「法輪大法は素晴らしい!」の一語に尽きる(二)
■ 印刷版
 

文/江蘇省の大法弟子

 二、世間の人は「法輪大法は素晴らしい!」と称賛

 私は北京から無事に家に帰り、いつも通り出勤し、法を学び、煉功し、また真相を伝えて衆生を済度しました。2001年3月、ある同修は真相資料を配った時に警官に不当連行され、心性を守れず私を密告しました。私は仕事帰りに派出所まで連行されました。私は断固として協力しなかったため、その夜、市の留置場に入れられました。

 留置場の環境は非常に悪かったのです。20数人が12、3平方メートルの部屋に閉じ込められ、飲食もトイレも全部その中で行います。寝るのも1人あたり30センチ弱の広さしかありません。寝る時は2人1組で、頭を違う方向にして体を横にし、仰向けでは寝られませんでした。囚人は少しのスペースのためによく殴り合いをしました。この部屋の多くは入所間もない人ばかりで、いろいろな人がいました。一番威張っている人は巨額なお金を着服した人で、人に対してとても凶悪だということでした。その夜、私は太ったロシアの売春婦といっしょに寝るよう指示されました。その前に、彼女と一緒に寝るのをみんな嫌がっていたと知らされました。彼女は麻薬を使用していたため、体に多くの注射跡がありました。

 一晩過ぎて、同室の人はみんな私を見直し、私は凄いと言われました。朝起きてから、20数人の排出物がいたるところにあって、もうきれいな場所はありませんでした。「私は大法弟子で、どこにいても大法弟子の称号に合わなければならない」と思いました。私は黙々と掃除を始めました。食後、食器を洗う人がいなければ、私は洗いました。一番威張っていた人すら感動して、彼女は「今まであなたのような人に会ったことがない」と言いました。そこで、私は正念と優しい気持ちで彼女たちに真相を伝えました。当時、天安門焼身自殺事件が捏造されて、よくテレビで放送されていました。彼女たちも大いに毒害を受けていました。私は病院で働いているからわかりますと説明し、医療関係者の視点から「その劉思影という女の子は咽喉を切り開いているのに、どうして話すことができるでしょうか? 彼女は話すだけでなく、歌も歌っていますが、それは可能ですか? 広範囲にやけどがある場合、やけどの部位を開いたまま無菌処理しかできないのに、どうして捻挫のように包帯で包んで治療をするのでしょうか?……このような一連の例を挙げて、これはお芝居で、でっち上げで、法輪功に罪を着せるためにやっていると説明すると、彼女たちはみんな理解しました。この時、私は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を教えました。彼女達はほとんど受け入れてくれました。一部の人は将来に対してとても悲観的で、「私たちは犯罪者で、法輪功がいくら良くても、自分には役立ちません」と言いました。私は「あなた達は悪を捨て、善を行い、宇宙の特性である真・善・忍に同化すれば、きっと素晴らしい未来があります」と言いました。何人かの若い女の子は私に「あなたと知り合うのが遅かった。あなたを早く知っていれば、ここへ来ることはなかったのに」と言いました。またある人は「人間が身を処する道理が分かりました。法輪功の良さが分かりました。ここから出たら、法輪功を修煉します」と言いました。

 6日間の付き合いで、彼女たちは本当に私を好きになり、内緒話も私に言えるようになりました。7日目、私は別の監獄室に移されました。別れる際に、彼女たちは私の手を握って、別れたくありませんでした。ロシアの太った女の子は私に親指を立てて、中国語で「法輪大法は本当に素晴らしいです! 法輪大法を修煉する人は本当にすばらしいです!」と言いました。ある人は「ここから出たら、あなたを探しに行きます」と言いました。私は「私もあなた達と再会したいです。私達には縁がありますから」と言って、彼女たちに手を振って別れを告げました。彼女たちはみんな涙を流しました。

 新しい監房には4人の同修がいました。ここの環境はすでに前の同修たちによって正され、みんな邪悪に協力せず、囚人服を着ないで、拘置所の規則を暗記しませんでした。わたし達は法を暗唱して交流し、相互に助け合いました。私たちは、人々に大法の真相を伝えて、大法の素晴らしさと真善忍のこの次元での法理をもって、彼女たちの道徳の良知と善の心を引き出し、同時に、汚い、きつい仕事を進んでやり、助けを必要としている受刑者を助けました。私は自分の洋服を彼女たちにプレゼントし、お金も彼女たちに貸しました。一方、私の生活は質朴で、高い食材を決して買わず、まずい大鍋料理(古い野菜の葉や茎を、少し入れて煮たもの)を食べていました。その理由を聞かれたとき、私は、「私達修煉者は何を食べても構いません。腹がいっぱいになればいいのです。私たちには師父の助けがあるから」と言いました。彼女たちはまた「私達もあなたに学んでいいですか?」と聞きました。私は「あなた達は、今はまだ駄目です、今まで通りに食べてください。常人は栄養が必要です。師父は弟子だけに責任を持たれるのです」と言いました。彼女たちは「この法輪功は本当に素晴らしいですね。心から習いたいです。ここから出る日があれば、私は必ずあなたを探しに行きます」と言いました。私は「今から、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じれば、効き目があります。この功は心を修めるもので、師父はその心を見ておられます。誠心誠意に信じれば大丈夫です」と言いました。彼女たちはみんな分かったと言いました。

 留置場側が受刑者を室外に一時的に出す時、各監房の人が皆出て来ます。みな私達大法弟子に対して、異なる形で敬意を表わしました(当時、多くの大法弟子が不当連行されており、ほとんどすべての監房に大法弟子がいました)。一部の人は私たちを直接「法輪功」あるいは「真善忍」と呼んでいました。挨拶する時「法輪功こんにちは! 真善忍こんにちは!」と言いました。真相がわかった刑務所の警官は見て見ぬふりをして、聞き流しました。中には私達に敬礼して挨拶する人もいました。当然、真相を聞かない刑務所の凶悪な警官もいました。

 私は不当連行され留置場に28日間拘置されました。師父のご加護のもとで、正念をもって正しく行い、留置場から出てきました。黒巣の中で私は飢えや寒さを耐え忍び、暴力や暴言に耐えてきました。しかし、今日これを書き、振りかえって見れば、なんでもなかったように思います。しかし、涙だけがぽろぽろとこぼれてきました。私は「これは慈悲深い師父が私のすべて引き受けてくださったのだ」と心の中ではっきりと分かっています。

 (続く)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/11/2/282126.html)
 
関連文章