びました。しかし、彼女に応じる人はいませんでした。彼女はつまらなくなって、口を閉じました。彼女の前に来たとき、彼女も真相資料を受け取りました。最後の3列まで来たとき、資料が足りなくなり、私はバスから降り、取りに行ってきて、全員に配りました。大型バスはゆっくりと発車しました。私は彼らが資料を読んでいるのを見ました。師父に感謝します。師父にお礼を申し上げます! 師父がすべて按排してくださったと分かります。私達が正念を持ってしっかり実行すれば、衆生を救うことができると思いました。
(続く)