私は諦めない
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文/遼寧省大連市の大法弟子

 【明慧日本2013年11月30日】真相を伝えることは、私にとってとても苦手なことで、これを始めて以来、効果は少ないのですが、私はずっと諦めず、師父(法輪功の創始者)と大法を固く信じて、いつかきっと自分を突破できると信じています。

 私と同じ職場で、30年以上一緒に働いた副校長Aさんの家を、私はここ10年来30回以上も訪ねて、彼に真相を伝えていましたが、本題に言及すると、彼は顔色を変えて怒り出し「法輪功のことを言うのなら、早く帰ってください。言わなければ、家で食事でも一緒にしましょう」と言います。

 最初のころ、私は心の中でとても嫌な感じがして、帰り道に彼を恨んだり憎んだりもしました。その後、師父は衆生済度についての法理を多く説かれて、私も衆生済度の重要性を次第によく理解できるようになりました。今、地球上の縁のある衆生はみんな大きな由来を持っており、一人を救えば、その人の背後の計り知れない生命も救われることになります。私は「貴い中国人」の内包について、新たに理解することができました。

 同時に、Aさんも中国共産党に毒害された一員であり、私は彼に対する偏見や憎しみを放下して、諦めずに彼を救っていきたいと思いました。そこで、私は相変わらず毎年3回ぐらい、彼の家を訪ねています。

 旧正月の後、私は例年どおりに彼の家を訪ねました。意外にも79歳の彼に痴呆症の前兆が現れ、記憶を失って、昔の同僚の名前さえ思い出せませんでした。同年齢の奥さんも猫背になり、高血圧(最低血圧が100、最高血圧が200)と、ひどい胃炎を患って、歩く時に両足がとても重いそうです。このまま生活できなくなったら、彼を精神病院に入れると奥さんは言っていました。私は今回、天安門焼身自殺事件の真相、中国共産党の法輪功に対する迫害の真相、中国共産党の末日、人類の大災難などについて詳しく話しました。今回、Aさんは怒って私を追い出すなどはせず、とても親切に接待して、共産党組織からの脱退を声明し、また法輪功を学びたいと言いました。誠意を示すために、彼は20年近く大切に保存していた「中国共産党員の証明書」を探し出して燃やしました。奥さんも共産党組織から脱退しました。

 それ以来、私は毎週のように彼の家に行き、手に入るすべての真相DVDや小冊子を彼らにあげ、また彼らに『轉法輪』と各地での説法や経文も提供しました。

 2カ月経って、年配の2人に心身ともに奇跡的な変化が起こりました。2人とも薬を飲まなくなり、Aさんは元気になって、家事の手伝いまでできるようになりました。本を読むスピードが日ごとに早くなり、2日間で『轉法輪』を一通り読めます。彼は80歳近くの老人で、法を学ぶ前は意識がぼんやりして、奥さんがお椀と言ったら彼は箸を持ってきて、スプーンと言ったらお皿を持ってくるほどだったのです!

 奥さんの変化はもっと奇跡的でした。学校で2年しか学んだことがなく、『轉法輪』の中の文字をほとんど読めない奥さんは、師父に助けを求めた後、翌日なんと『轉法輪』を順調に読めるようになりました! 今、彼女はすべての大法書籍を読むことができます。

 ある日、奥さんが『轉法輪』を開くと、文字がきらきらと金色の光を放ち、文字が卵くらいの大きさになり、文字の背後に師父の法身が無数にいました。彼女は私の背後に立っている師父の法身も見え、また一つの巨大な手がAさんの頭上で何かを掴もうとしている光景も見えました。彼女の血圧は正常値になり、胃の痛みもなくなり、歩く時、全身が軽やかで、猫背も治り、毎日の家事や買い物をしても疲れなくなっています。子供たちは「お母さんが別人に変わった」と言っています。今、彼ら夫婦は毎日、煉功学法をして、親戚や隣近所に法輪功の真相も伝えています。

 年配の2人が真相を受けとめて修煉を始めた経歴を思い出すたびに、私は感無量になります。衆生済度は自分の責任であり、諦めないかぎり、私心に由来する観念や偏見を捨てさえすれば、師父はきっと目の前に道を切り開いてくださいます。つまり「修は己にありて、功は師にあり」の通りです。現在の私は、毎日出かけて真相を伝えると、心が浮き浮きして嬉しくなります。もしも美味しい食事を準備するなどのために終日家から出ず、真相を伝えなかったら、とても心が空しくなったでしょう。

 今後、しっかり学法をして執着心を取り除き、より多くの衆生を救って、師父の慈悲なる済度に応えられるように、精進していきたいと思います。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2013/7/9/276422.html)
(English: http://en.minghui.org/html/articles/2013/9/28/142433.html)
 
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